1. 元宝塚歌劇団雪組トップスター【早霧せいな】が、変わらず美しくいられる秘訣|【VOCE♡宝塚】タカラジェンヌOGのビューティトーク

2020.03.10

元宝塚歌劇団雪組トップスター【早霧せいな】が、変わらず美しくいられる秘訣|【VOCE♡宝塚】タカラジェンヌOGのビューティトーク

元宝塚歌劇団雪組トップスター【早霧せいな】が、変わらず美しくいられる秘訣|【VOCE♡宝塚】タカラジェンヌOGのビューティトーク

宝塚OGの魅力を紐解く話題のweb VOCE新連載、タカラジェンヌOGのビューティトーク。今回は、漫画家・水城せとな原作の人気コミック『脳内ポイズンベリー』の舞台化作品の公演を控えている、早霧せいなさんが登場! 作品のことはもちろん、今も輝き続けていられる理由や彼女の素顔までたっぷりお伝えします。

「私のネガティブ思考は、表にいるときだけ隠れていてくれるんです」

早霧せいな

―一人の人間の頭の中で擬人化された5つの思考が、“脳内会議”を繰り広げるラブコメディ『脳内ポイズンベリー』。舞台で<ネガティブ思考>の池田役を演じられる早霧さんですが、役に関してどのようなイメージを持たれましたか?

「割と強めな印象でした。市原(隼人)さん演じる吉田議長が居つつも、実は池田が裏番長だよね!って共演者の方とも話しているんです。単純に力が強いわけではなくて、弱いところを見せたくなかったり、なんとかして自分を守ろうとしたりするところからくる強さみたいなもの。この作品においては、ポジティブ思考を追い出すことがきっかけで改めて自分を見つめ直すシーンもあるんですよ。私自身がネガティブ思考寄りなのですごく共感できるし、池田を演じることにあまり違和感はないですね」

早霧せいな

―いつも笑顔の早霧さんなので、ネガティブ思考なのはとても意外です!

「そのように言っていただけて、嬉しいです! 私の脳内にいるネガティブ思考は、見えないように隠れてくれているんですよ(笑)。だから、表に出ているときは完全にポジティブ思考。意識してコントロールしようと心がけています。でも、みなさんそうですよね。お仕事の現場とか人前で接するときとか、きっとすごく抑えてる。『脳内ポイズンベリー』の原作を読んだとき、それを改めて知ったんです。私はお家にいるとネガティブ思考を引っ張ってすごく落ち込んだりするけれど、みんなそうなる瞬間はあるんだって。『私は私。こういう部分も持っていていい!』って思えたときにめちゃくちゃ勇気をもらえました」

「楽観的にはなれない。だからこそモヤモヤな感情をエネルギー源にする」

早霧せいな

―普段の早霧さんはどんな場面でネガティブ思考が出てきますか?

「どうでしょう。ネガティブな思考が止まらなくなるのは、物事の良いところより、悪い欠点を最初に見てしまうときかな。先にメリットを見られる方もたくさんいると思うんですけれど、私はすぐに“え、大丈夫?”って不安を感じてしまうんです。もっと良い面を見られればいいんですけれど。一個の悪いところに執着してしまうときがあるので、一旦忘れなくちゃ!って思うときは多々あります」

―そうなんですね。でもきっと、そういう部分に共感する方も多いと思います。落ち込んだときはどうやって乗り越えられているんですか?

「まずは一人で落ち込んでドーンと沈みますよね。それでずっと悶々として、その悶々時間が長すぎることにイラっときて、『もうやめた!』みたいになります(笑)。すぐポジティブ思考には変えられないけれど、負の力やモヤモヤした感情をエネルギーに変えて前に進む感じかな。楽観的にはなりたいけれど、私はなれないタイプなんですよ(笑)。だからもう勢いでいくしかないんです」

早霧せいな

―(笑)。溜めたものが爆発して動けるようになるまで、ストレスが溜まったりは?

「すごくします。でも、最近お仕事で発散していることに気づきました。稽古場に来て、色んな人と触れ合っていくことで、ヒントをもらえたりもする。あ、“私、悩んでいるんです……”みたいな感じでは行きませんよ?(笑) ただ、自分が気になっていることは勝手に口から出ていたりするので、それを聞いた第三者の方から『そういう考え方をしているんですね。これをしてみたらどうですか?』とか、『私はこんなことしていますよ!』と色々な意見を言われることが多いんです。そうすると、自分が小さいところにまとまりそうになっていたな、とか、視野が狭くなっていることに気付く。自分がいたところからちょっと違う角度から見ようとするだけで、すごく楽になるんですよね」

早霧せいな

―お仕事で人と絡むことが、日常のストレス発散にもつながっているんですね。ちなみに、毎日笑顔でいられるために続けていることはありますか?

「ネガティブ思考からできたルーティーンが結構あるんですけれど、朝起きたらまずカーテンを開けて、『やったー!!』って腕を上げて言うようにしています。毎日2回はやりますね。身体と言葉で勝手にやるから、心がついていくしかないみたいなんです。雨の日はちょっとテンション低めの『やったー!』に調整したりする(笑)。あとは散歩かな。歩くと自分の気持ちが結構わかりやすいんですよ。煮詰まっていると足早になっているし、のんびり歩いていると余裕があるなと感じたり。色々なものが目に入るので、もしかするとそれが自然と気分転換になっているのかもしれないです」

「オーガニックコットンが快適。お洋服の素材にこだわっています」

VOCE

―ジムに行かれるとお聞きしましたが、トレーニングで心がけていることを教えてください。

「週に一度、自ら予約を入れて逃げられない状況に追い詰める(笑)。もともと筋トレが苦手ということもあり誰かが見張ってくれていないとすぐ甘えてしまうので、トレーナーさんにまるっとお任せしているんです。今までトレーニングをする意味を見出せなくてしていなかったんですけれど、“80歳になっても自分の足で歩きたい”という目標を立てて最近やり始めました。ジム以外だと、宝塚退団後からジャイロトニックは続けています。ハードじゃないから続けられるんですよね」

早霧せいな

―続けられることが一番ですよね。他に美容面で気をつけていることは?

「お洋服の素材にはすごくこだわるようになりました。オーガニックコットンのパジャマを着ているんですけれど、自分の肌に近いものを着たときの爽快感や、睡眠時のラクさや着心地の良さ、本当に快適なんです。オーガニックがここまで良いとは思っていなかった(笑)。知り合いの方からおすすめされたオーガニックコットンのレギンスを履いたことがきっかけでハマったんですけれど、今はインナーまでそろえ始めています」

―素材にこだわるようになってから、何か変わりましたか?

「オーガニックのような美容に意識がいきはじめると、不思議なことにそこから派生して色々おすすめしてくれる方と出会うんですよ。最近では有機野菜を譲っていただいて、身体に優しいものを取り入れよう!と思うようになりました」

「自分が面白いと思えることを、これからも見つけ続けていたい」

早霧せいな

早霧せいな

―日常生活の中で最近のマイブームになっているものを教えてください。

「気になる映画を、映画館で観ること! 最近見たのは『パラサイト』。今観たいのは『スキャンダル』、『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』、『チャーリーズ・エンジェル(2020)』です」

―すごく詳しい! 映画情報も収集されているんですね。 

「次は何を観よう?とか、次の休みはこれを観に行きたいなって探している時間もきっと気分転換になっているんだと思います。過去の作品で観れていないものが上映されている映画館が気になっていたりするし、めちゃくちゃハマっていますよ」

早霧せいな

―素敵ですね。ありがとうございます。最後に、早霧さんが美を保つために必要なことを教えてください!

「美とはちょっと遠いかもしれないけれど……“面白いって思うことを見つけ続けること”かな。自分が好きなものって心が潤うじゃないですか。私の場合は、人との会話や映画館に行くことだけど、可愛いものを身につけたり、キレイに見せるために何かをすることが面白いに繋がる人もいる。どんなことでも面白いと思えるものと触れ合ったり、その出会いを見つけ続けることが美の秘訣なんじゃないかなと思います」

早霧せいな(さぎり・せいな)

早霧せいな

PROFILE:9月18日生まれ。長崎県出身。2001年、宝塚歌劇団の87期生として入団。宙組公演『ベルサイユのばら2001』で初舞台。宙組、雪組と配属し数多くの舞台で公演を果たす。2017年に宝塚歌劇団を退団すると、芸能活動をスタート。舞台『浪漫活劇「るろうに剣心」』(’18)やテレビドラマ『科捜研の女 SEASON 19』(’19)に出演するなど、幅広く活躍している。

舞台『脳内ポイズンベリー』

吉田(市原隼人)は議長として、日々紛糾する会議をまとめあげようと奮闘する毎日。普通とちょっと違うのは、彼は櫻井いちこ(蓮佛美沙子)の“脳内会議”の議長だということ。彼をはじめ、<ネガティブ思考>の池田(早霧せいな)、<ポジティブ思考>の石橋(本髙克樹)、<瞬間の感情>のハトコ(斉藤優里)、書記である<記憶>の岸(グァンス)という擬人化された5つの思考が議論を戦わせ、いちこの言動を司っていた。ある日いちこは、気になっていた年下男子・早乙女(渡辺碧斗)に偶然遭遇! “運命の再会”で脳内はたちまちパニック状態に。さらにいちこの担当編集である越智(白石隼也)も、いちこに恋心を寄せはじめ…。果たして脳内会議は、いちこを幸せな道へと導くことはできるのかー!?

2020年3月14日(土)〜29日(日)新国立劇場 中劇場で公演予定

【出演】
市原隼人 蓮佛美沙子
早霧せいな グァンス(SUPERNOVA) 本髙克樹(7 MEN 侍/ジャニーズJr.) 斉藤優里 白石隼也 渡辺碧斗 河西智美

【問い合わせ先】
ミュラー オブ ヨシオクボ 03-3794-4037、STOCKMAN 03-3796-6851、BRICK LANE 03-6413-0157

撮影/布施鮎美 ヘアメイク/KAZUOMI(メーキャップルーム) スタイリスト/岡村春輝 

ジレ¥39,000、Tシャツ¥24,000(ともにEUROPEAN CULTURE/STOCKMAN)、 ニット¥33,000(ミュラー オブ ヨシオクボ)、 パンツ¥21,000(sita murt/STOCKMAN)、 ピアス右¥18,000、イヤーカフ¥12,000(ともにwarmth/BRICK LANE)、 リング人差し指¥15,000、中指¥15,000(ともにReFaire/BRICK LANE)、 その他スタイリスト私物