
美容業界においてロングセラーが生まれにくい時代にあって、悠然と売れ続けている「タカミスキンピール」。デビューから今年で15周年を迎える“スター美容水”が支持される理由を紐解く4つのこだわりに迫る。
1「角質美」へのこだわり
タカミが角質に強くこだわり、創設以来絶対のテーマとしてきたのには、明確な訳がある。
タカミと言えば「スキンピール」。でもそれ以上にタカミを象徴しているのが「角質」なのだろう。じつはスキンピールへの思い入れ自体も、製品ありきではない、むしろ肌ファースト。角質そのものに執拗なこだわりを持つからこそ、スキンピールをここまで手塩にかけて育ててこられたのだ。それもクリニックの臨床現場で、角質こそがあらゆるトラブル、あらゆる解決のカギであり、見違えるための揺るがぬ舞台であるのを目の当たりにしてきたから。
スキンケアの関心は、もっぱら肌の奥に集中しがちだけれど、肌の美しさを決定するのは、あくまで表面であり角質。私たちが肌として見ているのも、角質そのものであるからなのだ。もちろんスキンケアのトレンドを少しでも意識したら、終始一貫、角質にこだわり続けるのは難しかったはず。でも、目に入り、耳に入る、すべての情報を平然と超えるほどの強い信念があったのだろう。それだけの確信を持たせたのは、やっぱり目の前でトラブルのあるのべ20万人※の肌を見てきて、共に悩みを解決してきた経験なのだ。臨床ほど強い裏づけはなし。それを知っているのがクリニック生まれの化粧品なのである。
2「剥がさない」へのこだわり
同時に、その角質を剥がさないことにも強くこだわるのがタカミのやり方。
もう一つ、決して譲らないのは、その角質を剥がさないこと。もちろん世の角質ケアは「古い角質を取り除くこと」で、その場でツルツルの肌に仕上げるのを目的としている。しかしタカミは剥がさずに、角質が生まれ変わるサイクルと伴走するように、ターンオーバーに寄り添いサポートする仕事にあくまでこだわってきた。その結果、一過性ではなく、次第に理想的なサイクルで自ら生まれ変わる優れた角質が育っていく、それが最大の狙い。そもそも角質は、最も神秘的な、まだまだ謎の多い組織であると言われる。表面から角質に働きかけるだけで、肌の奥を遠隔操作するように肌全体に効果をもたらすことができるとされるのも、角質が不思議な能力を持っているから。まさに剥がすことでは実現しない数々の仕事をやってのける角質は、私たちの想像を超える大きな可能性を秘めているのだ。
そんな角質の潜在能力を信じるからこそ、タカミは剥がさない。剥がさないけれど、これ以上濃度が高くても低くてもいけないと言うギリギリのパーセンテージを狙って、肌の営みを止めずに、肌が自らゆっくり行う生まれ変わり(スキンピール)を助けるのだ。それも、膨大な肌悩みを見てきたから到達できた結論。角質の素晴らしい能力を信じて正解を求め続けるタカミは、だから角質のオーソリティーと呼ばれるのである。
3「毛穴問題」へのこだわり
スキンピールは毛穴に悩む人に絶大な人気を誇るけど、じつはイコール毛穴ではない。
毛穴と言えばタカミ、スキンピールは毛穴に悩む人にとっての救世主的な存在。毛穴と言えばタカミ、そのぐらい毛穴ケアとして絶大な支持を得ているわけだが、意外にもスキンピールはイコール毛穴ケアではない。本来が毛穴ケアを目的として生まれたものではないのだ。ではなぜ世間で毛穴ケアの代名詞のように捉えられているのか。それはズバリ、毛穴を目立たなくするのは、トラブルケアの中でもとりわけ難しいから。毛穴問題の解決はトラブルケアの集大成的な意味を持つからなのだ。様々なトラブルが一斉に解決した時、結果として毛穴が目立たなくなる。それは、あらゆる条件を揃えた美肌完成を意味するほど。考えてみてほしい。毛穴が見えない肌は、ザラつきがなくなめらかで、キメが整い、引き締まっていてハリもある、くすみもない明るい肌。それはあくまで、生まれ変わりが理想的なサイクルで行われている代謝の良い肌が、必然的に行き着く先。タカミが一貫してこだわってきたのはそこなのだ。
スキンケアの成果として一番喜ばしいのは、やはり毛穴が目立たなくなること。見た目に美しいからだけでなく、肌がベストな状態にある証。それを誰もが知っているから、言い知れない達成感がある。スキンピールが毛穴ケアとして支持を得るのは、スキンケア冥 利に尽きることなのである。
4「かかりつけ」へのこだわり
いつもそばにいるから、いつもと違う、何となくの不調にもすぐに応えを出せるのが「かかりつけ」
今また医療現場でもかかりつけが見直されている。まずかかりつけ医に診てもらい、あらゆる判断を仰ぐと言うのが、ひとつのルールとなっている。言うまでもなく、かかりつけとはいつもそばにいてくれる専門家。近くで見ていてくれるから、いつもとは違う、なんとなくの不調にもすぐ気づけて、すぐに応えが出せる人。でも逆に言えば、何かあってからかかりつけを探したのでは遅い。日ごろから、言わば健康な時から、健康管理の一環としてかかっておくべきがかかりつけ。身近な関係を築いておくことが何より大切なのだ。いざと言う時に大事に至らないため、そして何があっても最小限にとどめるため。
タカミもそうした存在になりたいと考えてきた。スキンピールこそ、どんな時も肌のそばにいて小さな不調も見逃さない、肌のかかりつけになれると自負してきた。それが肌の生まれ変わりの伴走者となって、日々理想のターンオーバーをサポートし健やかな肌に導いてあげる関係に他ならないから。保湿でも、エイジングケアでもない。対処療法としてのトラブルケアでもない。だから後回しにされがち、忘れられがち。でも、それがいつも静かに肌を見守り続けているかかりつけの宿命なのかもしれない。使用をやめてみて初めてその偉大さがわかる、トラブルなく、ベストな状態を保ち続けるお守り、それがかかりつけのあり方なのだ。
タカミ スキンピール (角質美容水) 30ml ¥4800/タカミ
角質層のすみずみに浸透させるために計算されつくした、15年間変わることのない処方バランスは「不変のレシピ」ともいえる。そのレシピこそが、人間本来の肌機能の本質を真正面からとらえるため、タカミスキンピールは年齢はもちろん、肌質を問わないロングセラーになっている。
※2008年1月~2016年8月
提供/タカミ
0120・291・714
https://www.takami-labo.com/
撮影/近藤正一 沖田一真 取材・文/齋藤薫
Edited by 編集チーム
公開日:2020.06.26