1. 【シミ・シワ・たるみ対策】新事実!「ビタミンC」で老化スイッチまでオフに!?

2019.02.26

【シミ・シワ・たるみ対策】新事実!「ビタミンC」で老化スイッチまでオフに!?

美容成分としてよく知られているビタミンCですが、最近、新たな作用も発見され、美肌やエイジングケア成分として改めて注目されています。ビタミンCの美肌作用をしっかり取り入れるためにも、まずはビタミンCのパワーを理解しましょう!

【シミ・シワ・たるみ対策】新事実!「ビタミンC」で老化スイッチまでオフに!?

お話を伺ったのは……
正木久美子さん

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ロート製薬 東京学術チーム所属。医薬品から化粧品まで、ロート製薬の商品や成分についての知識を幅広く網羅。商品や成分の特徴やおすすめ方法、お手入れ方法などを社内にてレクチャーするほか、外部に向けた勉強会なども行っている。

マルチに働きかけるビタミンCの6大美肌効果

ビタミンCにはさまざまな美肌効果があります。ビタミンCに精通しているロート製薬の正木久美子さんによると、公式に論文などで認められたものだけでも、下記に記したような6つの作用があるのだそうです。

①メラニンを作らせない
②メラニンの還元作用
③コラーゲンの生成促進
④抗酸化作用
⑤角化の正常化
⑥ターンオーバーの促進

メラニンが過剰に生み出されることでシミができるため、①の“メラニンを作らせない”と、②の“メラニンの還元作用”は、いずれもくすみや美白ケアに有効な作用です。
「ビタミンCは、メラニン生成に欠かせないチロシナーゼという酵素の活性を阻害して、シミの予防的な役割をしてくれます」(正木さん)

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加えて、ビタミンCが美白成分として特出しているのが、②の還元作用を合わせ持っている点にあります。
「美白成分としては、①の“メラニンを作らせない”という働きを持つものが一般的ですが、ビタミンCの場合は、“メラニンを作らせない”という予防的な作用だけでなく、メラニンを淡色化する還元作用もあるのです。そのため、濃くなってしまったメラニンを淡色化して、すでにできてしまったシミにアプローチすることもできるのが大きな特徴です」(正木さん)

③の“コラーゲンの生成促進”と、④の“抗酸化作用”はエイジングケアに有効です。
「ビタミンCは、コラーゲンの生成をサポートする働きがあるので、小ジワのケアやハリのアップに効果的です。また、高い抗酸化作用は、エイジングサインやシミなど、さまざまな肌悩みにアプローチすることができます」(正木さん)

⑤の“角化の正常化”と、⑥の“ターンオーバーの促進”は、ともに肌表面の印象に大きな影響を与える作用です。
「ビタミンCがターンオーバーを正常に促して、理想的な角層を保てるようになることで、キメの整ったツルンとした肌になります」(正木さん)

つまり、ビタミンCは、肌に多角的にアプローチして、シミや小ジワ、ハリの低下などのエイジングサインはもちろん、毛穴の目立ちや肌のざらつきに至るまで、ほとんどの肌悩みに対応することができるのです。

エイジングケアの可能性を広める、ビタミンCの新たなパワー

すでにさまざまな美肌作用が認められているビタミンCですが、まだまだ、新たな作用が発見されるなど、今だに底知れぬパワーを感じさせるのも、ビタミンCのすごいところ。
そんな新たなビタミンCのパワーとして、今、医学業界でも注目を集めているのが、DNAの脱メチル化のサポート作用になります。

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「例えば、一卵性の双子の場合、DNAは同じなので、見た目も同じになるはずなのですが、年を重ねるにつれて、老化の度合いに違いが生じてきます。DNAにはスイッチをオンにしたりオフにしたりする仕組みが存在していますが、何らかの後天的な影響によって、DNAにメチル基(CH3)というものがついて、DNAの老化のスイッチがオンになってしまうと、老化が進行します。それが、一卵性の双子の見た目に大きな違いが出てきた原因です。要はDNAにエラーが生じたような状態で、十分に細胞が成長していかなくなったり、細胞分裂しにくくなったりしてしまうのです」(正木さん)

双子のように同じDNAの人と比較することはできませんが、同世代よりも老けて見られがちな場合は、DNAの老化スイッチがオンになっている可能性があるかもしれません。つまり、DNAのメチル化が、若々しさを損なっているのです。

メチル基は一度くっついてしまうと取れないというのがこれまでの常識でした。
「だからこそ老化というのは一方通行で不可逆的なことだと考えられていたのです。でも、実は、ビタミンCがメチル基を取るというところに深く関与していて、正常なDNAの状態に戻して、DNAのスイッチを必要な時にオン・オフできるようにしてくれるのではないかということが、近年分かってきたのです。今は、医療の分野でも病気の治療に応用されていくのではないかという段階になっています」(正木さん)

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ビタミンCは、DNAの脱メチル化に深く関与していると考えられている成分です。今のところ、肌に塗布した場合のデータはまだありませんが、肌でも同様の作用があるのではないかと推測することはできます。

「細胞を元気な状態に戻せるのでは? とも考えています。ビタミンCを与えることで、老化を予防するというよりも、若返らせることも可能になるかもしれないという期待が持たれています」(正木さん)

美白ケアやエイジングケアを目指したい人にとって、ビタミンCはこの上なく頼もしい美容成分です。気になる人は、お手入れに取り入れるのがおすすめです。