1. できるだけ選択をしないことがストレスフリーに生きる秘訣 - iemo 村田マリ-

2015.11.02

できるだけ選択をしないことがストレスフリーに生きる秘訣 - iemo 村田マリ-

「とにかくストレスを溜めない暮らしを」。そう語るのは、住まいのキュレーションメディア「iemo」を運営する村田マリさんだ。シンガポールを拠点に、日本と海外を行き来する生活を送る彼女が、自然体で生きられる秘訣とは?

できるだけ選択をしないことがストレスフリーに生きる秘訣 - iemo 村田マリ-

ウェブ業界で活躍する女性に、美の秘密を聞く本連載。第7回目は、「iemo(イエモ)」創業者であり、株式会社ディー・エヌ・エーの執行役員も務める村田マリさんが登場。普段はビジネスについて話すことが多い彼女に、自身のライフスタイルについて教えてもらった。 

(以下、文:村田マリ)

暮らしのキュレーションメディア「iemo」

「iemo」は、お手軽なマスキングテープから本格リフォーム、1戸建て建築まで、みんなで知恵やノウハウを分かちあうプラットフォームです。利用者は、月間500万人以上(2015年10月現在)。「インテリア」や「DIY」などさまざまなカテゴリがありますが、特に収納術に関する記事が人気です。

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(画像:「iemo」サイトより)

学生時代から憧れていた「場所を問わない働き方」を実践

私自身のライフスタイルは、シンガポールと日本の二拠点居住。子どもの療養と教育を考えて、3年前に家族でシンガポールに移住しました。今は、1ヶ月の大部分をシンガポールで過ごし、最終週の1週間ほどを日本で過ごすというサイクルで働いています。

シンガポールと日本は時差が少なく、都会で過ごしやすく、共働きを支えるインフラが整っています。海外と日本を定期的に往復するなんて大変でしょう、と言われることもありますが、私は今の暮らしがそれなりに快適だと思っています。

もともとウェブ業界を志したきっかけは、大学時代に、場所を問わずに仕事ができるスタイルに憧れを持ったから。アメリカの企業で働くエンジニアは、ハワイに住んで、昼は趣味のサーフィン、夜を仕事の時間に充てていると聞いて、「なんて素敵な業界なの!」と(笑)。いつか私も南の島に住んで、ウェブの仕事をするんだと思っていましたが、そういえばその頃の夢は遠からず叶ったことになりますね。

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毎日の生活からいかに選択の機会を省くかが大切

とは言え、仕事と家庭の両立など、毎日が忙しいのも事実。限りあるエネルギーを効率よく使うために、日々の暮らしから「選択(意思決定のプロセス)」を極力省くことを意識しています。

[1]ファッションは「GRACE CONTINENTAL」で統一

ファッションに関しては、専属のスタイリストさんがいるわけではないのですが、洋服を買うお店をまとめています。

ここ数年間は、「GRACE CONTINENTAL」が多いです。店員さんは私の体型や好みを把握してくれているので、「このワンピースは、去年の黒いコートと合わせて着てください」なんてアドバイスをしてもらうことも。同じブランドだから、シーズンをまたいでもきちんとコーディネートができるんですよね。他人にコーディネートしてもらうことで、出勤前の洋服での悩みと選択が減っています。

[2]コスメは指名買い&リピートがメイン

コスメは、自分では調べずに、美容に詳しい友人に情報を聞いて、たしかな効果が得られるコスメを使用しています。

最近のお気に入りは、エスティ ローダーの「アドバンス ナイト リペア SR コンプレックス II」やコスメデコルテの「モイスチュアリポソーム 化粧液」、クラランスの「シュペール イドラタン クリーム」。飛行機の中で仮眠をして、翌朝起きてそのまま仕事に向かうことが毎月続くので、保湿効果のあるアイテムが多いですね。

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[3]舌で季節を感じたいから、食材は旬のものから順に購入

料理の時も選択を省きます。私は料理、とりわけ食材が大好きなのですが、「旬のものを食べると体にいい」という話を信じているので、食材も旬のものから順に買います。

じつは、食材好きが行き過ぎて、日本にいた頃は築地市場の横に住んでいたんです(笑)。こまめに仕入れに足を運んで、店主さんにその日のおすすめを聞いてから食材を購入、そしてそれを一番おいしく食べられる調理方法まで指示してもらっていました。

すべての食材には「走り」「旬」「名残」があるので、その時の食材を上手く組み合わせることで、食卓で豊かに季節を感じることができます。そういった一連の作業は、買い物時の「迷いと選択という行為」を省くと共に、おいしいものを食べることで私のストレス解消にもつながっていました。

[4]持ち物は極力少なく。日常から意思決定の機会を削除

持ち物も一緒ですね。日本からシンガポールに引っ越す際も、荷物はほとんど処分して、スーツケース2つだけで渡航しました。今は子どもがいるので少し荷物が増えたけれど、それでもスーツケースがもう4つ増えただけ。荷物が多いと、それだけ選択の機会は増えますし、どこに何を置こう、組み合わせはどうしようと、意思決定の機会も増えますから。

「無理をしないiemo的な暮らし」が理想

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そういえば、シンガポールに移住してからは、子どもと一緒に家のベランダでハーブなどを育てるようになりました。シンガポールは日本より暖かいので、ミントやバジル、チェリートマトなどが一年中収穫できるんです。収穫したものは、そのまま食卓へ。これも、1つの「iemo的な暮らし」だと思います。

「iemo」は、毎日を忙しく過ごす女性が、理想とする生活を手に入れるための知恵やヒントが詰まったメディアです。私自身が「iemo」を必要とする一人のユーザー、主婦だからこそ、等身大の目線でサービスを作ることができるのだと思います。無理をせずに快適に暮らすヒントを、たくさんの方に見つけてもらえるサービスでありたいですね。これからも「iemo」をどうぞよろしくお願いいたします。

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村田マリ
早稲田大学を卒業後、創業期のサイバーエージェントに入社。その後、独立して2005年にコントロールプラスを創業、2012年に携帯ゲーム会社大手のgumiより事業買収される。シンガポールへ移住後、2社目となるiemoを2013年末に創業。9ヵ月後にDeNAに再び買収される。日本では珍しい女性起業家のシリアルアントレプレナーとして、新しい女性の働き方のロールモデルになれるよう、日々挑戦しています。