第9回『美容医療最前線』~1
ニキビ治療やシミ取りレーザー、脱毛など、“美容皮膚科で受けられるものってそのくらいでしょ?”と思っている人、大間違い! 最近では、これまで外科的手術でないと改善が難しいと思われていたボディやフェイスのシルエットまでがメスを使わない美容皮膚科の対象に。その最新情報をレポート。
美容皮膚科で受けられるボディラインのシルエットのための最先端ケアって、どのようなものでしょうか?
たとえば、太ももやふくらはぎを細くする、がっちりとした肩を華奢に変える、あるいは、ウエストやヒップラインを整えたり……などです。
これまで外科的手術が必要だったものや、痩身のために膨大な時間と費用が必要だったものが、メスを使わずに、できるようになってきました。
太ももやふくらはぎが、簡単に細くなるってことですか?
はい、そうです。現在、美容皮膚科で可能なシルエットのケアの選択肢は、6種類ほどあります。
そのひとつひとつを教えていただけますか?
まず、①「ボトックス注射」があります。
ボトックス注射は、シワのケアだけでなく、“小顔にする”“ふくらはぎを細くする”などのケアにも用いられています。ボトックスは筋肉と神経の接合部に作用し、局所的に筋肉の働きを弱めることができる薬剤。筋肉の収縮時に産生されるアセチルコリンという物質の働きをブロックする働きをもっているので、これによって筋肉の働きを抑制することができるのです。
ふくらはぎを細くする場合は、ボトックスをふくらはぎの筋肉に直接注射し、筋肉の収縮力を抑えることで、使われなくなった筋肉が少しずつ萎縮し、脚がだんだんと細くなります。
どんな脚の人に効果があるんですか?
この施術方法は、ふくらはぎの筋肉が発達している人に効果的です。張っていたふくらはぎの筋肉が細くなることで、細く女性らしい脚になります。ただし、筋肉を萎縮させるわけですので、筋力の低下がともなう場合もあります。施術を受ける際は、信頼できる医師とよく相談してから行うようにしてください。
あまりおすすめしないのは、脂肪で脚が太いタイプ。筋肉太りではなく脂肪太りの方には、脂肪溶解効果のある治療法のほうが適しているといえます。

脂肪溶解注射のことですね。それは、どんな治療法なんですか?
②「脂肪溶解注射」とは、気になる部分の皮下脂肪部分に直接薬剤(フォスファチジルコリン等)を注射し、脂肪を溶解・分解させる治療法です。溶解された脂肪は老廃物となって、いったん血中に取り込まれた後、分解され、最終的には尿や便として排出されます。脂肪溶解注射は脂肪吸引と同様に、脂肪細胞の数そのものを減らすことができます。脂肪のつき方にもよりますが、効果を実感するには、同じ箇所に3~5回注射する必要があり、何度かクリニックに通っていただくことになります。
ただ、「注射が嫌い」「怖い!」という人も多いのですが……。
そういった方には、③「タカミ式メソダイエット」のように、針を使わずに微弱な電気の力で脂肪溶解剤を導入する施術がおすすめです。皮膚を傷つけることなく、痛みもなく、ダウンタイムもありません。











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