連載 伊藤千晃のフェムテック通信

【伊藤千晃】「男女混合グループは社会の縮図だった。男性に女性の身体をわかってもらうために……」

公開日:2022.06.17

ダンス&ボーカルグループAAAの元メンバーであり、現在はモデルやソロアーティストとして活躍する伊藤千晃さん。妊娠・出産を経て、自身の体のケアにより興味を持ったという伊藤さんと、”フェムテック”について勉強していく連載企画。第一回後編では男女混合グループで活動していた中での、女性特有の苦悩について告白してくれました。

ダンス&ボーカルグループAAAの元メンバーであり、現在はモデルやソロアーティストとして活躍する伊藤千晃さん。妊娠・出産を経て、自身の体のケアにより興味を持ったという伊藤さんと、”フェムテック”について勉強していく連載企画。第一回後編では男女混合グループで活動していた中での、女性特有の苦悩について告白してくれました。

前編はこちら▼

伊藤千晃】出産してわかった「自分ひとりで悩みを我慢しなくていい」

生理中のコンサートでは、自信をなくすことも

ーー生理やPMSなどの悩みがAAAの活動に支障を来すことはありましたか?

伊藤「ライブの日に生理が重なったときは『ナプキンがずれたらどうしよう』や『衣装に血がついてしまうんじゃないか』とヒヤヒヤすることが多かったです。そういった不安が原因で自信を無くしたりして……。とはいえ解決はできないし、我慢するしかないという感覚でステージに立っていた時は、正直ありました。吸水ショーツもまだまだメジャーでない頃だったので、もしあの時そういった悩みを解決するフェムテックがあったら、ステージに立つ者としてすごく嬉しかったと思いますね」

--ステージの上でパフォーマンスをしながらも、女性特有の悩みを抱えていたんですね。AAAは男女混合グループでしたが、メンバー内で悩みを共有することはありましたか?

伊藤「女性としての悩みは、男性メンバーには言いづらかったです。男女混合グループで感じたことは、やはり女性は我慢することに慣らされているということ。多少体調が悪くても生理痛でも我慢して中々言葉にしないので、男性側も変化に気付けない。女性の身体には波があるので、『もしかして今日は不調なのかな』という風に、男性も女性の健康問題について案じるようになると、お互いが気持ちよく過ごせるのかなと思います」

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パフォーマンスに非難を浴びることも

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