1. 『カイジ』の世界に飛び込んだ【福士蒼汰】さんが登場! 公私の“勝負”におけるスタンスを語る|【VOCE♡YOU】Vol.20

2020.01.10

『カイジ』の世界に飛び込んだ【福士蒼汰】さんが登場! 公私の“勝負”におけるスタンスを語る|【VOCE♡YOU】Vol.20

『カイジ』の世界に飛び込んだ【福士蒼汰】さんが登場! 公私の“勝負”におけるスタンスを語る|【VOCE♡YOU】Vol.20

キャリア初期は正義の味方や爽やかな王子様がハマることを証明してきた福士蒼汰さん。近年は残忍な剣士や殺し屋といった敵役にも挑戦し、俳優として着々と表現の幅を広げている。最新作の映画『カイジ ファイナルゲーム』でも、過去2作で圧倒的な存在感を示してきた主演の藤原竜也さんと対立する首相首席秘書官・高倉浩介を熱演。

最新作の映画『カイジ ファイナルゲーム』で出演中の福士蒼汰さんに直撃。作品への思いはもちろん、プライベートにおける“駆け引き”の実力も探ってきました!

藤原竜也さんとの共演が夢でした

福士蒼汰

——大ヒットシリーズの最新作である『カイジ ファイナルゲーム』に出演することが決まったときの心境を教えてください。

「オファーを頂いたときは二つ返事で『イエス』と答えました。藤原竜也さんとの共演は夢でもあったし、しかも、あのカイジの世界に自分が入れるなんて考えてもいなかったので、とても嬉しかったですし、身の引き締まる思いも抱きました。精一杯の準備をして、全力で飛び込んで行きたいなと」

——福士さんが演じた高倉浩介は、政府が目論むプロジェクトの中心にいる人物。藤原さん扮する主人公のカイジとは対立するポジションですが、ご自身の中ではどんな人物像を描いていましたか?

「高倉は自分の信念を貫こうとしている青年です。あくまでも市民を守るために、あの手この手を使って政策を推し進めようとしている。カイジの信念とぶつかることになりますが、僕の中では悪役という認識はありませんでした。立ち位置を気にするよりも、常に100%の力を注いで、魂を燃やしながら演じることに集中していたと思います。大きい声を出すキャラクターではないけど、心は常に強気の状態を保っていたので、消耗が激しかったです(笑)」

福士蒼汰

——それほどの熱量を注がないとカイジと戦えなかったということですね。

「そうです。藤原さんは、撮影現場でリハーサルの段階から全力投球でした。1発目のテストで1番テンションが高いくらいの芝居を試して、そこから最適なラインに収めていくというか。過去の作品を見て、てっきり徐々にテンションを上げて作っているのかと思っていたのでびっくりしました。おかげで僕も、最初から『ここまでやらなきゃカイジに負けるぞ!』という気概を持って取り組むことができました」

普段はジャンケンが弱いみたいです

福士蒼汰

福士蒼汰

——高倉は劇中ゴールドジャンケンというゲームの名手という設定もあります。福士さん自身は、ジャンケンが強いタイプですか?

「弱いと思います。最近はドラマ『4分間のマリーゴールド』の撮影現場で共演した菜々緒さんと空き時間にあっち向いてホイをしていたんですけど、なぜか僕が負けっぱなしで。第一段階のじゃんけんでも負けるし、第二段階のあっち向いてホイでも負けちゃうから……。高倉は強いキャラという前提で脚本が描かれているので自信を持って演じられましたが、それでもジャンケンのシーンは迷いました。誰もが知っているゲームのルールが複雑になっていたし、それを映画として魅力的に見せなければなりません。自然と高揚感を覚える現場のセットや藤原さんの勢いに乗せられて、なんとか乗り切ることができました」

——『カイジ2 人生奪回ゲーム』(2011)の公開以来、9年ぶりの新作となります。何度も理不尽に直面し、逆境に立ち向かってきたカイジの魅力は、令和になっても人々の心を動かすと思いますか?

「時代の変わり目である今こそ、カイジのような人が求められているような気がします。戦国時代でも、明治維新でも、強い信念や熱量を持つ男たちが日本を動かしてきました。令和が幕開けしたばかりの今も、日本が大きく変わるような気がしています。今回の映画もオリンピック後の日本が描かれていますし、幅広い世代の方の魂を刺激する作品に仕上がっていると思います」

恋愛では小細工を使いたくないですね

福士蒼汰

——そもそも、俳優として芸能界で生きることを選んだ福士さんは人生の勝負師だと思います。何事もリスクを恐れずに挑戦するタイプですか?

「たしかに、振り返ると、この仕事で生きて行くことを決めたときが、人生一番の大勝負でした。高校二年生で俳優になり、もともとの夢だった大学進学を諦めて、この仕事に100%のエネルギーを注ぐことにしました。とはいえ、基本的には慎重に物事を決めるタイプです。そういう自覚があるからこそ、『何事もトライしなきゃ』という意識も持っているのですが」

——ジャンケンは弱いそうですが、恋愛における駆け引きに自信はありますか?

「どうでしょう。恋愛では、あんまり駆け引きはしないかもしれません。好きな人がいたとしたら、ポーカーフェイスを保つことはできないと思います。すぐ相手に好意がバレちゃうくらいに。だから何事も、小細工を使わずに、正々堂々と勝負していきたいです」

VOCE

■プロフィール

福士蒼汰(ふくし・そうた)

1993年5月30日生まれ。東京都出身。2011年、TVドラマ『美咲ナンバーワン!!』で俳優デビューを果たす。同年『仮面ライダーフォーゼ』でTVドラマ初主演、同シリーズの劇場版で映画初出演・初主演を飾る。近年の出演映画は『曇天に笑う』、『ラプラスの魔女』、『BLEACH』、『旅猫リポート』、『ザ・ファブル』など。

■インフォメーション

映画『カイジ ファイナルゲーム』

2020年・東京オリンピックの終了を機に、国の景気は急激に失速。金のない弱者は簡単に踏み潰される世の中になっていった。少ない給料で自堕落な生活を送るカイジは、ある日、帝愛グループ企業の社長に出世した大槻と再会。大槻から、金を持て余した老人が主催する「バベルの塔」という、一獲千金のチャンスを含んだイベントの存在を知らされ……。原作者・福本伸行自らが脚本に携わり、オリジナルストーリーを考案。4つのオリジナルゲーム【バベルの塔】【最後の審判】【ドリームジャンプ】【ゴールドジャンケン】が登場する。
1月10日(金)公開!
出演/藤原竜也、福士蒼汰、関水渚、新田真剣佑、吉田鋼太郎、松尾スズキ、生瀬勝久、天海祐希ほか

撮影:朝山 啓司 ヘアメイク:高橋幸一 スタイリスト:小松嘉章 取材・文:浅原聡

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