1. 【齋藤薫】VOCEファンだけに語る!「メイクは心の浄化、命の強化、女の進化!」

2019.07.23

【齋藤薫】VOCEファンだけに語る!「メイクは心の浄化、命の強化、女の進化!」

日々ビューティと向き合う美のプロたちから届いた、VOCE読者へのメッセージ。なんとなくしているメイクだけど、いま一度考えてみる。美賢者のみなさん、メイクの力って何ですか?

【齋藤薫】VOCEファンだけに語る!「メイクは心の浄化、命の強化、女の進化!」

◆教えてくれるのは……

VOCE

ビューティジャーナリスト 齋藤薫さん

キレイになれるだけじゃない。神様がくれた、メイクの3大効果

時々、思いきり落ち込むことがある。そういう自分を放っておくと、後ろ向きの心が“悪いこと”をさらに思い出させ、もっと落ちていくから、30分以内にネガティブな心を体から追い出すテクニックを見出した。それは原因を胸で悩まず、意識して頭まで引き上げ、何がいけなかったのか考える。そして夜中であっても何らかのメイクをする。バカバカしいと言わないで。悩みは胸にあると悩みのままだが、頭に上げれば解決できる。さらにメイクをすると、完全に頭のてっぺんから苦悩が抜けていくのだ。つまりメイクは心の浄化。アイライン一本にも、口紅一本にも、後ろ向きに乱れた心を端正に整える力が宿っていると知っておいて。一方で人は、極端な話、生きるのが面倒になるとメイクをしなくなる。疲れていてもメイクはできるが、死にたくなるとメイクはできない。メイクするのに必要なエネルギーは、生きる力と全く一緒。ならば生きる意欲が減退しそうなら、逆にメイクをすることで生きる力を無理矢理にでも生み出すべき。しばらく病気で寝込んでいて、久しぶりにメイクをした日、猛烈に生を感じる、みたいに、リハビリメイクの例を挙げるまでもなく、人に見せるためでなく、自分が強く生きていく“生き活”のためにメイクがあるのだから。メイクこそ“外から与えられる生命力”なのである。そして、人は自分にどれだけの可能性があるかよく知らない。人間は潜在能力の90%以上を眠らせているのだ。それを毎回何パーセントかこじ開けるのがメイク。ほら自分はこんなにキレイ、昨日より今日はもっとキレイ、本当はもっとずっとキレイ! そうやって無限に自分の美しさを発見させてくれるのがメイクなのだ。だからその気になれば、人はメイクするたびどんどん美人になる。メイクでキレイになるのは当たり前。そんな次元ではなく、メイクは女を進化させるのだ。心の浄化、命の強化、女の進化……メイクの3大効果である。

VOCE2019年9月号 沢尻エリカ

撮影/中村和孝(まきうらオフィス) ヘアメイク/中野明海(air notes) スタイリング/亘つぐみ(angle) モデル/沢尻エリカ