1. 人は、丁寧に生きるほどに、10年ごとに別の人生を生きることになる!【齋藤薫】

斎藤薫の美容自身2

2017.07.12

人は、丁寧に生きるほどに、10年ごとに別の人生を生きることになる!【齋藤薫】

人気連載「斎藤薫の美容自身 STAGE2」。 今月のテーマは"人は、丁寧に生きるほどに、10年ごとに別の人生を生きることになる!”について。毎月第2水曜日更新。

人は、丁寧に生きるほどに、10年ごとに別の人生を生きることになる!【齋藤薫】
齋藤 薫
ビューティジャーナリスト
by 齋藤 薫

一つのことを10年でやり遂げて、ムクムク次のことがしたくなる

20代ではまだわからない。30代でもまだ曖昧なのだろう。でも40代になったら、ちょっと精査してみてほしいことがある。あなたもひょっとしたら、“10年ごとに別の人生を歩いている”のかもしれないから。そしてそれは、とても素晴らしい生き方だから。

もちろん一生涯、一つのことにこだわり続ける生き方も、それはそれで素晴らしい。でも、進化していく女は、いつの間にか10年ごとの人生を生きている。どうしても10年ごとになってしまう。そういうものだということ、今から知っておいてほしいのだ。

とてもわかりやすいケースは、やはりアンジェリーナ・ジョリーの“10年進化”。10代は思い切り後ろ向きに生き、20代では眠っていた才能を爆発させ、30代は慈善活動と家族との生活に時間を費やし、40代は女優よりも監督業に移行すると宣言している。そしてなぜか離婚もして、明快な再スタートを切ろうとしている。そういう意味で、この人の40代50代が、一体どんなふうになっていくのか、全く想像もつかない。でも、この先も10年ずつ確実に前に突き進んで行くことだけは間違いがないのだ。

また先ごろ、美容からファッション、ライフスタイルまで、幅広い提案ができるトータルブランドを立ち上げると発表した藤原美智子さんも、やっぱり10年進化を完璧な形でやり遂げてきた人。20代で、才能を開花させて、30代で大ブレイク、藤原美智子という人そのものをステータスブランドとして確立させて、40代は、生活全般へのマルチな提案を始め、50代では、結婚を経て、それを私生活でみごと実践してみせた。そして来たる60代、今までやってきたことの集大成を自分のブランドで構築し、具体的な形に結実することになったのだ。本人曰く、「10年ごとのサイクルなんて全く意識していなかった。結果としてそうなっただけ」。でも、とても不思議だ。

奇しくも、小池百合子都知事も、20 代で通訳、30代でキャスター、40代で政治家となり、50代では自民党で大臣もつとめ、60代で都知事へ。自らも、知らず知らず“10年ごとに新しい自分を作ってきた”と語っている。結果論ではあるけれど、なんだか10年同じことをしていると、ムクムクと次のことがしたくなるのだと。 

いずれの場合も、“10年進化”というものを意図したわけではないよう。それでも、いつの間にか10年ごとになっている、それが人間の一つのサイクルだからだろう。日々を必死に、しかし丁寧に生きている人は、とても自然に10年サイクルで何かをやり遂げてしまう。飽きてしまうのではなく、やり遂げる。だから次に進む、それが進化につながるのだ。 

年齢は背番号だと言った人がいたけど、それをいうならむしろ、年齢は、前へ前へ進むための目盛りといってもいいかもしれない。10年で10メートル進むための。だから、重要なのは年齢よりも年代なのだ。

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栄光や成功から離れていくような進化とは?

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