
今やプチプラ界に欠かせない名品「カルテHD モイスチュアハンドクリーム」。その誕生の裏側を探るべく、みよじ刑事ことビューティサイエンティスト岡部美代治が緊急出動!
\みよじ刑事が徹底調査/


ビューティサイエンティスト
岡部美代治さん
数多くの化粧品開発を手掛けた経験をもとに、美容情報をわかりやすく発信。VOCEでは”みよじ刑事”としても活躍。
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【カルテHD モイスチュア ハンドクリーム】が誕生するまで、誕生してから
お話を伺ったのは

コーセーマルホファーマ株式会社 代表取締役副社長
西森康友さん
大手化粧品会社で皮膚や薬剤の研究に従事。マルホの化粧品事業部長を経て現職に。
ここがスゴイ!【1】
崩れた潤い構造(角層ラメラ)を立て直して手肌のバリア機能を強化
ここがスゴイ!【2】
保護膜感がありながらベタつかない新感覚テクスチャー

\このハンドクリーム、ただものじゃない!/

【捜査point 1】異業種の2社が驚きのタッグ!!
業界をけん引する異業種の2社が手を組んだ!

みよじ刑事
コーセーマルホファーマは、皮膚科学領域に特化したマルホと、化粧品大手のコーセーが共同出資した合弁会社か。共同開発ではなく、合弁会社を立ち上げるのは異例中の異例だ。これは相当のワケありだな?

西森さん
お察しの通りです。実は良い意味でワケありで。マルホ、コーセーは、お互いの事業分野より踏み込んだ領域に興味を持っており、出合った当初は共同開発で新しいことができないか探っていました。しかし、それでは本当の技術を隠したまま、1アイテムのみの発売などで終わってしまう可能性も……。そこでお互いの技術力を包み隠さず結集し、本物をつくるために、共同出資で合弁会社を設立したんです。

みよじ刑事
本物を追い求めたゆえの会社設立か! すごい決断だ。
\コーセーとマルホの技術力の結晶、見逃すわけにはいかぬ!/

【捜査point 2】“ヘパリン類似物質”
手荒れを繰り返さない技術が!

みよじ刑事
一般的にハンドクリームの難点と言えば、一時的には保湿できても、その潤いが続かず、肌荒れを繰り返しやすいこと!

西森さん
手肌は季節による温度変化、家事、室内の乾燥など、ただでさえ過酷な環境にさらされているうえ、手洗いやアルコール消毒の増加で、手肌の乾燥悩みがますます深刻化しています。カルテHDに配合された有効成分・ヘパリン類似物質HDは、医薬部外品の原料としてマルホから供給を受けた唯一のヘパリン類似物質。すぐれた保湿力と水分保持力を発揮しながら、乱れた潤い構造(ラメラ)を立て直す。そして、繰り返す手荒れの根本へアプローチします。


みよじ刑事
なんだって! それは見逃せないポイントだ。

西森さん
良さが一番生きるのがハンドクリームだと思っていたので、ブランド誕生時から絶対につくりたいアイテムでした。
【捜査point 3】ベタベタしない絶妙な質感
オイルの種類や量のバランスが鍵

みよじ刑事
塗ってすぐスマホを触れるほどのベタつきのなさ。なのに、しっかり肌を守ってくれる保護膜感が。これは使いやすい!

西森さん
ありがとうございます。どんなシーンでも快適に使っていただきたいと思っていたので、コク感はあるけれど、スマホ操作やPC作業にもすぐに戻れるベタつきのなさにもこだわりました。しなやかな肌に導きつつも、ベタつかない“さらすべオイル”を採用したほか、オイルの種類や配合量のバランスに工夫を重ねて試作を繰り返し、ようやく現在のテクスチャーに。硬くゴワつくような荒れた手肌にもするするとのびて、ほぐすようになじみ、しっとり感のある保護膜を形成。乾燥からきちんとガードします。

みよじ刑事
毎日使いたくなるこのテクスチャー、じつにお見事だ。
撮影/榊原裕一(人物)、大原敏政(aosora/静物) ヘアメイク/長井かおり スタイリング/坂下シホ 取材・文/小池菜奈子 構成/大木光
Edited by 大木 光
公開日:2021.11.15