連載 これがワタシの生きる道

【マヂカルラブリー野田クリスタル】芸人として“売れる”ための筋道づくり

公開日:2022.06.02

VOCE7月号「美体グラビア」に登場。マッチョ芸人としても活躍し、2020年にはM-1王者にも輝いたマヂカルラブリーの野田クリスタル。身体を鍛える意味、それによって見えてきたこと。そして、芸人としてどう進んでいくのか。あますところなく、前・中・後編でお届けします。

VOCE7月号「美体グラビア」に登場。マッチョ芸人としても活躍し、2020年にはM-1王者にも輝いたマヂカルラブリーの野田クリスタル。身体を鍛える意味、それによって見えてきたこと。そして、芸人としてどう進んでいくのか。あますところなく、前・中・後編でお届けします。

前編/賞レースは調整が効かなくてバグったやつが優勝する
中編/『自分ごときが』と思えるようになってから強くなれた

「すべってるからこそ、すごい」と思う時期があった

――『R-1ぐらんぷり』と『M-1グランプリ』の王者になって、そのうえで、まだまだ目指すものはあると思いますが、何をもって、てっぺんをとれたと思ったり、自分を満足させられたりすると思っていますか

野田「ものすごくわがままになれたら、いいなと思いますね」

――わがままになれるタイプなんですか?

野田「“わがまま“をなんととるかですよね。僕の場合は、わがままになれる立ち位置になったとて、やれないことはあると思うし、今から『悪いやつになれ』って言われてもなれないですし、根本的な部分は変わらないと思うんです。そのうえで、わがままを言えないから辛くなってる部分もあるだろうと思うので、自分の中で『わがままでいられたらいいな』と思ってます」

――自分が心地よくいられるために、交渉ができたらいいなって感じですか

野田「そうですね。自由自在でいられるってことが一番いいかな」

――“わがまま”を単純に捉えると、自分の思い通りにすることができる強さとか強引さ、もっと言うと“悪さ”みたいなものも必要だったりするのかと思うんですが、そういうことに憧れる、みたいなことはありましたか?

野田「『悪い自分になりたい』ってことはなかったんですけど、単純に『すべってる俺、すごい』『すべってるからこそすごい』っていう時期はありましたね」

――そこから脱するのって大変そうですね。

野田「そこは単純に、歳をとっていってバイトがつらくて、バイトせずに生きるにはと考えて、笑いに向き合うようになったから変わったんじゃないですかね。『すべってたら、すべってるだけの人生』ですから、そこから抜け出すには、面白くなるしかないかなって」

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