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【独占インタビュー】秋元才加が周囲を気にせず自分の意見を言える理由

更新日:2021.02.02

空気を読みすぎて、言いたいことを飲み込んでしまう人は少なくない。女優の秋元才加さんは、“平均点な振る舞い”をしていたアイドル時代を経て30代になった今、「人がどう思うかに関係なく、自分が思うこと」を発信できるようになったと語る。“私らしさ”を探すすべての人へ贈る、秋元さんからのメッセージ。

空気を読みすぎて、言いたいことを飲み込んでしまう人は少なくない。女優の秋元才加さんは、“平均点な振る舞い”をしていたアイドル時代を経て30代になった今、「人がどう思うかに関係なく、自分が思うこと」を発信できるようになったと語る。“私らしさ”を探すすべての人へ贈る、秋元さんからのメッセージ。

VOCE

秋元才加:1988年生まれ、千葉県出身。2006年にAKB48の「チームK」メンバーとしてデビュー。チームKのキャプテンを務めた後、2013年に卒業。女優としてドラマや舞台などで活躍する中、今年、人気アクションシリーズ『山猫は眠らない8』でハリウッドデビューを果たした。

【Twitter】 @akimotooo726
【Instagram】areasayaka

芸能人としてはあまりメリットのない行動だった

女優の秋元才加さんが4月19日にしたこんなつぶやきが話題になった。

VOCE

https://twitter.com/akimotooo726/status/1251863439389020160

ステイホーム期間中に芸能人の間で広まった「バトンリレー」。SNS上で回ってきたお題目に対して投稿し、次の人へと繋いでいく企画で、友人・知人から「○○チャレンジ」といったバトンが回ってきた方もいるだろう。
そんな一見、他愛のない企画に対し、秋元さんは「NO」を表明した。

「バトンをやれば人を元気づけるだけじゃなく、PRにもなるかもしれないので、芸能人としてはあまりメリットがないというか、良い態度ではなかったかもしれません。でも心配事が絶えない今、他にもっと気をつけたいことが山ほどあって、そんな余裕が私にはなかったんです。あと、バトンをセルフプロデュースに繋げられる人はいいと思うんですけど、そういうSNS的な社交が得意じゃないという意味でも、私には向いてないなって」

言いたいことを我慢してまで芸能人をやる気はない

さらに5月10日には、検察庁法改正案に反対するハッシュタグ「#検察庁法改正案に抗議します」をツイート。“元アイドル”が政治に物申したことを、世間は騒ぎ立てた。この件では芸能人を叩く事態が散見され、同じハッシュタグをツイートした歌手のきゃりーぱみゅぱみゅさんに対し、政治評論家が「歌手やってて知らないのかもしれないが」などと発言するなど、物議を醸した。

そして秋元さんは「検察法改正案の内容が分かっているのか」というSNSの声に対し、毅然と対応。切り返しの鮮やかさが際立っていた。

秋元才加さんのつぶやき

https://twitter.com/akimotooo726/status/1262592568568627205
そして後日、今後も政治や社会問題に向き合っていくことを改めて投稿した。

「もちろん触れない事もできましたが、芸能の仕事をしているからといって政治や社会問題などへの発言権を失いたくなかったんです。一方で、この発言によって自分の仕事がなくなるかもしれない、とも思いました。でも外出自粛期間中にたくさん考えた結果、一国民として言いたいことを我慢してまで芸能の仕事をしたいかというと、そうでもないなって思ったんです。そもそも自分の立ち位置的に、誰かからの好感度を意識し続けることでお金が入ってくるような立場でもない。だったら違う角度で芸能界に携わってもいいのかなって」

先日も、アメリカで起きた白人警官による黒人暴行死事件に対し、理解を深められるような情報を発信しつつ、「最終的には皆さん自分自身で考えてアクションして下さい」と、社会に向けて行動を促していた。

秋元才加さんのつぶやき

https://twitter.com/akimotooo726/status/1268107358544134149
人種差別問題について、今すぐできることを発信した秋元さんの投稿。

これまでも人権問題へ言及してきた秋元さんらしい投稿だが、20代までは自分の意見がうまく発信できず、悩みの中にいたと語る。

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「平均点」の言動は、意味がなかった。