1. 【紫外線対策】日焼け止め、正しく塗るための4ヶ条!|選び方・塗る量・塗り直しテクニック

2018.08.07

【紫外線対策】日焼け止め、正しく塗るための4ヶ条!|選び方・塗る量・塗り直しテクニック

紫外線や日焼け対策を行っているのに、「肌が焼けた」と感じることはありませんか? それは正しい日焼け対策ができていないからかもしれません。肌へのダメージが気になるようになってから後悔しないためにも、UVケアの落とし穴をしっかりチェックして、正しい対策を行いましょう。

【紫外線対策】日焼け止め、正しく塗るための4ヶ条!|選び方・塗る量・塗り直しテクニック

監修してくれたのは……
川島眞先生

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皮膚科医。東京女子医科大学 名誉教授。長きに渡り東京女子医科大学 皮膚科学教室主任教授として、臨床、研究、専門医の育成に携わってきた皮膚科学分野の権威。光老化の第一人者としても知られており、現在も、NPO法人皮膚の健康研究機構 副理事長として、『「光老化」啓発プロジェクト委員会』を通じて、光老化の啓発活動に尽力している。

日焼け止めが効かないのはなぜ?

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「色の白いは七難隠す」という言葉があるほど、日本では古くから色白の女性がもてはやされてきました。今でも、多くの日本女性は、白くて透明感のある美肌を手に入れたいと考えています。そのせいか、他国に比べても、日本では、「肌を焼かない」ことに対する意識は非常に高い傾向があります。紫外線が強いこの時期、日焼け止めを欠かさないという人も少なくないはず。それなのに、

□ 紫外線による炎症で肌がヒリヒリする
□ 晩夏になるにつれて、肌がどんどん黒くなる
□ シミ、そばかすが目立つようになってきた
□ 肌がごわつく

のような紫外線ダメージを受けた肌に見られる症状が気になることはありませんか?

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それは、日焼け止めを塗ったことで紫外線対策をしっかりしたつもりになっているだけで、実際には紫外線を十分にはブロックできていないからかもしれません。

効果を得るのに必要な規定量が塗れていない事実!

日焼け止めには、「SPF」や「PA」が表示されています。これは、紫外線の防御効果を表した指標です。では、「SPF」や「PA」を、どのような方法で測定しているか理解していますか?

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測定は、1平方cmあたりに2mg を塗った状態で行われています。普通に使用する時の感覚で言うと、かなり厚塗りの状態で測定しているのです。日常的に、これほど厚く日焼け止めを塗っている人は、ほとんどいないでしょう。特に、ナチュラルメイクが主流の今は、より薄付きで、少量でも良く伸びるものが好まれるため、一層少量しか使用していない傾向が見られます。日焼け止めに表記されている「SPF」や「PA」は、測定時の量を使用した場合に得られる紫外線の防御効果なので、使用量が少なければ、当然、効果は低くなってしまいます。

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さらに、測定は、一度塗った状態を保ったまま行われています。けれども、実際に肌に塗った時は、どうでしょうか? 汗や皮脂で日焼け止めが流れ落ちるだけでなく、汗を拭いたり、手で顔を触れたりすることで、無意識のうちにせっかく塗った日焼け止めを取り除いてしまっていることも。何時間も塗った直後の状態をキープし続けるなどということはまず不可能です。

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使用量が少ないうえに、肌表面をしっかりカバーできていないわけですから、表記通りの紫外線の防御効果が得られるわけがありません。実際には、半分くらいの防御効果しか得られていないことがほとんどなのだそうです。

後悔しない紫外線、日焼け対策の4つのポイント

では、どうすれば、効果的に日焼け止めを活用することができるのでしょうか。

ポイント1 日焼け止め選びに気を付けよう!

『日焼け止めの正しい選び方|肌老化を食い止めるには?|紫外線・SPF・PAを徹底解説!』で、日焼け止めは、実使用でSPF15以上かつPA+以上になるものを使用することが大切であるとお伝えしました。これは、あくまでも、使用した時に実際に得られる効果の目安です。実使用でこの効果を得るためには、おそらく倍のSPF25~30、PA++以上のものを用いる必要があります。そのため、一般的な目安よりも、少し紫外線の防御効果が高めの日焼け止めを意識的にセレクトするのがおすすめです。

ポイント2 日焼け止めは2度塗りが基本

日焼け止めの基本の塗り方は2度塗りです。基礎化粧品で肌状態を整えた後に、2度に分けで日焼け止めを塗ることで、ムラや塗り残しを防ぐことができます。最初につけた日焼け止めをしっかり手のひらで肌になじませてから、2回目の塗布を行いましょう。また、顔だけでなく、首や耳など、細かい部分のカバーも忘れずに。

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ポイント3 複数のアイテムを重ね塗りする

日焼け止めを塗った後に、日焼け止め効果のあるファンデーションやパウダーを重ねましょう。それぞれが薄付きであっても、2重3重に重なり合うことで、効果を高めることができます。ただし、それぞれの効果が足し算されるわけではないのでお間違えなく。例えば、SPF30 の日焼け止めとSPF25のファンデーションを重ねたとしても、SPF50以上になるなどということはありません。けれども、重ね塗りすることで、紫外線の防御効果を大きく下げることなく、使用した日焼け止めの中で最も紫外線防御効果の高いSPF30に近い働きは期待できます。

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ポイント4 数時間ごとに塗り直す

どんなにムラなく塗っていても、時間が経つと、皮脂や汗によって日焼け止めは落ちていきます。特に夏は皮脂や汗の量が増えるため、数時間を目安に塗り直すことが大切です。

以上のポイントに気を付けて、今夏は、後悔しない紫外線、日焼け対策を行いましょう。