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「化粧2.0」の夜明けは近い! 私の顔をアップデートする「劇団雌猫」座談会【前編】

公開日:2020.06.29

メイクをもっと自由に楽しみたい! 自分の顔をもっと愛したい! そんな女子たちの切なる願いに、徹底的に寄り添った一冊がある。ヘアメイクアップアーティストのイガリシノブさんと、アラサーオタク4人組の「劇団雌猫」(げきだんめすねこ)が手掛けた、『化粧劇場 わたしたちが本当に知りたいメイク術』だ。“私”の顔をアップデートするためのアイデアがぎっしりと詰まった本書の発売を記念して、劇団雌猫の4人に制作の舞台裏を聞いた。

メイクをもっと自由に楽しみたい! 自分の顔をもっと愛したい! そんな女子たちの切なる願いに、徹底的に寄り添った一冊がある。ヘアメイクアップアーティストのイガリシノブさんと、アラサーオタク4人組の「劇団雌猫」(げきだんめすねこ)が手掛けた、『化粧劇場 わたしたちが本当に知りたいメイク術』だ。“私”の顔をアップデートするためのアイデアがぎっしりと詰まった本書の発売を記念して、劇団雌猫の4人に制作の舞台裏を聞いた。

オタクがオタクを呼び結成された、「劇団雌猫」とは!?

VOCE

編集部:
「劇団雌猫」は、もぐもぐさん、ひらりささん、かんさん、ユッケさんの4人で活動されているんですよね。まず、劇団雌猫について教えてもらえますか?

ひらりさ
2016年から活動している、平成元年生まれのオタク女子4人組です。元々は「インターネットで言えない話」をコンセプトにした同人誌『悪友』を出すところから始まりました。

もぐもぐ
その同人誌は、匿名女性によるエッセイを集めたもので、商業書籍でも『浪費図鑑』(小学館)、『だから私はメイクする 悪友たちの美意識調査』(柏書房)など、女性による匿名エッセイをベースにした本を中心に出しています。

ユッケ:
これらの本の企画を始める前から、私たち4人は友達でした。そもそもの出会いは、私でいうと、もぐもぐとはインターネットを通じて仲良くなって、もぐもぐとの共通の友人が増える流れでひらりさと知り合い、ひらりさがかんを紹介してくれたんだよね。一人ずつ順番に引き合わされていった感じです(笑)。

かん:
それぞれに出会いがあるよね! 私たちは色々なジャンルのオタクで、互いのジャンルに興味を持つなかで、「じゃあ、こことここで会ってみない?」みたいな感じでしたね。出会いとしては、2014〜2015年くらいだと思います。

『化粧劇場』でイガリシノブさんとタッグを組んだワケ

編集部:
まるで冒険活劇みたいですね! そんな劇団雌猫のみなさんが監修した最新刊『化粧劇場』は、ヘアメイクアップアーティストのイガリシノブさんとタッグを組んでいますよね。どんな経緯で一緒に本を作ることになったのでしょうか?

かん:
イガリさんとのファーストコンタクトは、2018年に『だから私はメイクする』を出版した際に、推薦コメントをいただいたことです。そこから劇団雌猫の存在を認識してくださったと思うのですが、『化粧劇場』でのタッグは、池田書店の編集者の方から、イガリシノブさんと劇団雌猫で本を出さないかというお話をいただいたのがきっかけですね。

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気まぐれな私たちの味方、イガリさん