
世の中に溢れかえるコスメ情報に惑わされず、本当に良いと思ったものしか紹介しないのをモットーに、リアルで嘘のないコスメ情報を発信中。そんなコスメフリークのyuukaさんによる連載をお届け! 第3回目はオススメのメイクブラシ《アイブロウ、アイメイク編》をご紹介します!
大好評だった名品メイクブラシ《フェイス編》もCHECK!
【メイクの仕上がりが激変!】パーツ別・名品メイクブラシ|コスメフリークyuukaの名品コスメvol.2
今回はアイブロウ、アイメイクの名品ブラシをご紹介!
大好きなコスメの魅力を最大限引き出して、メイクの仕上がりを底上げしてくれるメイクブラシ。私はデパコスのコスメを付属チップやブラシで仕上げるのと、プチプラコスメを上質なブラシで仕上げるのとでは、断然後者の方がメイクの完成度が上がると思っています。
「ブラシは第二の指」であり、自分の目的に合ったブラシを見つけることがメイク上手への絶対の近道! そんなブラシ信者の私が前回は《フェイス部門》をお届けしましたが、今回はポイントメイクの《アイブロウ・アイメイク部門》を特集します。
WHOMEE アイブロウブラシ 熊野筆 & エレガンス ブラッシュ 10
上から、フーミー アイブロウブラシ 熊野筆 ¥1800/Clue、エレガンス ブラッシュ 10 [アイブロウ用] ¥2000
まずアイブロウブラシのオススメで絶対に欠かせないのがこちらの2本。「顔の額縁」とも言われるアイブロウは、その仕上がりが顔の印象の80%を決めると言っても過言ではないほど最重要パーツなので、使うコスメにもツールにも一切妥協はできません。
普段はアイブロウパウダーの粉質やなりたい眉の形、眉の毛質などによって1本1本変えるほど徹底してこだわりますが、その中でも最も使用頻度が高く、どんなアイブロウパウダーにも眉にも合いやすいのがWHOMEEとエレガンスの2本。
WHOMEEのアイブロウブラシは太さや幅、筆の肌当たりが計算され尽くした絶妙さで眉頭から中間あたりまでを毛流れに沿ってざっくり色を入れたいときにオススメです。熊野筆の上質さで粉をしっとり含みながら、自眉にちょうどいい影感を仕込んでくれるので、これさえあれば今風のナチュラル太眉がテクニックなしで完成します。
眉尻までしっかり毛がある方はそのまま眉尻までWHOMEEで色を入れても良いと思いますが、眉尻の方は毛が少ないという方や、眉尻は顔が締まるようにシャープに作りたいという方がほとんどだと思うので、そんな時はエレガンスとのダブル使いがオススメ。
ミズアナグマ使用のエレガンスのアイブロウブラシはややハードな硬さと小ぶりなサイズ感のおかげでパウダーを取る量によって色や形の強弱が作りやすく、アーチ眉の丸みやストレート眉のスッと抜けるような眉尻形成もお手のもの!
少ない回数で確実に色をのせることができて、まるでペンシルで書いているかのような安定感があります。私はこれ1本で眉毛全体を仕上げることも多く、アイブロウブラシが1本しか選べないというなら迷わずこれを選ぶくらい溺愛しているブラシです。
白鳳堂 B021 アイシャドウ丸平
白鳳堂 B021アイシャドウ丸平 ¥3100
アイシャドウのハイライトカラーを入れるのに最適なのがこちら。少し大きめのこのサイズ感が素晴らしく、ひと塗りで簡単にまぶた全体にハイライトカラーを入れることができます。
ベースメイクの仕上がりを綺麗に保つためには、下地やファンデをムラなく均一に整えることが大事なのと一緒で、アイシャドウもまぶたのベースになるハイライトカラーはムラなく塗れているかどうかがとても大事です。その仕上がりがあとから乗せるメインカラーや締め色のグラデーションの質を決めるし、まぶたの質感すら変えてしまうほど……!
灰リス毛を使用したこちらのブラシはとにかく肌当たりが優しく、パウダーがフワッと乗るのに粉飛びせず密着する、という指やチップでは到底叶わない仕上がりを実現してくれる優秀ブラシ。
またハイライトカラー以外にもラメの大きなアイシャドウを品良くのせたいときにも使えます。
粒子の大きいラメシャドウは指で密着させながらのせる方も多いと思いますが、例えばラメカラー1色でサラッと仕上げたいときにはこのブラシでつけると驚くほど上品でナチュラルに仕上がるのでおすすめです。
同じコスメでもこうして雰囲気をガラッと変えてくれるところがブラシ使いの醍醐味だなぁとつくづく感じさせてくれる名品ブラシです。
白鳳堂 B5507 アイシャドウ 丸平
白鳳堂 B5507 アイシャドウ丸平 ¥1500
ハイライトカラーに続いて、いわゆるミディアム~メインカラーをしっかり発色させたいときに最適な1本がこちら。
小ぶりなサイズ感が日本人の目もとにぴったり合って、二重幅からアイホールまでをしっかりおさえながら、思ったままの色みがのります。
小ぶりな割に毛量がしっかりとあり粉含みが良いので、まぶたの上で色が余計に散らかることもなく、まるで自分の指を使っているかのような操作性の高さが何よりの魅力。
主役のメインカラーを活かす大事なブラシだからこそ、この大きすぎず小さすぎず硬すぎず柔らかすぎず、のちょうどいいブラシは絶対に抑えておきたい1本です!
ワトゥサ アイカラーブラッシュ S
メインカラー~締め色になるような濃い色を、今度は逆にフワッと「ボカしづけ」したい時に活躍してくれるのがワトゥサのブラシ。見た目やサイズ感的にしっかり色がのってしまいそうに見えて、実際はとても柔らかく繊細に色がのります。
例えばこういったマットの締め色は強く入れ過ぎると途端にメイクが濃く見えてしまうし、私のような奥二重さんはかえって目が小さく見えてしまいがち……。
そんなときに濃いメインカラーもフワッとひと塗りでグラデーションをかけたような仕上がりにしてくれるのがこちらのブラシ。
締め色が薄くのることで、ナチュラルだけど印象深い、まるで女優さんのようなアイメイクを作ることができますよ!
白鳳堂 丸 J146
白鳳堂 丸 J146 ¥1400
何となくいつもよりアイメイクをしっかり作り込みたい気分の時。目尻のくぼみに沿ってアイシャドウを入れながら、縦割りグラデで外国人風の掘り深アイに挑戦してみると目もとの印象は大きく変わるものです。
だけど何となく上手くいかない……。想像していた仕上がりにならない……。とお悩みの方がいたら、迷わずオススメしたいのがこのブラシ。
とにかくこのサイズ感が本当に絶妙で、日本人の平均的な目のくぼみ(クリース)にぴったりとはまります。
目尻に向かうにつれてグラデーションが広がるような吸引力のあるアイシャドウの入れ方は、欧米人の方と私たちアジア人では骨格が違うので色みをのせる範囲に細心の注意が必要ですが、このブラシはそれがピタッとはまりやすい。
ボカしながら色を入れるときに圧をかけても全くチクチクすることがなく、ノンストレスでグラデーションの深みを出せるところも超優秀です。
基本は抑えたけど、ワンランク上のアイメイクに挑戦したいという方にオススメしたい、特別な1本です。
白鳳堂 丸平短B5511 白鳳堂 尖りG5515
左から、G5515 アイシャドウ 尖り ¥1200、B5511 アイシャドウ 丸平短 ¥1300
アイライナーのエッジをシャドウでボカしたいとき、下まぶたに色をのせたいとき、涙袋にハイライトカラーを入れたいとき……。アイメイクの行程の中でとにかく登場回数が多いのがこちらのスマッジブラシです。
他の部分は指で塗ってもそれなりに仕上がるものですが、まぶたの際にのせるような細かい作業はやはりブラシでないと務まりません。
同じスマッジブラシでも硬すぎれば目の際にのせる時に痛みを感じやすく、濃くのりすぎてアイシャドウの柔らかさが出ないし、逆に柔らかすぎると色が広がり過ぎてしまってバランスが崩れてしまうもの。
よく使うブラシだからこそ目的に合った扱いやすさを考えた時に、私が最もオススメしたいのがこの2本。
B5511の方はサイズ感がまさにちょうど良くて、しっかりと面で色がのるので、アイラインをボカすときにも目頭にハイライトカラーをいれるときにも、とにかく万能に使えます。
G5515の方は尖りの形が下まつげの際を埋めるように色をのせるのに最適で、ここにマットな色を入れれば、まるで下まつげが増毛したかのような錯覚で一気に目力が倍増! どちらもアイメイクの細部のクオリティを上げるために欠かせない存在です。
エスティーローダー パーフェクト ブラッシュ コレクション ブレンディング シャドウ ブラッシュ
エスティーローダー パーフェクト ブラッシュ コレクション ブレンディング シャドウ ブラッシュ ¥2200
どんなアイメイクも様にみえるように調整してくれる魔法のような1本と言えば迷わずブレンディングブラシ!
この形のブレンディングブラシは一番スタンダードな形なので良く見かけますが、エスティローダーのものはアジア人の目にもちょうどよいサイズ感と毛量、毛の柔らかさで、とにかく使いやすさがピカイチです。
粉含みがいいのでベースの色やミディアムカラーをフワッとのせるのにも使えるし、名前の通り、アイシャドウを仕上げた後ワイパーのようにブラシをまぶたの上で滑らせてブレンドすればグラデーションに深みが出せる上に、アイシャドウとまぶたに一体感が出ます。
これさえあればアイシャドウは何とかなる!と思えるほどの安心感があり、持っていれば必ず使える1本なので、ブラシ初心者の方の最初の1本としても激しくオススメです。
MAC #224S テーパード ブレンディング ブラシ
#224S テーパード ブレンディング ブラシ ¥5300
同じブレンディングブラシでも、エスティローダーのものとは少し違った形でブレンディング、ハイライト、鼻筋のシェーディングとマルチに使える心強い1本がこちら。
毛先が長く穂先が広がり、毛がそこまで密集していないので、絶妙な粉含みで肌に溶け込むような質感作りが得意です。筆先が丸くシェイプされているおかげでベタッと平面的に肌に触れず、ボカす作業からツヤ出しまで万能に使うことができます。
時間がなくて適当にのせた単色アイシャドウも、ムラになってしまうようなプチプラアイシャドウも、最後にざざっとこれを何往復かしてブレンドするだけですごく手のかけたような自然な奥行きが出せるので、私のメイクポーチには絶対に欠かせません。
MACのカウンターでアイシャドウのタッチアップをお願いすると必ずと言っていい程どのBAさんも使用されているので、プロの間でも支持されているブラシなのだと思いますし、それも納得の使用感。
価格はアイシャドウブラシ1本と考えると少しお高めですが、同じ金額で新しいアイシャドウを1個買うよりもきっとメイクに差が出るはず……!
ブラシの毛先、腹、点と全ての面で活用できる本当に素晴らしい1本なので、アイシャドウのグラデーションが上手く出せない、という方には是非一度試してみて欲しいです。
ダイソー 春姫 アイライナーブラシ
最後はまさかの100均ダイソーからのおすすめブラシです。
本来はアイライナーブラシなのですが、このサイズ感と筆のコシが「眉のお掃除」に大活躍! 眉のお掃除とは何かというと、眉メイクを仕上げた最後で形のラインを整えるために眉の周りをコンシーラーで整えるテクニックのこと。
この行程をすると、左右非対称の不揃い眉や失敗してしまった眉が整えやすく、また輪郭がハッキリするので一気に眉メイクの上級者っぽくみえる効果が……!
小回りのきくサイズ感なので、やりすぎることなく微調整可能なのが初心者さんにもおすすめポイントです。
またリップブラシとしても最適なコシとサイズなので、まず1本持っておいて損はないはず。100均も侮れない、と思った掘り出し物の優秀ブラシです。
ということで、今回はどどっと11本をご紹介しました。いかがでしたか?
同じコスメでもブラシの種類を変えるだけで質感や見え方が全く違ってみえるので、ブラシ選びは本当に奥が深いです。
日本人の目もとのサイズ感や流行のメイクに合わせて『これさえあればどんなアイルックも作れる!』という渾身の11本をご紹介したので、是非是非、これを参考にブラシ選びをしてメイクの幅を広げて頂けたら嬉しいです♡
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yuuka
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