
食べる物にフォーカスすれば、ダイエットの効率はぐんと上げられる! そう教えてくれるのは、「食べてやせるダイエット」で人気の女性専門パーソナルトレーナー・石本哲郎さん。いよいよ夏本番、ボディメイクに追い込みをかける人が知っておきたいTIPSについて、石本先生にお聞きします! 短期集中連載最終回は【夏バテで食欲がないときの最適解】です。
教えてくれたのは…

美ボディメイク・ダイエット指導のスペシャリスト
石本哲郎さん
女性専門パーソナルトレーナー。のべ1万人以上の女性の体づくりを指導、成功へと導く。女性のダイエットに関わる医学、栄養学、トレーニングメソッドを研究。さらに女性がどんなときにダイエットに挫折するのかを知るために、自ら意図的に太って痩せる実験を27回行ってきた。モデルやタレンドではなく、ダイエットに悩む一般女性の指導をもっとも得意としている。著書は『もっと!神やせ7日間ダイエット 食べて食欲リセット、運動なしでやせる!』(KADOKAWA)ほか多数。
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夏バテで食欲ゼロ……そんなときは「栄養素」に着目を

照りつける日差しに、寝苦しい熱帯夜。さらに屋外と冷房の効いた室内との気温差で、夏の体は疲れが溜まりがちです。もしかしたら今まさに、「夏バテで食欲がない」という方もいらっしゃるかもしれませんね。
夏バテでも食べられそうなもの、と言われて思い浮かぶのは、喉越しもよくサッパリ食べられる「そうめん」ではないでしょうか。薬味の香りも食欲を刺激する夏の定番ですが、じつはダイエット中は、そうめんよりもむしろ「摂ってほしいもの」があります。注目すべきは、固形物かどうかよりも「栄養素」。その食べ物とは一体何なのか、早速ご紹介します!
●「プロテイン」と「野菜ジュース」だけでも摂るといい

普段なかなか食欲が抑えられない人は、夏バテで食欲が落ちたときはある意味チャンスかもしれません。ただし、いくらやせたくても「何も口にしない」のは危険。ただでさえ体力を消耗しやすい季節、体を動かすための栄養を摂らないと、夏バテが悪化して体調を崩しかねません。
また、食べ物が体内に入ってこないことで、体が自らエネルギーを作ろうとするため、脂肪より先に筋肉が減ってしまう可能性も。「何も口にしない」というのは、“キレイにやせる”ボディメイクやダイエットにおいて、いいことがないのです。
そこで、夏バテの食欲不振のときにおすすめしたいのが、「プロテイン」と「野菜ジュース」です。運動なしで筋肉量を維持するためには、就寝時を除いてたんぱく質を6時間以上空けずに摂るのが理想。脂肪からエネルギーを消費させるためにも、1杯のプロテインを摂っておくだけで大きく違います。美容面も考慮するなら、ビタミン・ミネラルのバランスがいい野菜ジュースも飲むとなおいいですね。
そうめんだけ、ゼリーだけといった夕食を食べるくらいなら、このふたつを飲んでおいたほうが、「ダイエット中の栄養素」的には安心だと思います。
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ダイエットに向いているのは、そうめん、うどんより「そば」