
筆ペンコンシーラーを他のベースアイテムと合わせることで、色み補整力、レフ板効果、硬さなどが補強できて、マルチ化。リキッドファンデで仕上げた肌と相性がよく、お悩みにそったカバーが簡単に叶います!
今回の長井テク:ブレンド技で適材適所のカバー力を発揮【筆ペンコンシーラーのマルチ化】
■教えてくれたのは……
ヘア&メイクアップ アーティスト 長井かおりさん
“時短でキレイ”になれるメイクが大人気。この連載では毎回、未公開の最新テクニックを発表。
【筆ペンコンシーラー活用術】
つるんとなめらかで透明感あふれる肌に
リキッドファンデだけで仕上げた肌に比べ、影が消えて、全体的にトーンが均一になり、透明感もアップ。小技の累積で美肌効果てきめん。
■使ったのはコレ!
「肌色に合う色を選び、混ぜるアイテムを替えるたびに、一旦ティッシュオフを」薄膜なのにしっかりカバー。
ラディアント タッチ ハイカバー 全3色 ¥5000/イヴ・サンローラン・ボーテ
パターン01:ピンク下地=クマのカモフラ
■使ったのはコレ!
強めのピンク感が◎。
モデリング カラーアップ ベース UV PK110 SPF40/PA+++ 30g ¥4500/エレガンス コスメティックス
ピンク下地を手の甲に少量出して、筆ペンコンシーラーを直接つけてブレンド。ほんのりピンクみを帯びた肌色になったら、目頭の下のクマがもっとも濃いところに三角形にのせる。残った液を軽くティッシュでオフしてから筆先で払うように動かして放射状に広げてぼかす。筋が残った部分だけ、指でやさしく押さえればOK!
パターン02:ハイライト=ほうれい線とばし
■使ったのはコレ!
ツヤと立体感を与えるハイライトを使用。血色をもたらすチークベースとのセット。
パレット右のクリームタイプのハイライトに筆ペンコーンシーラーを直接つけて、パレット上で混ぜ合わせ、ほうれい線をまたぐようにちょんちょんとのせていく。しっかりと光でとばしたいので、多めにのせるのがポイント。仕上げに、指をほうれい線に沿うようにあて、下から上へ持ち上げるようにしながら、なじませて。
パターン03:パウダーファンデーション=シミ隠し
■使ったのはコレ!
ヴィセ リシェ フィルタースキン ファンデーション SPF17/PA++ 全4色 各¥2200(セット価格・編集部調べ)/コーセー
肌色に合ったパウダーファンデを使うのがポイント。ファンデのすみっこで筆ペンコンシーラーを混ぜて、ちょっと硬めのテクスチャーに。シミやニキビ跡など点在する悩みに筆先でピンポイトにのせて、そのままトントンとなじませる。せっかくのせたコンシーラーがまわりに移動して薄まらないように、あえてぼかさないこと。
■こちらもオススメ!
「中段左のグレーをアイホール全体にのせ、右上のピンクを重ね、柔らかくもクールな目元に」
ル・ヌフ・ジバンシイ 04 ¥7600/パルファム ジバンシイ
透明感が高まるパープル。
ルージュ クリスタル カラット 08 ¥2800/ジルスチュアート ビューティ
コラボ技連発で惚れるほど美肌
お悩みカバーとひとくくりにしても影、凹凸、シミとターゲットはさまざま。それぞれに適したカバーアイテムが欲しいけど、隠したことさえ気づかれないほどの一体感もゆずれない。だから、オールマイティな一本だけ、全パーツに忍ばせて。自然に完璧なカバーが叶うから。
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ヘアメイク/長井かおり 撮影/天日恵美子(人物)、伊藤泰寛(静物) スタイリング/程野祐子 モデル/スミス楓 取材・文/楢﨑裕美 構成/河津美咲
Edited by 河津 美咲
公開日:2020.06.19