
カメラの前に立つだけで、場の空気が変わる。フォトジェニックな圧倒的存在感で、見る者を魅了する。今や日本のみならず世界が注目する彼女は、いかにして世界にはばたいたのか。その軌跡と本音に迫る!
なぜ、“世界”へと目を向けたのか?
日本と海外、ウケるツボは違うけど、人の心のありようは同じだった
「2014年の留学、2016年のワールドツアー。GAPのグローバルCM。海外にばかり目を向けているように見えるかもしれないけど、そうじゃない。私はお客さんに笑ってほしい。楽しんでほしい。日本人、アメリカ人、台湾人。国籍とか関係なく、みんなに」
“メイクは注目されるきっかけの一つになったと思う”
強めのアイラインとくっきりと鮮やかなリップ。“THE 渡辺直美”なメイクのHOW TO動画が世界中で視聴されるなど、彼女を語るうえでメイクは外せない要素なのだ。
眉頭を剃ってみた。どうせ生えてくるし、メイクは冒険しないと!
「昨年の年末に、眉頭を剃ってみたんです。そしたら、それまでイマイチだった眉メイクがめっちゃキマって。もし失敗したとしても、毛なんていずれ生えてくる。だったら、今よりキレイになれる可能性にかけたい」
休日でも大抵フルメイク!
「雑誌やSNSで気になったメイクは「かわいいなー」で終わらせません。美人ちゃんのモデルに似合うように組み立てられたメイクを、私に合うようにチューニング。これを休日だろうが、日々練習!」
流行りのメイクでも、好きじゃなかったら乗らない
「食わず嫌いはしないけど、流行ってるからという理由だけで、好きでもないメイクを取り入れたりしません。ビヨンセにしても、メイク動画にしても、私らしさがあるからこそ、ここまでこれたと思うから」
鏡の自分にだまされない
「鏡をのぞいて見えるのは、“最高に可愛い”自分。人から見える自分じゃない。私はいつも必ず、メイクが完成したら自撮りします。そうすると、眉の左右非対称さや顔色のくすみに気づくから。目指すべきは、集合写真でも"お、私イケてんじゃん"と自惚れられるほどの"盛り"」
似合わないと思っても一回はトライ
「目と眉が離れてるので、明るいシャドウは似合わないと思ってて。でも最近、ピンクのキラシャドウ×青のカラーラインに挑戦したらナチュラルなのに盛れたんです! 新しい顔になれるから、思い込みを捨てたメイクのトライ&エラーは大切」
撮影/飯田かずな(NMT inc.) メイク/菊地美香子(TRON) ヘア/Takeshi(SEPT) スタイリング/西野メンコ プロップスタイリング/尾崎愛 取材・文/中川知春
Edited by 遠藤 友子
公開日:2019.03.22