
インスタグラムのフォロワー、28万人超。VOCEでも大人気のモデル、野崎萌香さんの書籍が発売された。そのタイトルは……「肌が乾くクセを全部やめてみた」。モデル界屈指の美容好きとして知られる彼女が、たどり着いた美肌の答えとは……?
「現状維持ではく、もっと肌をキレイにしたい。その思いが強すぎて、何度も洗顔したり、新しいコスメを投入してみたり……。そうやって以前は何かを”足す“ことで、美肌を叶えようとしていたのですが、なかなかうまくいかなくて。そんな時に試してみたのが、”やめる“美容法。揺らぎやすかった肌が安定して、すでに起こっていた肌トラブルも鎮火。血色も肌ツヤもよくなるなど、いいことずくめ。30歳を目前に、自分にぴったりな美容法を見つけられました!」
・やめたこと①・
「パーツメイクとファンデを一緒に落とすの、やめてみた」
メイクをオフする際には必ず、アイメイクやリップは専用リムーバーで落とします。なぜならファンデとアイメイクを一緒にオフすると、アイメイクの色素が顔全体に広がり色素沈着を招くことがあるから。一気に落とそうとして、パワフルすぎるクレンジングを毎日使うのも避けたほうがベター。特に私のように敏感肌の場合、負担になってしまうから。私は、ポイントメイクはランコムのビファシルで、全体はファミュのビューティクレンジングバームでオフ。そのあと、摩擦を避けるためにセレンディのフォームタイプの洗顔料で洗います。
セレンディビューティー バブルトックスクレンザー 100ml ¥3600
泡で出てくるタイプのセレンディビューティ バブルトックスクレンザーが最近のお気に入り。酸素バブルの力で毛穴の奥の汚れや古い角質をオフできます。しかも、乾かない!
・やめたこと②・
「無防備ドライヤー、やめてみた」
お風呂上がりの肌は水分を含んで潤って見えますが、実は水分の蒸発を防ぐ皮脂ベールが薄くなっていて、実はとっても乾燥しやすい状態。その無防備な肌に10分〜15分のドライヤーを当て続けるなんて、肌の潤いをわざと逃しているようなもの! なので私は、髪を乾かす際にはたっぷりの化粧水を浸したコットンでパックを。使うのは大高酵素のヘーラールーノの化粧水。10年以上リピートしているお気に入りです。
忙しい朝など、コットンパックをする余裕がないときには、ファミュのルミエール ヴァイタルCやセレンディのプランタンオイルセラムをたっぷりなじませてから行います。
・やめたこと③・
「熱水シャワー、やめてみた」
お風呂で洗顔する際、熱いお湯のシャワーを顔に直接当てて、一気に流していませんか? 熱いお湯が肌表面の皮脂を必要以上に洗い流してしまうだけでなく、入浴で角質が柔らかくなっている状態の肌にシャワーの圧が思わぬダメージを与えてしまうのです。そうなると、いくら化粧水や美容液など、スキンケアを頑張っても、乾燥肌から抜け出せなくなってしまいます。顔を洗う際には少し冷たいと感じるくらいのぬるま湯を手ですくって優しく顔にあてるように。それを徹底しています。
・やめたこと④・
「湿度70%以下で眠るの、やめてみた」
季節を問わず加湿器をつけて、睡眠中の湿度を70%にキープ。これは乾燥した部屋で眠ることで睡眠中のお肌の水分が奪われることを防ぐだけでなく、美肌維持に欠かせない肌の常在菌が、活動しやすい環境を作るため。お肌が調子良くなるだけでなく、のども潤うので風邪も引きにくくなりました。
肌のことを考えて、眠るときに着るのはコットン素材のものを。ナナデェコールのオーガニックコットンのナイトウエアは、肌触りがよくデザインも可愛いいので愛用しています。
『肌が乾く癖を全部やめてみた』(ワニブックス)
■本体¥1400
今回紹介した美肌術のほか、入浴法やメイク、腸内環境から美肌をつくるインナービューティ、ボディメンテ術など野崎萌香さんの美肌の秘密がぎゅっと詰まった一冊。“やめる”というユニークなコンセプトは、真似しやすいアイデアいっぱい!
取材・文/中川知春
Edited by VOCE編集部
公開日:2020.06.27