1. 生きていくスピードの速い遅いが人生を丸ごと変える|斎藤薫の美容自身

斎藤薫の美容自身2

2016.12.14

生きていくスピードの速い遅いが人生を丸ごと変える|斎藤薫の美容自身

人気連載「斎藤薫の美容自身 STAGE2」。 今月のテーマは人生、生きていくスピードの速い遅いが人生を丸ごと変える、について。毎月第2水曜日更新

生きていくスピードの速い遅いが人生を丸ごと変える|斎藤薫の美容自身
齋藤 薫
ビューティジャーナリスト
by 齋藤 薫

仕事が速い、あっと言う間に片付ける人って、人として格上

人それぞれ、生きていくスピードは違う。例えば朝の身支度一つとっても、ゆっくりじっくり1時間をかけなければならない人と、ベッドを出て5分で出て行ける人がいる。最低3ヵ月かけないと交際できない人と、出会ったその日からお付き合いが始めてしまえる人がいる。

そして、やらなければいけないことを今すぐやる人と、いつかいつかと先延ばしにする人がいる。問題をすぐ片付ける人と、いつまでも放っておく人がいる。そういう意味でのスピードの個人差が、一体どれだけの差になるのか? 考えたことがあるだろうか?

その違いに改めて気づかされたのが、他でもない、今日本で一番仕事をたくさんこなしている人、小池百合子東京都知事の仕事っぷりを垣間見た時だった。マスコミの注目度の高さを意識してのこともあるのだろうが、あの人、毎日毎日違うことをしている。もうそれは小気味よいほど、胸がすくほど鮮やかに、毎日毎日新しいことを片付け続けている。何という手際の良さ、何というスピード感だろう。この仕事の速さに快感を覚えて、それまでむしろこの人に違和感を覚えていた人までが、すっかりファンになっているとも聞く。傍観しているだけで重いストレスまでが一気に取り払われるような、痛快感がある。痛快丸かじりな”勧善懲悪のアクション映画”を観た時のような。

そして改めて悟ったのだ。仕事が速いってすばらしいと。ある、若き女性社長も、異様に仕事が速い。何か思いついた途端に動き出す。そして翌日にはもう構想ができていたりする。決断も早いから、それが不可能だとわかればすぐ次のアイデアを練り上げている。だからその会社、目覚ましい勢いで伸びているのだ。すぐやるか、そのうちやるからと思うだけか、その差がどれだけ大きいか、その人を見ていると切実に思い知らされる。人生の密度濃度にして、平気で10倍位の差がついてしまうはずで、それを単なる個人差というふうに片付けてしまうと、何か人生とても大きな損をするような気がしてならないのだ。

いやそれ以前に、仕事ができるできないって、そもそもこの”速さ”のことを言うのではないか。例えば新入社員の能力を測る時、何か大それた仕事させなくてもほとんど初日でそれが見えてしまうと、ある人は言った。何か頼んだ時、仕事が早いか遅いか?それだけで実はあっという間に判断できてしまうと。もちろん丁寧すぎて何をするのでも時間がかかる、ちょっと不器用だけれど才能を持っている者はたくさんいる。でも、人生を丸ごと捉えた時に、その密度濃度を考えたらやっぱりスピードは大事。

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