1. Q:美白成分って何が一番効くの?!

2015.08.21

Q:美白成分って何が一番効くの?!

コスメの裏側に記載されている成分表示。ズラズラと成分名が並んでいるけれど、どれがどんな働きをするかなんて、わからない人がほとんどでは? でもこれが読み解けるようになれば、化粧品選びはもっと楽しくなるかもしれない。そして自分の肌に合った化粧品も選びやすくなるかもしれない! というわけで、化粧品成分検定協会代表の久光一誠先生に、成分について詳しく解説してもらいます。第3回は、美白成分について。毎年さまざまな美白化粧品が発売になるけれど、どう効果があるのか、どれが肌を白くするのか、気になる点を突撃取材!

Q:美白成分って何が一番効くの?!
穴沢 玲子
美容ライター
by 穴沢 玲子

美白有効成分ってなんですか?

「厚生労働省が承認する美白有効成分とは、厚生労働省が『メラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぐ』、あるいはこれに類似した効能があると認めた成分のこと。代表的なものには、ビタミンC誘導体、アルブチン、プラセンタエキス、コウジ酸、エラグ酸、トラネキサム酸などがあります」

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 -どの成分にどんな効果があるか、よくわかりません。

「①メラニン生成を抑制すること、②メラニンの排泄を促進すること、③メラニンを還元すること。この3つが美白成分のおもな働きです。
メラニン生成を抑制するために配合される成分には、ビタミンC誘導体、アルブチン、プラセンタエキス、カミツレエキス、コウジ酸、エラグ酸、ルシノール、リノール酸、トラネキサム酸があります。メラニンの排泄を促進する成分には、ビタミンC誘導体、プラセンタエキス、リノール酸。メラニンを還元して白くする成分には、ビタミンC誘導体、コウジ酸があります」

 -ビタミンC誘導体は、3つすべての効果がある万能成分?

「ビタミンC誘導体には、皮脂分泌を抑制したり、抗酸化作用があったり、コラーゲンの生成を促進したりと、本当にさまざまな効果があるんです。化粧品に配合される成分としてはとてもポピュラーで、しかも頼もしいものといえるかもしれません。
ちなみに、数あるビタミンC誘導体の中でももっとも古くから使われているビタミンCのリン酸エステルのマグネシウム塩は、化粧品に配合される場合に表示されるときはリン酸アスコルビルMg、医薬部外品に配合される場合は、リン酸L-アスコルビルマグネシウムと表示されます。ほかにもアスコルビルリン酸MgやビタミンCリン酸Mgで表記されることも。成分によっては、表示名を複数持っていることもあるんですよ」

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アルブチンなども、よく耳にする成分です。

「アルブチンはコケモモなどの植物に含まれる成分。ハイドロキノン誘導体と言われることもあります。メラニン生成に関わるチロシナーゼに作用して、シミの原因となるメラニンの生成を抑制し、シミができにくくなるのです。ハイドロキノンと違って、できてしまったシミを除去するわけではないので間違えないでくださいね。」

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 -ハイドロキノンというのは、そんなに美白効果があるんですか?

「美白とうい言葉には、(1)日やけによるシミ、ソバカスを「防ぐ」(2)シミ、ソバカスを「消す」という2つの意味があります。(1)が化粧品や薬用化粧品の仕事で、(2)は治療ですから医師や医薬品の仕事です。(2)の意味での美白ということであれば、医療機関で使用される漂白効果のある成分のハイドロキノンは高い効果が知られていますが、この成分は医師の監督のもとできちんとコントロールされた状態で使うものです。化粧品や薬用化粧品に配合されることはほとんどありませんし、もし配合されていても、化粧品や薬用化粧品の効能効果の範囲を逸脱しない量になっています。」

美白として一番、効果があるのはどの成分なんですか?

「白くなるかどうかでいえば、ハイドロキノンが一番でしょう。肌を漂白してしまうのですから。でもこの成分は、医師の監督のもとできちんとコントロールされて使うもの。化粧品に配合されることもほとんどないし、もしも配合されていたとしてもほんの少量のはず」

 -肌に安全で、しかも美白効果があるのは?

「厚生労働省に承認された美白有効成分は、すべて(1)の予防が目的で、万人にとってこれが一番というほどの差はないでしょう。ハイドロキノンのような漂白を目的としたものではなく、あくまでも「予防」を目的とした薬用化粧品の成分です。どの成分も使い続けることで、徐々に結果が出てくるものばかりです。」

成分によって、美白効果に差が出るわけではないということですか?

「人によって成分の効き目は変わるとは思います。ベースになっているものの浸透具合も、人によって違うでしょう。アルブチンで肌トーンが上がったという人もいれば、プラセンタで明るい肌になったという人もいる。でもそれは成分の話だけでなく、処方やテクスチャー、いろいろな要素がうまく働き、効果が出ているんです。」

 -確かに! 同じ成分を使っているはずなのに、リニューアルしたら効果がイマイチになった、なんていう話も聞きますね。

「それも処方が変わり、浸透具合が変化したことによって効き目が出にくくなったせいかもしれません。でも自分には合わなくなっても、他の人には合うようになったかもしれない。美白に限らず、化粧品は万能薬ではありません。自分に合うものを探すことが大事なんです」

結論! 美白化粧品を使えば、誰でも肌が白くなるなんてことはない!じっくりと時間をかけてお手入れすることが、トーンアップの近道と心得よ。

だからこそ、長く使えるぐらい感触のいいものを探したいところ。高額な化粧品を無理して購入したり、使い勝手が悪いのに我慢したり。それでは、自分の肌に合った美白化粧品にはなりえないかもしれません。

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第2回 化粧品成分検定試験 申し込み受け付け開始!

  1. <2015年8月17日より受付開始!>
    第二回 化粧品成分検定試験
    日程: 12月6日(日)
    試験: 1級・2級
    http://www.seibunkentei.org/

穴沢 玲子
穴沢 玲子
VOCE本誌ほか、多くの女性誌で活躍する美容ライター。オイリー肌。本誌では「実験VOCE」「新製品カレンダー」などコスメの実力をガチで試す企画を担当。正確で丁寧な仕事ぶりに、編集部員からのラブコール多数。

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