1. 医者が教える【5つの乾燥肌対策】今すぐできる簡単なこと【イケメンドクターの美容論vol.2】

2018.11.21

医者が教える【5つの乾燥肌対策】今すぐできる簡単なこと【イケメンドクターの美容論vol.2】

未病治療や健康増進のための医療を提供するイケメンドクターが、美容の“真実”を語る! 本当に美しくなるために必要なことを医学的観点から教えてくれます。

医者が教える【5つの乾燥肌対策】今すぐできる簡単なこと【イケメンドクターの美容論vol.2】

これから冬が近づくと肌がカサカサ、乾燥が気になりますよね。冬に肌が乾燥する理由は、冷たい空気、湿度の低下、空調下での生活……などさまざまです。そんな冬、潤いを逃がすことなく、しっとりした肌をキープするために、どのように乾燥肌対策に取り組めばいいでしょう。今回は、冬の乾燥から肌を守るポイントを解説します。

皮膚が乾燥すると何が起こる?

まず「皮膚が乾燥する」という状態を分析すると、2つの状態にたどりつきます。

① 角質層が乱れる

皮膚表面の凹凸は肌の美しさを決める要素の1つですが、その決め手は“角質層”にあります。この角質層は、「外界から生体を守るバリア機能」「水分を保持し、角質層の柔軟性や潤いを維持する保湿機能」という2つの重要な機能を担っています。
乾燥や冷たい空気により皮膚のターンオーバーが乱れて早まると、急造された未熟な角質層が表面に出来てしまいます。このような角質層は、セラミドなどの細胞間脂質の量も質も低く、アミノ酸含有量も少ないため、たとえ保湿をしたとしてもあまり水を吸うことができない、硬くもろい皮膚になってしまうのです。すると、皮膚表面がデコボコになり肌のキメがなくなるだけでなく、皮膚表面がささくれ立ってガサガサになり、白く粉をふいたような状態になってしまいます。

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② 皮脂が減少する

冬の低い気温と乾燥によって皮脂分泌が減ります。すると、皮膚の水分が維持できずに乾燥がひどくなり、単なる「乾燥肌」を超えた「皮脂欠乏性皮膚炎」という病気にもなってしまう可能性も。皮脂欠乏性皮膚炎は特に手や膝下に起こりやすく、痒みや痛み、湿疹、時に角質層のひび割れを伴うこともあります。

これらを防ぐためには「保湿」と「カラダの温め方」が重要なんです。

冬の乾燥対策、ここに気をつけよう!!

寒い冬は、暖房やお風呂など、カラダを温めることにだけ気が行きがち。ただ“カラダを温める”にしても、その方法を間違えてしまうと、さらに乾燥が進んでしまいます。

①暖房とセットで加湿を!

冬は乾燥の季節ですが、ストーブや暖房の使用によってさらに空気が乾燥します。自分のオフィスの湿度はどれくらいでしょうか? 冬季オフィス環境の約半数で、勤務時間帯の室内湿度が40%を下回る“低湿度”であることがわかっています。まず、自分の周辺の湿度を把握し、湿度が低ければオフィス用の卓上加湿器などを使って環境を整えましょう。湿度の目安は40〜60%。湿度が高すぎてもカビの原因となりますので、こまめに湿度を確認するクセをつけましょう。湿度計がついた時計なども多く見られますし、最近はアプリもあるようです。

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②お風呂は40度以下で15分が目安

カラダを温めるためには40℃以下のお風呂に15分を目安に入りましょう。寒い冬は熱いお風呂で早く温まりたいと思いがちです! が、42℃以上の熱いお風呂に入ると、正常な角質層の形成や、傷ついた角質層の修復が阻害されてしまいます。皮膚の保湿機能を維持・回復するためには40℃のお湯が適切なのですね。さらに、気をつけないといけないのはお風呂に入っている「時間」。お風呂でリラックスして映画やテレビを見る人も多いと思いますが、長風呂によって角質層のセラミドや皮脂が流出してしまい、入浴後に乾燥しやすくなってしまいます。

③お風呂上がりのケアは15分以内に!

リラックスして気を抜いてしまいがちなお風呂上がりですが、入浴後のスキンケアはスピード命なのです。入浴した直後は一時的に皮膚表面の角質層が水分を含んでしっとりしていますが、その後はすぐに乾燥するため、入浴後15分以内にスキンケアを完了することをお勧めします。逆に角質が柔らかくなっているこのゴールデンタイムは、スキンケアが効果的とも言えます。スキンケアは“水分の多く含むもの”から使用することで角質層への浸潤がアップしますので「化粧水→美容液→乳液→クリーム」の順に行い、お風呂上がりの肌の水分を蒸発させないように手早く肌表面をカバーしましょう。カラダも同様、お風呂上りにすぐ水分をタオルで優しく拭き取り、手早くボディクリームを塗りましょう。特に腕、手、膝より下の足は乾燥しやすい場所ですので重ねて塗るようにしましょう。

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④洗顔・洗体はよく泡だて優しく洗うのが鉄則

冬の洗顔・洗体はより気を配るようにしましょう。まず、ボディソープや洗顔料はよく泡立てましょう。泡立て不足の濃い泡と十分に泡立てを行った泡とでは肌に与える影響が大きく異なり、乾燥感に痒み、刺激感といった皮膚の状態悪化に直結してしまう可能性があるのです。泡立てる際は泡立てネットを使ったり、ホイップタイプのソープを使うようにしましょう。また、体を洗う際のボディタオルの選び方も重要です。ナイロンタオルや軽石は刺激があり、皮膚に細かな傷をつけたり、皮脂膜が取れすぎたり、角質をめくって乾燥状態を強めるため使用しないでください。皮脂の分泌は年齢とともに低下するので、年々乾燥しやすい状態に。カラダを洗うときは手洗い、もしくは低刺激のコットン素材のボディタオルがオススメです。

⑤冬のファッション、肌に当たる素材にも気を使って

可能な限り、綿やシルクなどの柔らかい生地の服や肌着を着るようにしましょう。セーターなどで使われるウール生地は暖かいですが、ウールの太い繊維が皮膚を引っ掻いたり刺激するため乾燥肌には良くありません。外出時にウール生地のコートを着るのであれば、屋内ではすぐに脱ぐようにする、または、柔らかい生地の肌着を着ておくことをお勧めします。

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以上、冬の季節に注意すべき乾燥肌対策のポイントを解説しました。乾燥にさらされた皮膚は、気づかない間に水分が奪われ、あらゆる肌トラブルの原因となってしまいます。間違ったスキンケア、カラダの温め方はしていませんか? 少しの努力できれいな肌が維持できるので、スキンケアや入浴時などに上記のポイントを意識して、自分の肌・ライフスタイルにぴったりなケアを目指してくださいね。