1. 日焼け止めの効果が上がる!|正しい量・塗り直しテク|スプレー・クリーム・サプリ

2018.08.12

日焼け止めの効果が上がる!|正しい量・塗り直しテク|スプレー・クリーム・サプリ

シミの原因になるだけでなく、シワやたるみも引き起こしてしまう紫外線。多くの人が“あるある”と思わず頷いてしまう「日焼けの悩み」の解決策を、美容皮膚科医の髙瀬聡子先生に伺いました。ちょっとポイントを抑えておくだけで、白肌キープ効率はまだまだ上がるはず! 

日焼け止めの効果が上がる!|正しい量・塗り直しテク|スプレー・クリーム・サプリ

「きちんと日焼け止めを塗り直していても日焼けする」に代表される、日焼け止めや日焼けに関する悩みや疑問は尽きないもの。たとえば……

「腕や脚、首まわりのムラ焼けが気になる」
「“塗り直して”とよくきくけど、現実的にムリ!」
「スプレー式って吹き付けるだけで本当に焼けないの?」
「髪がどんどん日焼けして褪色していく……」
「去年の日焼け止めを使っているけど、問題ある?」
「車に置きっ放しにしていたら、超熱くなってた……」
「柑橘系を食べると日焼けしやすくなると聞き、ガマン」

などがあり、多くの人が“あるある”と思わず頷いてしまうはず。そこで、これらについての正しい答えを美容皮膚科医の髙瀬聡子先生に教えてもらいました!

日焼け止めを塗る必要性などの基本的な疑問、質問についてはこちらをチェック!

では、バシバシ進めていきます!

●日焼け止めを塗っても焼けるのは、ムラ塗り&量不足!

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日焼け止めを塗っても焼ける主な理由は3つ。それぞれ対処法と一緒に紹介します。

①一時的に黒くなるサンタンが起こっている。

これは肌の中にすでに存在していた黄色~赤色のメラニンが、紫外線(中でもUVA)の影響によって、褐色~黒に変わって濃くなっている状態。黒く濃くなったメラニンが日傘のような役割を果たし、肌の奥深くへ紫外線が入り込むのを防いで、細胞のDNAが傷つくのをブロックしてくれているのですが、これは一時的なもの。しばらくしていると、自然に元の色に戻るので放置していてOK。

②日焼け止めがきちんと塗れていない。

塗り直しても焼けるという人は、この可能性大。汗や余分な皮脂が肌の上にのっている状態で日焼け止めを塗ってませんか? 
あいにくこの状態では、均一に塗ることができず、塗り漏れやムラが発生しやすく、それによって日焼け止めの膜がもろくなることが。お風呂上がりやスポーツの後など汗をかいているときやベタついているときは、タオルやティッシュなどで汗や皮脂をオフしてから塗るのがポイントです。

③日焼け止めの量が足りていない。

SPF50+・PA++++の最強クラスを塗れば、デイリーなら完璧に防げそうな気がしますが、そうではないのが現実。
まず、このSPF50+・PA++++というのは、あくまでも1㎠あたり、2mgを塗ってのこと。リアルにやろうとすると、かなりの厚塗りになるわけです。しかも、もしこの量を塗りきったとしても、汗、皮脂、こすれなど日焼け止めが落ちてしまう要因は多数。外にいる時間が長いなら“2~3時間ごとに塗り直す”“外に出る前に塗り直す”を徹底し、そのたびに2度塗りを心がけて

それでも100%防ぎきることはできませんが、確実に肌へのダメージは違うはず。

●ムラ焼けは塗りムラが原因。洋服を着る前に塗って!

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塗り漏れや塗りムラの部分に紫外線があたれば、そこが焼けてしまうのは当然。上記②③のように、汗や皮脂をオフし、2度塗りするのは、ムラ焼け防止にも有効です。

そしてもうひとつ、実行して欲しいのが、朝、洋服を着る前に塗ること。
洋服を着てメイクをして出かける直前に日焼け止めを塗る”という習慣の人も多いと思いますが、それだと、洋服との境目部分がきちんと塗れずにムラ焼けの原因に。また、白い服、薄手の服などは紫外線を通してしまう可能性もあるので、そういう意味でも着る前塗りがオススメです!

もちろん、UVカット効果のある長袖の服でしっかりブロックするのは、ムラ焼けや塗っているのに焼ける場合の予防策として有効。これだけ日差しが強いと、なんなら長袖を着ている方が肌がジリジリして痛いということもなく、快適という声も。

●塗り直しが難しいなら、飲む日焼け止めを

紫外線を浴びると、肌の中で活性酸素が発生し、それがシミ、シワの原因となりますが、飲む日焼け止めは基本的に、この活性酸素を除去する力がパワフル
紫外線を浴びる前に飲んでおくことで、活性酸素と戦う力を高めることができ、細胞をダメージから守ることができます。もちろんこれだけでは完璧とはいえませんが、かなり軽減できるのは事実。ムラ焼けする、焼けやすいという人はもちろん、肌のため、未来のためにぜひ検討を。

高い紫外線カット効果を誇る『ヘリオケア』とともに、最近、注目なのが『ソルプロホワイト』。

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ヘリオケア

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ソルプロホワイト

黄ぐすみの原因、抗糖化対策のサプリですが、新たに抗酸化作用も追加。日焼け止め予防も期待できます。どちらもウォブクリニック中目黒で購入できます。

●スプレー式はシューッではなくシャーーーーーーッと

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シューッとスプレーするだけで簡単! ですが、シューッでは足りていないかも。
スプレー式だけを使うなら、肌全体がしっかりと濡れるようにシャーーーーーーッと長めに。塗るタイプを塗ったうえで塗り直しに使う場合でも、シャーーーッぐらいはした方が◎。
そして、やはり手でなじませる必要もあり。何度もいうようですが、肌の上で均一に膜をつくる必要が、日焼け止めにはあります。なので、かならず吹き付けた後は手でなじせてください。

ちなみに顔に使う場合は、エアゾール式は手に一度とってから。直接だと鼻から吸い込んでしまう可能性があるので避けましょう!

また、髪にも使えるのが魅力ですが、約10万本ともいわれる髪1本1本を、スプレーするだけですべてコーティングするのは、難しいのが現実。とはいえ、髪にも吹き付けておけば、表面は焼けにくくはなりますし、頭皮の日焼け予防にも有効なので、帽子や日傘などと併用することをオススメします。

●日焼け止めは毎年、新調して。保管にも注意を

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「去年使った日焼け止めをそのまま使っても平気?」という質問はよくありますが、答えは×。日焼け止めに限らずですが、化粧品は開封したら早めに使い切るのが鉄則。できれば半年を目安にしてほしいと思います。理由は、効果や品質が保証されなくなるから。開封していなければOKですが、すでに開封しているものは酸化も始まっているため、ぜひ買い換えてください!

また、“海などのレジャーに行くとき用に”“運転焼け予防に”と車に日焼け止めを常備している、という話も聞きますが、これもNG。車が高温になり、熱で日焼け止めの成分が分離・変質してしまう可能性大。塗り心地が悪くなるだけではなく、酸化が進み、肌への刺激性が増しますし、分離したことで均一に紫外線防止剤が分散されずに、せっかく塗っても焼けてしまう、場合によっては肌荒れが発生する原因に。
家の中でも直射日光があたるところは避けましょう。

●柑橘類は、そこまで心配しなくても大丈夫

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レモンやグレープフルーツなどの柑橘類は、ビタミンCをはじめ、肌にイイ成分がたっぷりですが、一方で食べると日焼けしやすくなるという話もあり、迷うところですよね。
実際、レモンなどの柑橘類にはソラニンという成分が含まれており、このソラニンは紫外線を多く吸収するという特徴があります。つまり焼けやすくなるのは事実。とはいえ、相当量を食べなくては影響は出ないと思われるので、食後のデザートなどに食べるぐらいなら気にしなくてOK
ちなみに、ソラニンはセロリ、キュウリなどにも含まれています。心配なら、朝、出かける前に大量に食べるのは避けるというのを心がけてみてはいかがでしょうか?

いかがでしたか? ちょっとポイントを抑えておくだけで、白肌キープ効率はまだまだ上がるはず。ぜひ参考にしてみださい。

お話をお伺いしたのは……
髙瀬聡子先生

ウォブクリニック中目黒総院長。美容皮膚科医。VOCEをはじめ、多くの雑誌やテレビなどの媒体で、スキンケアについて取材を受けること多々。皮膚科医のノウハウを盛り込み、使い心地にもこだわったドクターズコスメ「アンプルール」の開発も手掛ける。著書に『健康な肌のための新常識 いちばんわかるスキンケアの教科書』(講談社)など。