
なまけたカラダを正すには、やっぱり運動は不可欠。そこでゆる~く心地よさを求める人にも、みっちり動いて汗をかきたい人にも、VOCEオリジナルメソッドを提案!
ゆったり呼吸ヨガで痩せ体質スイッチを!
「痩せない、冷え性などを抱える人は、リラックスモードを司る副交感神経にスイッチを切り替えられない」と、平賀恭子先生。呼吸を意識的に行うことで、副交感神経が優位になると体が芯から温まり、巡りが改善、代謝も上がっていくとか。「呼吸で使う筋肉を緩めながら、ゆったり呼吸を繰り返す。これだけで、痩せ体質に向かうスイッチが入ります」
まずはWarm up!
●足関リセット
手足の指を合わせ、足指と足首の両方をグルグルと右まわし20回、左まわし20回。指先と関節をゆるめる。
●蜂呼吸
親指で耳を、残りの指で目をふさぐ。口を閉じて「んー」と息を吐き、ハミングのイメージで頭に響かせる。
お腹まわりがガッチガチ!硬い部分をほぐして準備
【鳥かごリセット】
あばら骨を鳥かごのように、横、後ろにも広げ、骨の間の筋肉をほぐし、呼吸の準備を。
1 バスト下からあばら骨の前側をほぐす
バストの下を手で触り、あばら骨の間に指を入れる。指で押しながら、あばら骨の間の筋肉を3分ほどほぐす。
2 背中側も指でグイグイゆるめて
ブラ下あたりを手で触り、あばら骨の間に指を入れていく。筋肉をほぐすように3分ほど押し動かす。
空気が横腹に入ると、深い呼吸への第一歩!
【鳥かごブレス】
息を吸ったとき、お腹が横に膨らむのを感じて。あばら骨が横に動き出したら大成功。
ゆったりと呼吸して、脇腹の動きに集中!
左腕を上げ、右手で椅子の端を押さえる。息を吸いながら体を左へ倒し、吐いて力を抜く。体重は上げた手の側のお尻にかけて。左右5回ずつ。
デスクワークで硬くなった背骨をひとつひとつ動かす
【キャットカウ】
呼吸が深くできない一因は背骨の硬さ。背骨を動かしながらの呼吸で脳への刺激をオン。
1 手でひざを押し力を使って背骨を丸める
椅子に浅く座り、脚は腰幅に開く。両手をひざ上に置き、息を吐きながらおへそを背中に引き寄せるようにロールダウン。手でひざを押し、おへそを後ろへ滑らせるように。
2 息を吸いながら背骨をすっと伸ばす
息を吸いながら、おへそを前へ押し出してロールアップ。あばら骨、胸、肩の順に開き、目線は天井へ。吸う、吐くを20回ほど繰り返す。
呼吸で背中が動けば、副交感神経も活性化
【カームダウンブレス】
呼吸とともに背中が動き出すと、脳へ信号が伝わり、副交感神経のスイッチがオンに!
疲れが溜まる背中を呼吸でマッサージ
枕や大きめのクッションの上にまたいで乗る。枕を抱きかかえ、体を預けたら、息を吸って背中側を膨らませ、吐いて戻る。20回程度。
平賀恭子さんってどんな人?
「studio SHANTI」代表。不調の予防や改善に活用できる「呼吸ヨガ」などを立案。代替医療としてのヨガの普及に尽力している。
撮影:kishimari/W(人物), 長谷川梓(人物)
ヘアメイク:George
スタイリスト:川崎香織
文:坂本真理, 楢﨑裕美
構成:三好さやか
Edited by 三好 さやか
公開日:2015.01.05