1. 【効果はあるの?正しい塗り方は?】日焼け止めの“やりがち”な5つの勘違い

2017.09.09

【効果はあるの?正しい塗り方は?】日焼け止めの“やりがち”な5つの勘違い

日焼け止めの進化は著しく、優秀な製品が続々と登場しています。けれど、いくら質のよい日焼け止めでも、正しい知識を持って使わなければ、肌を守ることはできません! これは、シミやシワ、たるみにもつながりかねない大問題。“日焼け止め勘違いあるある”をチェックして、正しい知識を入手して。松倉クリニック&メディカルスパの田路めぐみ先生が教えます。

【効果はあるの?正しい塗り方は?】日焼け止めの“やりがち”な5つの勘違い
金子 優子
美容ライター
by 金子 優子

「日焼け止めに関して、間違った認識をお持ちの方も多く、塗って満足して実は紫外線ダメージを受けているという人も少なくない」と警告しています。松倉クリニック&メディカルスパの田路めぐみ先生が、みんながやりがちな日焼け止めの勘違いを指摘してくださいました。

-勘違い その1-
日焼け止めを完璧に塗ったからといって、100%紫外線を防げるワケではない!

「日焼け止めについているSPFの数値を、完全に紫外線を遮断できる時間と勘違いしていませんか? SPFとは、主として、紫外線B波(肌表面が赤くなるなど、日焼け状態を起こす紫外線)を防ぐ効果の目安です。たとえば、紫外線に当たり、1分で肌が赤くなる人がSPF50を塗ると、その時間を50分後まで引き延ばせるという意味。一般的に肌が赤く日焼けするまでの時間は、15~20分といわれているため、SPF50なら、「15(分)×50(SPF)=750分(12.5時間)効果がある」というように言われているのです。ただし、先にも説明をしたとおり、赤くなるまでの時間を延長しているだけであり、100%紫外線をカットできているという認識は大きな間違い。紫外線ダメージを大幅に減らすことができるというのが正解です。なので、日焼け止めを塗っているからとサンサンと降り注ぐ日差しをずっと浴びていれば、過剰にメラニン色素がつくられ、シミや色素沈着のもととなります」(田路先生)

-勘違い その2-
紫外線カット力は安定して続く、なんて安心しないで!時間が経つほど、日焼けしやすくなる!

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「『勘違い その1』でもお話した通り、SPF50の日焼け止めならば、一般的に、15(分)×50(SPF)=750分(12.5時間)程度、紫外線ダメージを軽減すると想定されてつくられています。では、この750分、ずっとパワフルな紫外線カット力を発揮してくれるのかといえば、答えはNOです。紫外線を浴び、そのダメージを防いだ分だけ、防御力は弱まっていきます。浴びる紫外線が強ければ強いほど、効力は早く弱まっていくのです。SPF50+・PA++++という国内最大数値の紫外線カット力をもってしても、リゾートやアウトドアシーンなど、強い紫外線環境下では安心はできません。汗を書いたり擦れて落ちてしまうことも考慮に入れて、2~3時間ごとのまめな塗り直しが必要なのです。
ついおっくうでサボりがちな日焼け止めの塗り直しですが、乳液やジェルを重ねるとベタベタするから苦手という人には、サッとお粉をまとうだけでOKのUVパウダーや、シュッとひと吹きで済むスプレータイプがおすすめ。また、顔はメイク崩れが気になる! というなら、日焼け止めや紫外線カット効果のあるスキンケア(日中用乳液)などを手の平でよくなじませてから肌にプレスを。これなら、メイクもヨレにくく、潤いもチャージできるのでおすすめです」(田路先生)

-勘違い その3-
「室内は日焼け止め不要」は間違い。室内焼けは、“オバ肌”のもと

「くもりでも、室内にいても、窓を通過して入ってくる紫外線があります。それが紫外線A波。これは、肌の奥深くまで届き、細胞内に入り込んで、DNAを傷つけ、コラーゲンやエラスチンも破壊し、シワやたるみなど、肌老化を招きます。紫外線A波を防ぐのが、日焼け止めの効果を表すPAという数値。PAは、+で大きさを示し、強さは4段階あります。室内にいても、オフィスの席が窓際であるなど、日に当たりやすい環境であれば、PA数値のある日焼け止めの使用をおすすめまします。また、紫外線B波の量が10月頃からガクッと減るのに対して、紫外線A波はそこまで減りません。強い日焼け止めは、それだけ肌にも負担があるため、少し弱めのものでも構いませんが、秋冬でも紫外線A波への警戒は忘れずに」(田路先生)

-勘違い その4-
“飲む日焼け止め”があれば、塗るタイプは不要!? こんな落とし穴にハマる人続出

「最近、話題の“飲む日焼け止め”。これを飲めば塗る日焼け止めはいらないと勘違いをしていませんか? けれど、残念ながら、“飲む日焼け止め”で肌を直接守ることはできません。“飲む日焼け止め”とは、いわゆる抗酸化ケアであり、紫外線を浴びたことで発生した活性酸素(肌老化の元凶)のダメージを弱め、メラニン色素(シミの要因)の産生を抑制するインナーケアです。塗るタイプの日焼け止めで紫外線が体内に入るのを防ぎ、飲むタイプで、入った紫外線によるダメージを最小限に抑えるというWケアが正解です。もっとも理想的なのは、日焼けしそうな日の2日前から飲み始めて酸化しにくい体内環境を整え、活性酸素が連鎖して発生しやすい5日後くらいまで飲み続けること。日焼け警戒日だけ飲む方法に比べ、日焼けをしにくくなり、たとえ日焼けしても定着しにくくなります」(田路先生)

田路先生がおすすめする“飲む日焼け止め”がこちら。

「“飲む日傘サプリ”との異名を持つサプリ。抗酸化作用、抗炎症作用、それから、メラニン色素が過剰につくられるのを防ぐ働きによって、シミを予防します」(田路先生)

ネオ・サンシェード 30粒 ¥4800/ネオメディック

ネオ・サンシェード,ネオメディック

-勘違い その5‐
「日焼け止めの塗りすぎは、ビタミンDが減って、筋肉や骨が弱くなる」問題は、気にしなくていい!

「人間には、日光(紫外線B波)を浴びることでビタミンDを合成するという働きがあります。このビタミンDは、筋肉や骨を健康的に保つために必要なものです。けれど、少し前、日焼け止めを一生懸命完璧に塗ることで、そのビタミンDが不足する! という噂が話題になりました。でも、その心配はありません。人体にとって必要なビタミンDは、1日に15分手の平サイズの肌に日光を浴びるだけで合成されるという話があり、それは、頭皮や手足など、日焼け止めを塗っていない部分で十分にまかなえると考えられます。ビタミンD合成を気に掛け、日焼け止めをやめる、たまに日光浴を取り入れるという人がいるようですが、浴びた紫外線は、メモリー式で“なかったこと”にはできません。紫外線ダメージのほうが心配なので、日焼け止めを脱ぎ捨てるような行動はさけてくださいね」(田路先生)

知っているようで、実は知らない日焼け止めの真実。きちんとやっているつもりだったけれど、重大なミスをおかしていたという人もいるのでは? 今回学んだ正しい日焼け止めの使い方、知識をもとに、より確実に紫外線から肌をガードして、“色白美肌”を目指して。


お話を伺ったのは……

田路めぐみ先生

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松倉クリニック&メディカルスパ ドクター。VOCE本誌では、美肌から頭皮、インナーケアまで幅広い特集の指南役として登場。美容のみならず、形成外科・再建外科としても活躍し、患者さんの状態やニーズに合わせて柔軟に治療法を選ぶ、総合的な診療を行う。

金子 優子
金子 優子
VOCE本誌ほか、多くの女性誌で活躍する美容ライター。去年まではインナードライ肌だったのに、今年からド級乾燥肌に。サロンの体験取材なども多くこなす実践派。数多くの美容クリニックに、施術写真が飾られているというウワサも。プライベートでは2歳の女のコママ。

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