1. 不器用さんでも上手に塗れるマニキュアは? ネイリストがおすすめ【デパコス編】

2019.02.11

不器用さんでも上手に塗れるマニキュアは? ネイリストがおすすめ【デパコス編】

ネイリストとしての経験と豊富な知識を生かし、肌育成スペシャリストとして活躍中の川上愛子さんが提唱するのは、頭から爪の先まで全身キレイになるためのマニアック美容! 今回は、初心者でも不器用でもOKの塗りやすいマニキュアを教えてもらいます。

不器用さんでも上手に塗れるマニキュアは? ネイリストがおすすめ【デパコス編】

「ムラになる」「筋が残る」「はみ出す」

セルフで塗るマニキュアってなかなかうまくいかないですよね。プロに塗ってもらうと、すごく簡単に塗っているように見えるし仕上がりも綺麗な発色なのに、「何が違うの? コツってあるの?」と思う時はありませんか。

実は、プロはあるこだわりを持ってマニキュアを選んでいます。「この方の爪にはこっちが綺麗に発色するかな?」と見極めているネイリストの視線を徹底解説してみようと思います。明日からのマニキュア選びにぜひ活かしてみてくださいね。今回はデパートコスメ編です。

「ぶきっちょさんでも塗りやすいマニキュアはどれかな?」をテーマに、あちこちのメーカーを試して「これは刷毛が……」「こっちは柄が……」と吟味してみました。マニキュアの塗りやすさのために大切なポイントは2つあります。

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① 刷毛の広がりをチェック
できるだけ毛先が揃っていること:圧が一定にかかるのでムラになりにくい。
広がりの幅:刷毛が広く広がれば大きい爪にも塗りやすい。
刷毛の厚み:厚い刷毛は液体を絡めやすい。

② 柄の長さや太さ
柄が太いと安定する:グラつきにくく塗りやすい。
柄が適度な長さ:長すぎると圧がバラつきやすい。

この他にも、蓋(持つ部分)の大きさも好みがあります。私の場合は手が大きいので蓋も大きい方がしっかり握れて安定しますが、手の小さい方は大きすぎて動かしにくいこともあるでしょう。蓋の形状はグリップに関係するので、四角より丸みがある方が握りやすいです。

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どのメーカーも握りやすさは製品を開発する際に官能評価していると思うので、見た目は四角でも、蓋を外すと握る部分は丸いことが多いですよね。

上記を踏まえ、プロの視点で見てきたデパコスマニキュアたち。発色はどこも素晴らしいのが近年。今回は「塗りやすさ」を基本におすすめをいくつかご紹介します。

【安定感 第1位:シャネル】

シャネル,ベースコート,ラバーズ

こちらはシャネルのベースコート「ラ バーズ」です。シャネルは、ベースコートもマニキュアも刷毛の揃いが綺麗でしっかりと広がります。柄がそれほど長くないのでグラグラするような不安定さも回避できそう。太さも、太すぎず細すぎない作りです。蓋が小さいので手が大きい方は握りにくいかもしれないですが、慣れてしまえば問題なさそう。

綺麗にマニキュアを塗るポイントは、ボトルネックで刷毛を自分の爪とだいたい同じ大きさまでしっかり広げること。しなりを入れてしっかり広げると刷毛もそのまま固定されます。

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ベースコートの刷毛を自分の爪サイズに広げて塗ることで「何回もべたべた触る」ことがなくなります。ベースコートだけでもムラなくつやつやに塗るポイントです。シャネルのラバーズは、薄づきで白っぽい仕上がりが特徴的。コンシーラーのような役割で爪の色ムラを隠してくれます。ベースコートが白っぽい仕上がりだと上から乗せるベージュなどもしっかり発色します。

テクノブルーム

2019年新色の「テクノブルーム 648」。こちらもしっかり刷毛が広がるので、大きな親指なども塗りやすそう。爪が小さめの小指は刷毛を広げすぎずに塗ればしっかり発色します。刷毛も不揃い感がないので圧が一定にかかり、「変な筋」も残りにくいです。

【塗りやすさ 第1位:イヴ・サンローラン】

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個人的に「これは塗りやすいBEST1」はイヴ・サンローランです。

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ベースコートはかなりサラッとしているので乾きやすく、すぐマニキュアを塗れそうでした。「待つのは嫌いでつい乾く前に塗り重ねてしまい失敗する」という方にいいかも。そして、何よりおすすめなのが刷毛の形です。

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人の爪って生え際はカーブしています。だから、マニキュアの刷毛もカーブしていると、自然な形で塗りやすいんです。イヴ・サンローランはまさに爪の曲線にあったカーブ型!ぶきっちょさんも爪の生え際までしっかり塗りやすいはず。もちろん、刷毛もしっかり広がります。また、刷毛のバラつきは色ムラの原因になってしまいます。刷毛のバラつきが気になるときは、眉毛切り用のハサミでカットしてから使いましょう。

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ピタッと爪の生え際に添って塗ることができるので、慣れれば隙間なくプロの仕上がりを叶えてくれそう。刷毛の厚みも厚すぎないので「厚塗り」回避もお手のものです。少し柄が短いので握っている指の力がダイレクトに刷毛先に伝わります。力を入れずにリラックスして塗ってみてくださいね。

【コンシーラー効果 第1位:ジルスチュアート】

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ジルスチュアートのベースコートは大感動の一品。コンシーラー力とツヤ感が断トツでした。

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刷毛はそんなに大きくなく広がりも少ないので、爪が大きい方は少し塗布回数が必要かも。でも、チビ爪さんはとっても塗りやすいはず! 刷毛が大きくないので「液体の取りすぎ」を防げます。他のマニキュアの刷毛では液体量の調整が難しかった方もこれなら調整しやすいはず。

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見てください。この艶。ベースコートをひと塗りしただけでジェルネイルのようなツヤでした。これだけ艶が出れば、上から塗るマニキュアもムラなく綺麗に発色するはず。コンシーラー効果でピンク系の発色をします。爪の色が悪いとか、健康的な爪に見せたいときにもぴったり。

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三本塗ると圧巻の艶も伝わりやすいはず。ピカピカです。

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さらに、ジルスチュアートのネイルは持ち手についているスワロフスキーがキラキラでかわいいですよね。並べて飾るとテンションが上がります。

【ムラになりにくい発色 第1位:ダズショップ】

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「発色」を一番に考えたとき、塗りやすかったのがダズショップです。

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刷毛がやや短く液体の絡まりはほどよいので「多く取りすぎた」なんてことも防げますし、ほとんどのカラーにパールが配合されていて色ムラも光でごまかせます。

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パール感が写真では伝わりにくいのでたっぷりすくってみました。絶妙な細かいパールが入っているので、マニキュア初心者さんでも上手に塗れそうです。

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一度塗りでもほぼムラなし。透明感もあるので指先が軽やかに見える発色ですね。足の爪は手よりも黄ばんでいる方も多いので、足に塗りたい場合はコンシーラー要素のあるベースコートでカバーしてから塗りましょう。

【番外編:百貨店で手に入るプロユースブランド 】

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同じデパコスマニキュアでも、こちらはデパート内のネイルサロンなどで販売されているOPIとTiNS(ティアイエヌエス)。プロの検定試験や全日本選手権などでも使う方が多めの鉄板プロユースブランドです。ネイルサロンでも見かけたことがある方も多いはず。

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「もう何も言うまい!」とコメントしたくなるくらい完璧な刷毛の広がりと液体の艶です。柄の安定もピカイチ。蓋も握り手に向かって細くなっているのでどんな手の大きさでもコントロールしやすいのが特徴的です。刷毛の毛量も多いのでチビ爪さんは「液が多すぎた」が起こりやすいかもしれませんが、するすると広がる艶のある液体は、さすがOPIという感じ。

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TiNSは日本品質で刷毛もしっかり広がるメーカーなのですが、刷毛の毛量はそんなに多くなく、小ぶりな爪にぴったりのプロユース品。ベージュのカラー展開がかなり豊富で選びきれないくらいあるブランド。自分の肌色にぴったりくるベージュが必ず見つかると言っても過言ではありません。ベージュ好きはTiNSのカラー展開と塗りやすさ、発色で満足できるはず。

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せっかくなので、ジルスチュアートのベースを塗ってイヴ・サンローランを人差し指に、シャネルの646を中指と薬指に塗ってみました。ベースコートがつやつやだとマニキュアの発色も綺麗。トップコートを塗らない状態でもさすがの艶です。刷毛の特徴や柄に合わせた力加減を調整するとベージュもムラなく塗ることができます。

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最後はシャネルのル ジェル コートで仕上げ。ジェルネイルのような艶仕上がりが特徴的なトップコートです。

おわりに

マニキュアを上手に塗るためには、発色だけでなく刷毛や柄の特徴をつかんで「塗りやすい」ものを見つけるのが大切なポイントです。ネイリストは、容器をリムーバーで洗浄して使いやすいボトルに詰め替えて使うことも多いくらい「刷毛」や「柄」に強いこだわりがあります。綺麗に塗るためには握りやすさなども選んで「自分の爪に合わせたブランド」を見つけておくと便利。皆さんも上手にマニキュア選びをしてセルフネイルを楽しんでみてくださいね。