
田中みな実さんが「ぜひ対談したい!」と切望していた、美容家・神崎恵さん。二人は普段からお茶をする仲で、田中さんにとって神崎さんは「かけこみ寺」的存在だそう。美界トップランナーの二人の生き方と仕事論とは?
【みな実】×【神崎恵】Special対談 “神崎恵さんは田中みな実の「かけこみ寺」的存在”


田中みな実さん

美容家
神崎恵さん
美容に、そして読者に対するスタンスが同じ!

みな実さん
私がエイジングに対してなんだか急に後ろ向きになった時期があって。鏡や写真にうつる顔のたるみや口元のシワに気づき、老けた!って愕然としていたんです。

恵さん
私から見たら、全然たるんでないのに(笑)。でも自分だと、ミリ単位で見えちゃうからね。

みな実さん
ずっと恵さんの連載や企画を通して励まされてきたから、恵さんに会いたいな〜って思って、私からお誘いしたんですよ。いきなりだったから怖かったでしょ(笑)。

恵さん
全然(笑)。じゃあ、会いましょーってなって、即、作戦会議。私たちは、皆さんに対するスタンスが似ていて。美容を「教えてあげる」ではなく、「みんなで円陣を組んでいいものをシェアしていこう」みたいな。

みな実さん
ありがたいことに、こうしてビューティ誌に出させていただいているけど、読者の皆さんと交流が図れる場面がなかなかなくて。だからね、恵さんの美容塾やイベントに私も参加したいって、勝手に目論んでいるんです(笑)。

恵さん
発する言葉のひとつひとつを、自分の思いとずれないようにすごく考えるところも似ているなって思う。

みな実さん
年齢やキャリアを重ねると、同じ言葉でも強く聞こえたり、上から目線に捉えられがち。でも、恵さんの言葉は、どんなときでも美しくて心地いいんです。それでいて飾ってなくて、説得力がある。恵さんの言葉に触れると、より言葉に対する意識が高まるし、自分の中の角みたいなものが取れていく。幸せで前向きな気持ちになれるから、ちょこちょこ会いにいっちゃう。

恵さん
心が込められた言葉かどうかは読むと感じるもの。そこに自分の目を持ちつつ、読者さん側の視点も持っている。そこが本当にすごくて、“田中みな実”の面白さだなって思ってます。
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イイものを届けるためなら、私たち嫌われてもいいんです