1. 50年間で送り出したタカラジェンヌは180人以上!川路真瑳さんインタビュー|VOCE’s BOOK5月号

2020.04.19

50年間で送り出したタカラジェンヌは180人以上!川路真瑳さんインタビュー|VOCE’s BOOK5月号

50年間で送り出したタカラジェンヌは180人以上!川路真瑳さんインタビュー|VOCE’s BOOK5月号

新刊『宝塚受験 世界にひとつしかない夢』を出版したバレエ指導者の川路真瑳さんにインタビュー。「自信を失った時、立ち直るには?」宝塚受験の名指導者に聞いた人生の処方箋。

◆お話を伺ったのは……

川路真瑳

川路真瑳さん/MASA KAWAJI
13歳で世界的バレリーナ、アレクサンドラ・ダニロヴァ公演に最年少で参加。その後、宝塚音楽学校を経て宝塚歌劇団花組に配属され、「恋天狗」で全国地方公演初主演を務める。1971年に川路真瑳バレエスタジオを開設。

自分に自信を持つにはどうしたら?

嫌われまいとするより自分の地を出して邁進!

50年間で送り出したタカラジェンヌは180人以上。湖月わたるさんなど、宝塚を代表するトップスターを育てた川路真瑳さんは、世界的なバレエ公演に参加した後、タカラジェンヌにキャリアチェンジした異色の経歴の持ち主だ。そして、今でも現役でバレエ教室の指導者を務める。

「思春期の貴重な時間をささげて取り組みたい!と決心する子たちの練習は、本当に胸を打つもの。受かる方程式はありませんが、受かった生徒に、なぜあの子が受かるの?という子がいないのも事実。本人のやる気に加えてご家族の応援が欠かせないので、自分の熱意をご家族に説明して、説得してから入ってもらうようにしています。正解の方程式がないからこそ、夢に向かって一心不乱に努力できるって、人生の尊い宝物。受験に失敗しても、卒業生はそれぞれの道を目指して人生に取り組んでいけるのも、尊いことだと感じます」と川路さん。自身も思春期を振り返って、「宝塚は歌にダンスに演技に、役者としての華、いろんな要素が必要とされるでしょ? 私はバレエ出身者だから、バレエだけは誰にも負けない!っていう自負があったの。今でも、人は何か一つこれだけは大好き、頑張れるというものがあればなんとかなると思っています。と同時に、理不尽さを肌身で実感するのも人生の事実。私も一度だけ、自分こそがと思った配役が外れて、気がつけば絶望して真夜中に山へ飛び出したことも……。生まれて初めて死にたいと思った時だったけど、その時の夜空の美しさを今でも覚えています。絶望に瀕した時、救ってくれるのは雄大な自然だったりする。その時から、なにかあると山に行ってパワーをもらう習慣がつきましたね。挫折を味わうのも、それを乗り越えるのも、自分自身!」

理不尽な局面で自分を支えるのも、わが身の技量と根性。

「私はともすれば白黒ハッキリ言いすぎる性格ですが、地で生きたほうがいいって皆さんに断言したい。嫌われるのを恐れて気持ちや意見をひっこめても、分かり合える人には出会えません。自分の地を出せば、必ず、その光に気づいてくれる人がいるものです」

『宝塚受験 世界にひとつしかない夢』川路真瑳

『宝塚受験 世界にひとつしかない夢』川路真瑳 ¥1700/左右社
宝塚受験に必要なことはもちろん、人生に必要なこと――挨拶、感謝、夢、挫折、立ちあがる力――が本書にはギュッ。温かく厳しく本音で接する、現代の寺子屋先生が送る名著。


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構成/藤本容子

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