1. 【美容のきほん⑧】 かゆみ・湿疹がひどい! 乾燥肌の原因と症状別の治し方

2019.07.02

【美容のきほん⑧】 かゆみ・湿疹がひどい! 乾燥肌の原因と症状別の治し方

乾燥肌とはどんな症状で、どのような原因で肌に現れるのか、かゆみや湿疹などの症状別に行うべき対策法までご紹介します。

【美容のきほん⑧】 かゆみ・湿疹がひどい! 乾燥肌の原因と症状別の治し方

乾燥肌とは?

乾燥肌とは、肌の表皮の一番上にある角質層の水分が少なくなることを言います。健康な角質層は、約20%の水分を含んでいます。この肌の水分含有量が20%以下になってしまった状態を、乾燥肌と呼びます。

なぜ、乾燥肌になるの?

肌が乾燥するのは、肌の水分含有量が低下するからです。“秋冬の肌悩み”としてとらえられることの多い乾燥肌ですが、1年を通じて、乾燥肌に悩む人が増えています。気温や湿度の変化といった外的環境に加えて、加齢やストレス、体調不良、睡眠不足や栄養不足も、乾燥の原因になります。また、肌の洗い過ぎなどによって、肌の内部のうるおいを守る物質が失われ、肌が乾燥しやすくなる場合もあります。

肌のうるおいを守る物質とは?

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肌の角質層の中には、レンガのように角質細胞が並んでいて、その隙間をセラミドなどの「角質細胞間脂質」がつなぎとめて、水分をキープしています。ひとつひとつの角質細胞の中には、水分を抱え込む「天然保湿因子(NMF)」があり、みずみずしく、なめらかな肌を維持しています。そして、「皮脂膜」が肌のバリアとなって、水分の蒸発を防いでいます。

しかし、気候や環境、加齢やライフスタイルなどの要因により、これらの肌のうるおいを守る物質が減ってしまうと、肌は正常に働かなくなってしまいます。すると、保湿機能やバリア機能が低下し、水分が放出されて、肌は乾燥してしまうのです。

肌が乾燥すると、どうなるの?

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肌が乾燥すると、角質層の水分量が減り、バリア機能が損なわれ、角質層は肌を守ろうと厚くなります。この時、急に新たに角質層を作ろうとするために十分に成熟していない未熟な角質細胞ができるため、角質層に不調が生じ、肌あれやかさつき、乾燥じわの原因となります。さらに乾燥が進むと、肌が赤くなる、皮がむける、粉をふく、ひび割れる、などの症状が出てくることがあります。そして、この状態がさらに悪化すると、夜に眠れないほどの強いかゆみや、水ぶくれなどの湿疹まで出てくることもあります。

乾燥肌のつらい症状①:かゆみ

■かゆみの特徴

目元や口元など、皮膚の薄いところは乾燥しやすく、かゆみが出やすいところです。乾燥が進むことで、皮膚がカサカサして、はがれ落ちたり、ひび割れたりすることもあります。そして、かゆい部分をかきむしってしまうことで、かゆみの原因となるヒスタミンを誘発してしまい、かゆみがさらに増してしまうこともあります。

■かゆみの正しい治し方

1)ワセリンで疑似の皮脂膜を作り、水分の流出を防ぐ

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肌がひび割れ、化粧水がしみるほど乾燥している場合には、通常のスキンケアはお休みして、ワセリンをたっぷり塗ってみましょう。バリア機能が低下してしまった肌に、皮脂膜を疑似的に作るのがワセリンです。油性成分が肌の上にとどまって水分を閉じ込め、外的刺激から肌を保護します。

2)化粧品を、通常の倍量使う

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乾燥の症状が少し落ち着いてきたら、普段使っている化粧品の量を増やして使ってみましょう。化粧品は、肌のうるおいを守る物質であるセラミドなどが含まれた美容液やクリームを使うこともおすすめです。

3)クレンジング料を、洗浄力の優しいタイプにかえる

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油性のメイクアップを落とすクレンジング料には、界面活性剤が入っているため、肌のうるおいを守る物質を取りすぎてしまうことがあります。オイルやリキッドなどの強いタイプの使用を避けて、クレンジングにかける時間も短くするように心がけましょう。

乾燥肌のつらい症状②:湿しん

■湿疹の特徴

乾燥によるかゆみが悪化すると、眠れないほどの強いかゆみを感じ、それをかきむしることで水ぶくれなどの湿疹や、皮膚がゴツゴツとした慢性湿疹にまで進行してしまう場合があります。

■湿疹の正しい治し方

湿疹まで進んでしまった症状を 「皮脂欠乏性湿疹」 と呼びます。通常の化粧品が痛く感じて使えなかったり、かきむしりたくなるほど悪化している場合には、自己流のケアをせずに、すぐに病院を受診しましょう。


欧米人に比べて、表皮の薄い日本人の肌は、乾燥しやすいと言われています。肌の乾燥を防ぐには、角質層の水分量を保つケアが重要です。毎日のお手入れを正しく行うだけでも、角質層はしっかりと水分を抱え込み、ふっくらときめが揃った状態に整います。保湿機能とバリア機能も高まり、肌が自らうるおう力までも向上します。1年を通じて、乾燥に悩まされない肌であり続けるために、洗いすぎなどに注意して、正しいお手入れを行うようにしましょう。

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