
お正月、実家に帰るとテレビがついてて駅伝をやっている……そんな経験のある人は少なくないと思いますが、それじゃあもったいない!箱根駅伝の魅力を知れば、もっとお正月が楽しくなるんです。
お正月の風物詩、箱根駅伝。
何を隠そう、私は大の箱根駅伝ファン。リアルタイムで観なくてはいけないので、年始は旅行には絶対に行かないぐらい、毎年楽しみにしているんです。
何がそんなに人を惹きつけるのか、考察しつつも、こーんなに面白いレースを観ないのはもったいない! ということで、その楽しみ方を箱根駅伝に興味はあるけれど、よくまだご存じないという初心者の方に(僭越ながら)御指南させていただきます!
1.エピソードをチェックする
学生さんがただ走ってる……という絵面でとらえてはいけません。当たり前ですが、彼らはただ走ってるわけではなく、色々な思いや事情を抱えて走ってるわけです。そこに思い至ればもう、涙なしには見られない選手も。その背景を理解すると、箱根駅伝が10倍面白くなることをお約束します! 今走っている選手は、昨年のレースで失敗してチームに迷惑をかけてしまった、並んで競っているこの2人は高校の同級生だった、ケガからやっと復帰できた。などなど、選手たちがこの舞台に立つためにしてきた努力にくわえて、ライバル心だったりキャプテンの責任感だったり、エースとして期待に応えなければいけないプレッシャーなどを背負って走っているんです。
そういったエピソードが拾える事前番組としては12月23日19:00〜20:54(BS日テレ)から特番「密着!箱根駅伝 春夏秋冬後編」がありますので、これは必ずチェックしておきたいですね。あとは、「箱根駅伝 絆の物語」が12月26日16:00〜16:55にあるようですので、こちらも観ましょう。
2.チームは監督で見る
毎年入れ替わる選手たちを追うのも楽しいですが、チームの個性はやはり監督の個性。そこに気がつくと箱根駅伝はこれまた10倍面白くなります! 有力大学の監督は本も出していますから、そのあたりをチェックするといいですね!
「その一秒を削り出せ」というスローガンを掲げる東洋大学酒井監督。2016年は「ハッピー大作戦」を謳う青山学院大学の原監督。それだけでも人となりは分かろうというものですが、監督に興味のある方にはぴったりのイベントがあるんです!
今年はもう終了してしまいましたが、箱根駅伝のエントリーの夜にあるイベント、箱根駅伝 監督トークバトルでは、前年の上位5校の監督が、注目選手やら今年のチームの状況などを牽制しながら話していくという超人気イベント。箱根駅伝が好きなら必ず参加の応募をするべきイベントです! お正月のレースを占う意味でもオススメですね。
3.ガイドブックを手に入れる
エピソードを知ったり、監督の考えを知ったりするには、ガイドブックがとてもいいです。もちろん、前哨戦ともいえる出雲駅伝や全日本大学駅伝、箱根駅伝予選会は必須(予習)項目なのですが、現時点では終わっているので、今から間に合うのはガイドブックです。
個人的には(というか私のまわりでは)、ベースボール・マガジン社の「箱根駅伝完全ガイド2016」が一番人気。選手たちのちょっとした競技以外の情報が面白いのです。当日の予想オーダーなども載っていますので、実際のレースと比べてみると楽しめます!
長くなってきたので、続きはまた次回!
●日本テレビ
第92回東京箱根間往復大学駅伝 往路 2016年1月2日(土)7:00~14:05
第92回東京箱根間往復大学駅伝 復路 2016年1月3日(日)7:00~14:18
箱根駅伝公式webサイト
http://www.hakone-ekiden.jp/
第92回箱根駅伝サイト(日本テレビ)
http://www.ntv.co.jp/hakone/index.html
Edited by 石井 亜樹
公開日:2015.12.23