1. 【ツボ押しで体質改善①】冷え性や肌荒れの改善だけじゃない! 深層にまで働きかけるツボ押しの実力とは?

2019.01.04

【ツボ押しで体質改善①】冷え性や肌荒れの改善だけじゃない! 深層にまで働きかけるツボ押しの実力とは?

古くから美容や健康によいと言われてきたツボ押し。最近では、西洋医学の世界でもツボ押しの効果が注目されるようになってきています。体や肌の不調の改善はもちろん、神経やメンタルにまでアプローチできるツボ押しの魅力について探ってみましょう。

【ツボ押しで体質改善①】冷え性や肌荒れの改善だけじゃない! 深層にまで働きかけるツボ押しの実力とは?

お話を伺ったのは……
神﨑貴子さん

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鍼灸あん摩指圧マッサージ師。JSTA認定スポーツアロマトレーナープロフェッショナル。CIDESCO認定エステティシャン。働く女性のための「さくら治療院」の院長として、鍼灸やマッサージなどによる治療を行う傍ら、NPO法人日本スポーツアロマトレーナー協会も設立。自らもアスリートのサポートを行いながら、「プレミナセラピストスクール」を開校し、スポーツアロマトレーナーの育成にも尽力している。著書に、『スポーツアロママッサージ よくわかる!実践バイブル』(フレグランスジャーナル社)などがある。

不調の主原因は、ストレスによる自律神経やホルモンバランスの乱れ

体や肌がなんとなく本調子ではないと感じることはありませんか? それは、ストレスなどの影響によって、自律神経やホルモンバランスが崩れてしまっているからかもしれません。「さくら治療院」で、不調に悩む女性の治療を行ってきた神崎貴子さんによると、最近は、冷えや肩コリ、眼精疲労、ホルモンバランスの影響による肌トラブルやイライラなどに悩まされる女性が増えているのだそうです。

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「冷えは、気候が寒くなってきたことによるものもありますが、アンバランスな食事や日常的に体を動かさないことも血流を低下させる原因に。また、ストレスを受けると、血液の流れを司っている自律神経のバランスが崩れ、血管が収縮するため、メンタル面の問題で体全体が冷えてしまうこともあります」(神崎さん)

肩こりや眼精疲労は、パソコンやスマホを同じ姿勢で長時間使用し続けることが主な原因のひとつ。
「長時間同じ姿勢を続けることで、血流が悪くなり、筋肉が硬くなるのです」(神崎さん)

また、ホルモンバランスの影響も女性の不調の大きな原因に。
「女性の場合、女性ホルモンが、肌や髪、骨など、体全体に関係してきます。例えば、ストレスを受けると卵巣機能が低下しがちになり、うまく女性ホルモンが分泌されなくなります。けれども、脳からは『女性ホルモンをもっと出せ』という指令が出るため、誤作動が生じてしまうのです。自律神経や免疫系なども正常に機能しなくなり、肌や髪の毛など、あらゆるところに悪い影響が現れるようになります」(神崎さん)

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今は、女性も男性と同じように働いているので、以前に比べると仕事からのストレスなどを受けやすい環境にあります。そこに、女性ホルモンの影響も加わるので、女性は男性以上に不調を感じやすいのです。

適度な刺激で、不調の根源にまでアプローチ

そんな女性の不調の改善におすすめなのが、自律神経やメンタルにまでアプローチできるツボ押しです。
「ツボは目には見えませんが、世界保健機関に361穴のツボがあることが認定されています。神経や血管がたくさん集まって交差している所にツボは存在しているのです。そういう神経や血管が集まっているツボに刺激を与えると、感覚神経が興奮します。その興奮は脳に伝わり、脳から自律神経系や免疫系、内分泌系に関するメッセージが送られることで、血行促進や免疫力アップなどの健康に結びつくさまざまな効果が得られるのです」(神崎さん)

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もちろん、不調の元凶ともいうべきストレスに対しても、ツボ押しは有効です。
「ツボ押しの痛気持ちいい刺激は、ストレスホルモンのコルチゾールを減らしてくれます」(神崎さん)

さらに、最近はツボ押しの効果による新たな事実も解明されてきています。
「最近の研究発表では、ツボ押しなどで体の外から刺激を与えることで細胞のミトコンドリアが活性化するということが分かってきています。そのため、免疫力のアップだけでなく、代謝のアップによる美肌効果も期待できます」(神崎さん)

ツボ押しは、東洋医学の“養生”の発想に基づいた美容・健康法

東洋医学には“養生”という言葉があります。健康に気を使い、更なる健康増進を目指すことを意味する言葉です。ツボ押しは、この養生のための美容・健康法として最適と言えます。

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「特別な道具や難しいテクニックいらずで、誰でも手軽にできるのがツボ押しの魅力です。肌を傷つけないように押す力の強さにさえ気をつければ、こうでなければダメという決まり事もありません。あとは、ツボを押した時の自分の体の声に耳を傾けてあげること。例えば、ツボ押しをして眠くなるのも、ひとつのサインです。眠くなるのはリラックスしている証拠ですが、車の運転前や仕事中などに眠くなると支障をきたしますよね。その場合は、そのタイミングにはツボ押しを行わないようにしたり、違うツボを刺激するようにしましょう」(神崎さん)

ツボ押しは、不調を生み出す体質をホームケアで何とかしたい人にぴったりのケア方法です。けれども、不調を生み出す生活習慣を改めなければ、せっかくケアをしても、また前の状態に戻ってしまいます。ツボ押しと同時に、ずっと同じ姿勢が続かないようにストレッチを取り入れたり、エレベーターではなく階段で移動するなど、日ごろの習慣もちょっとだけ改めて、体や肌をどんどんベストな状態へと変えていきましょう!