1. 実は間違いだらけ!インフルエンザの真実

2017.01.15

実は間違いだらけ!インフルエンザの真実

「インフルエンザ」と聞くだけで、すぐに病院に行かなくては!と思っていませんか?医師・感染症コンサルタントの岸田直樹さんによると、インフルの治療には、「検査もしないし薬ものまない」という選択肢もあるそうなんです!

実は間違いだらけ!インフルエンザの真実
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もしかして、インフルエンザ!?

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インフルエンザのシーズンになってきました。2009年にインフルエンザパンデミックが起こった影響もあり、より注目される感染症になりました。

インフルエンザって怖い……だから、感染したのではという気がしたら、

・はやく医療機関に行って検査をしてもらわないと!
・はやく抗インフルエンザ薬を飲まないと!!
・検査が(+)なら会社に連絡、(-)なら大丈夫、その確認をしないと!!!

と思っている方が多いかもしれません。しかし、事実はちょっと違います。

誤解のないように言いますが、後述するように、確かにインフルエンザには重症化しやすいハイリスク患者層がありますし、予防接種は必ず受けるべきです。

しかし、その診断、また治療のために誰もが病院に行くべきかというと、話は変わります。実はインフルエンザの診断は絶対ではありませんし、自宅療養で治る病気、すなわち“セルフケア疾患”と言えるのです。

えっ、と思われる方もいるでしょうか。「CMでも早く診断、治療のために病院に、という情報が流れているでしょ!」そう思われている方には、いち医師としては本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

もちろん、そのような考えがすべて間違いとは言いません。でも、もしみなさんがちょっと立ち止まってインフルエンザについて考えていただけるのであれば、ぜひこの記事をゆっくり読んでみてください。

インフルエンザ診療をやりすぎている

筆者は、日本は「過度なインフルエンザ診療」の状況にあると思っています。実際、秋冬は救急外来・小児科外来などは風邪症状の患者さんでごった返しています。

するとどうなるか。対処すべき救急患者さんの診療が遅れることにつながったり、十分な診療ができない、といった状況も多々生まれているのです。それに、もどかしさを感じている医師は少なからずいます。

このあふれかえる患者に対応するために、大して診察もできぬままに「まずは検査をして、(+)なら抗インフルエンザ薬を処方。(-)だったら抗菌薬……」と自動販売機でもできるような診療となっています。

インフルエンザの診断が”絶対視”されているのか、近年、検査で(+)が出るまで毎日でも病院に通う人が非常にたくさんいます。しかし、インフルエンザもそうですが、ウイルス感染症でウイルス量が多いのは発症して高熱が出ている最初の期間です。その時期にせっせと病院通いすると、伝搬してしまうリスクがあります。

しかし、「インフルエンザも自宅療養が可能」と認識してくれる方が増えれば、過度な外来受診による感染を防ぐことができます。インフルエンザ流行のピークの波の高さをワンランク下げることだって、十分可能と思います。

次は、”抗インフルエンザ薬不要!?”の症状について、詳しく説明します……

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