1. 「一緒に仕事したいって思われたい」オフィスで可愛がられる【見た目マナー】

2019.04.21

「一緒に仕事したいって思われたい」オフィスで可愛がられる【見た目マナー】

ライフスタイリストの北條久美子さんに、オフィスではもちろんプライベートでも役に立つ「人生を楽しく生きるための“見た目の”スキル」を教えていただきました。

「一緒に仕事したいって思われたい」オフィスで可愛がられる【見た目マナー】

人は、最初に「見た目」から得た情報で印象のほとんどを決めているといいます。特に春は「はじめまして」が多い時期。最初に「なんだか感じがいい」「一緒に仕事がしたい」と思われるとその後のコミュニケーションはスムーズで、トラブルのときには助け合い、喜びも分かち合える仲間になれることが多いのです。

そのためにやるべきは、見た目力を磨くこと! それは、着飾ったりメイクに励んだりということではなく、働く女子のスキルとしての“見た目力”を磨くことです。新年度に改めて、働く自分の「見た目」を考えてみましょう。

教えてくれたのは……
北條久美子(ほうじょうくみこ)

キャリアカウンセラー/ライフスタイリスト

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東京外国語大学を卒業後、研修講師等を経て、2007年からエイベックスグループホールディングス株式会社人事部にて教育担当を務め、人材育成に携わる。2010年にキャリアカウンセラー資格を取得し独立。一般企業や行政機関、大学等で年間2500人以上にマナーやセミナーを行っている。著書に『ビジネスマナーの解剖図鑑』(エクスナレッジ)、『仕事の基本 社会人一年生大全』(講談社)がある。

いつもの姿勢を再確認

印象は姿勢と直結しています。立っていても座っていても、骨盤を立て、その上に背骨がひとつひとつ積み上がっているようなイメージです。さらに、頭のてっぺんが上から吊られているように意識すると背筋がすっと伸びます。背筋が伸びていると、堂々として信頼感が持てるだけでなく、血色もよくなって健康的な顔色に。さらに、声にも張りがでて、元気さが相手に届きますよ!

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立っていても座っていても……肩の力は抜き、あごは自然に引くのがポイント。常に天井から吊られているように意識。

また、人と話をするときは、おへそごと相手の方を向きましょう。私は「おへそビーム」と呼んでいますが、そのとおり、おへそからビームを相手に発射しているようにしてみてください。おへそはお母さんとつながっていた大切な部分。そこを見せることで、「あなたを信頼していますよ」という気持ちを伝えることができ、コミュニケーションが深まります。

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作業中に声をかけられても、顔だけでなくパッと相手におへそを向ける。

いつも口角を上げて

「幸せだから笑顔になるのではなく、笑顔になるから幸せがやってくる」。私はそう考えています。これはおまじないではありません。いつもにこにこしている人は、まさに、最初にも書いた“感じのいい”人だからです。周りにポジティブな人が集まり、ときには助けてくれ、いいチームになっていきます。

私がおすすめするのは、起きてから寝るまで、ふんわり口角を上げていること。難しければ意識するだけでもいいのです。いつでも口角が上がっていれば、にっこり笑うのも簡単。私のセミナーでこれを実践し、口角を上げているだけで「人に好かれるようになった」「家族との関係性がよくなった」など、実際に変化を感じたという声がたくさん届くので、即効性もあるかも!?

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口角を上げるのをデフォルトにしておけば、とっさの“感じのよさ”が実現します。

身だしなみは人のため、おしゃれは自分のため

このサイトを見ているからには、きっとあなたはメイクやおしゃれが大好き。働くときだって、おしゃれしたいですよね! その心がけはとても素敵。ただし、おしゃれと身だしなみの境界線がわからなくなってしまわないよう、注意してください。

わかりやすく整理すると、身だしなみは人のためにすること=マナーで、おしゃれは自分のため=自己表現。会社などで優先すべきなのは、そう、身だしなみです。最新のファッションよりも、アイロンの掛かったシャツや磨き上げた靴のほうが、働く女子にとっては大切なこと。これもまた、感じがよく見られるためのスキルと考えて実行してみてほしいことです。

お手入れは【ベース】と【先】がキーワード

メイク好きの方には常識かもしれませんが、感じのよさも「ベース」と「先」にかかっています。メイクアイテムを選ぶのも楽しいですが、素肌の美しさはやはりにじみ出るものです。高い洋服を着るよりも、鍛えてしゃんと背筋が伸びた体を作ることが大事です。

そして、磨くと完成度が高まるのが「先」。毛先、指先、そして、靴のつま先はいつもピカピカに磨き上げておきましょう。清潔感は、顔立ちやおしゃれをはるかに凌ぐ、基本のマナーなのです。

TPOに合った服装で信頼感をつかむ

もうひとつ、ファッションやメイクで感じがいいと思われるために必要なのが、TPOをわきまえること。例えば、オフィス内での力仕事がある日にタイトスカートとハイヒールでは戦力外。腕まくりできるシャツにスニーカーで「さあ、がんばりましょう!」と皆を鼓舞するくらいが、可愛がられそう。逆に、パーティがある日は華やかに装って。これは、自分を見せるというよりも、パーティの主役の大切な日を「私も大切にしています」という気持ちを伝えるためです。いつもと同じでは、そんなに重要視していないという印象になってしまいます。

TPOに合った見た目をしていると、やる気や気持ちを伝えることができます。その日のスケジュールを確認してファッションを選ぶのは、キャリアを積むにつれてますます重要になっていきます。

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その日の予定を振り返ってから服を決めましょう。

実は、働く私たちにとって重要なスキル「見た目力」。特別なことはしなくても、「なんだか感じがいい」、そんなふうに思われれば、社会はとっても居心地がよくなり、幸せも呼び込んでくれますよ!

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仕事が楽しくなる 働き方のセブンマナー』(講談社)
著者:北條久美子
価格:¥1200

「マナーはあなたの力になります」。結婚に出産、育児に教育、介護や離婚……女性の人生は切実な選択を迫られることの連続です。そんな中で働くことに困難や生きづらさを感じている現代女性に知ってほしい「力」、それがマナーでした。会社人生を楽しく生きるための真実のマナー、7つの力をお教えします。