1. 【NEWS】パルファン・クリスチャン・ディオールと京都大学iPS細胞研究所が共同研究を開始!

2019.09.12

【NEWS】パルファン・クリスチャン・ディオールと京都大学iPS細胞研究所が共同研究を開始!

美容好きさんにビッグニュース! ディオールが、あの京都大学iPS細胞研究所とタッグを組んで、皮膚代謝メカニズムに関する共同研究を開始したという記者会見に潜入してきました。

【NEWS】パルファン・クリスチャン・ディオールと京都大学iPS細胞研究所が共同研究を開始!

京都大学iPS細胞研究所とは?

VOCE

2012年にノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥教授が所長を務める、iPS細胞研究所=CiRA(サイラ)。iPS細胞技術を用いた新たな治療法の実現を目指して、再生医療や創薬という医療応用に向けた先端研究を行っているところなんです。そのCiRAがディオールと共同研究を開始するとのニュースをキャッチ! 京都で行われた記者会見に潜入してきました。なんと、CiRAの研究室が海外の化粧品メーカーと共同研究を行うのは初めてなんだそう!

ディオール サイエンスとは?

VOCE

LVMHパフューム&コスメティクス 研究開発ディレクター ブリューノ・バヴーゼ氏

ディオールは、フランスのみならず、日本、中国、韓国にも研究所があり、350人の研究員がいます。さらに200の特許を有し、700もの論文も発表をしています。環境汚染や紫外線、ブルーライトによる外的刺激に対する皮膚の研究、環境変化による皮膚組織間の情報伝達の研究、そして、iPS細胞をはじめとする皮膚細胞研究も行っているんだそう。

20年間に及び、幹細胞研究事業を続けており、17の新規知見と約55本の論文発表に加え、学術機関との共同研究を行ってきました。VOCEでも様々なディオールのスキンケアをご紹介する際に、その知見をご紹介してますよね。今回、「加齢による幹細胞の変化」をさらに深く研究するために、CiRAとの共同研究がスタートするのです。

ディオールの幹細胞研究とは?

VOCE

1999年に幹細胞研究をスタートさせたディオールは、その年モデナ大学との共同論文を発表。2006年には肌の加齢マーカー、2008年には幹細胞の保護、2013年には皮下組織幹細胞保護、2015年には幹細胞同期、2016年にはSKPa再生能力を知見として発表。今年、新たに京都大学との共同研究をスタート。iPS細胞から生成されたケラチノサイトを含む、新しい皮膚再生モデルを研究することで、皮膚細胞加齢プロセスをさらに明らかにしていくのです。

そもそもiPS細胞ってなに?

VOCE

iPS細胞とは人工多能性幹細胞(induced Pluripotent Stem Cells)のこと。2012年に山中伸弥教授が「成熟細胞が初期化により多能性を獲得することの発見」で、ノーベル生理学・医学賞を受賞したのは、記憶に新しいですよね。iPS細胞の特徴は、①体のあらゆる細胞に変化できる多能性、②ほぼ無限に新生する増殖能があること、③誰からでも作られる個別化されていること。このiPS細胞を応用すれば、再生医療などの分野で多大な貢献がされるんです。

ディオール×京都大学iPS細胞研究所、共同研究の内容は?

VOCE

(左から)京都大学iPS細胞研究所 博士研究員 ホセ・ファビアン・オセゲラ・ヤネス氏、LVMHパフューム&コスメティクス 研究開発ディレクター ブリューノ・バヴーゼ氏、京都大学iPS細胞研究所 准教授 クヌート・ウォルツェン氏

肌は多くの代謝プロセスで再生されており、幹細胞は肌に一番大きな影響を与えています。ただしたくさんの細胞の中から幹細胞を特定するのは非常に難しいこと。それが、iPS細胞を用いることで、幹細胞を特定できるようになるんです。

共同研究では「皮膚代謝メカニズム」をテーマに様々な年齢、様々な生活環境の分化iPS細胞を用いるとのこと。年齢や環境が肌にどんな影響を与えるのか、それは遺伝子とどんな関連性があるのか……iPS細胞を用いた研究をすることで、ディオールは皮膚の加齢のメカニズムをより明らかにし、新しい技術開発に着手していくのだそう。CiRAは、遺伝的な観点からの皮膚疾患を研究しており、ディオールは環境変化、代謝の研究をしてきました。それが相互補完されるんですね!

いつまでも若々しくいられる……そんな夢のような日が来るのかも? ディオールと京都大学の共同研究から目が離せません。