1. フォトジェニックなおつまみレシピ!【アペリティフ時間を楽しもう】

2017.05.18

フォトジェニックなおつまみレシピ!【アペリティフ時間を楽しもう】

フランスの「アペリティフ」という習慣をご存じですか?ワインやおつまみを持ち寄って、ディナーの前に一杯。仕事時間からプライベート時間へ切り替えるときの大切なひとときが「アペリティフ」なのです。『ゆでたまごを作れなくても幸せなフランス人』の著者・町田陽子さんに、フランス人にとってのアペリティフの大切さ、楽しさを語ってもらいました。

フォトジェニックなおつまみレシピ!【アペリティフ時間を楽しもう】
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アペリティフはフランス人の生活にとって何?

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フランス人にとって、アペリティフはたんなる食前酒=飲み物をこえた、人生に必須の習慣です。

仕事から家に帰って、シャワーを浴びて、家族や友達と一杯のアペリティフを飲みながら、今日あったことを話したり冗談をいって笑いあったり、というなんでもない日常的な習慣ですが、それはオフィシャルな自分から素の自分に戻る大切な時間なのだと思います。家で、バーで、友人の家で、ちょっと一杯、オリーブなどをつまみながら過ごすアペリティフ時間は、リラックスして生きるための潤滑油のようなものなのです。

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また、休日に友人と家で食事をするときなどは、昼でも夜でもいきなり食事には入らず、まずはアペリティフをすすめるのが普通。いわゆる食前酒ですが、そもそもの目的は食欲増進。食欲だけでなく「おしゃべり欲」増進剤でもあります。夏なら、テラスや庭で各自好みの飲み物を手に、おしゃべりに興じます。プロヴァンスだと、女性ならロゼワインや甘口ワイン、シャンパン、男性はパスティスというリキュールを水で割って飲む人が多いです。

これはレストランでも同じで、席に着くと、まず、「何かアペリティフでも飲まれますか?」と給仕から聞かれます。それを飲みながら、さて、今日は何を食べようかなと、メニューをゆっくり選ぶのです。

私のいつものアペリティフ

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あくまでも日常の一コマなので、特別なおつまみなどはなく、冷蔵庫にある作り置きのペーストなどを薄く切り、トーストしたバゲットにのせて、ワインを1杯ていど。友だちを呼んだりするときは、普段より少し手をかけます。といっても、ソシソン(フランス版サラミ)を切ったり、パテを出したり、拙著でもレシピを紹介したソーセージパイを作ったり。とはいえ、目的は飲んだり、食べたりではなく、おしゃべりなので、さっと簡単にできるものが中心です。そして、興がのれば深夜におよぶこともあるのが、こちら本場の「食前酒」スタイル。

夕食を兼ねたアペリティフ(Apéritifs dînatoires)を用意することもあります。ディナーを招待するとなると、それなりに前菜、メイン料理、チーズ、デザートをそろえますが、この夕食兼アペリティフだと、居酒屋感覚でおつまみ料理をいくつか用意すればよく、気がラク。たとえば、ケークサレや野菜のタルト、生ハム類、具だくさんのサラダ、焼き鳥風の串焼きといったものを、簡単につまんで食べられるようプレゼンテーションすると、話に集中でき、不思議と話も弾みます。

知り合いになった人と、もう少しお近づきになりたいというときにも便利なのが、アペリティフ。コーヒー1杯じゃ短時間すぎるし、いきなりディナーじゃ誘われる方もちょっと重い。アペリティフの気軽さがちょうどいいのです。そして、誘われたら、誘い返す。そうやって、友情が育まれていきます。

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