
世界の頂点を目指すサッカー日本代表選手の自己管理術に迫る短期連載! 第二弾のゲストは、抜群のボールキープ力や判断能力を武器にドイツのブンデスリーガで活躍する田中碧選手。爽やかなルックスも目を引く日本代表のホープが、自分を磨くために意識していることとは? 1回目の今回はボディケアとメンタルケアで心がけていることについて、お話を伺いました。
<田中碧選手プロフィール>

(たなかあお)
1998年9月10日生まれ。神奈川県出身。2021-22シーズン、川崎フロンターレからドイツ・ブンデスリーガ2部、フォルトゥナ・デュッセルドルフへ期限付き移籍を果たす。東京2020オリンピックでの代表チーム経験を経て、2022 FIFA ワールドカップ アジア最終予選では代表チームの主力へと大きく成長した日本の若きプレイメーカー。

【基本に忠実】なボディケア
がむしゃらに重量を増やすのではなく、
自分と向き合って、焦らず丁寧に。

日頃からドイツのリーグで筋骨隆々な外国人選手に囲まれてプレーしている田中選手。接触されても簡単には転ばない体幹力、相手ディフェンダーに走り負けしない持久力、長いシーズンを戦い続ける耐久力……すべてが大事。総合的な肉体の強さを手に入れるために、トレーニングで心がけていることは?
「僕が体作りに関して心がけているのは、まずは『しっかり食べて、よく寝る』こと。やっぱり基本が大事で、筋トレにしろ、メンタルケアにしろ、この土台が崩れると何をしても期待した効果が出にくいんですよね。毎週行っている筋トレも、ガムシャラに回数を増やしたり重量を上げたりするのではなく、適切なフォームで『ちゃんと狙った筋肉を刺激する』ことにこだわっています。
筋骨隆々の外国人選手に囲まれていても、自分と向き合って、焦らず丁寧に、質を意識したトレーニングを行えば必ず体は強くなります」

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