1. 【元宝塚歌劇団・花組トップスター】明日海りおビューティ。その美しさの秘密に迫る!

2020.07.24

【元宝塚歌劇団・花組トップスター】明日海りおビューティ。その美しさの秘密に迫る!

【元宝塚歌劇団・花組トップスター】明日海りおビューティ。その美しさの秘密に迫る!

昨年11月に惜しまれながら、宝塚歌劇団を退団した明日海りおさん。VOCE9月号で、表紙の北川景子さんとの対談でも話題になった彼女をVOCEが独占インタビュー!

昨年11月に惜しまれながら、宝塚歌劇団を退団した明日海りおさん。花組トップスターを5年半という長きにわたって務め上げ、まさに“明日海りお旋風”を巻き起こしてきた方。そんな彼女が新たに“女優”としての道を歩き始めて半年がすぎたタイミングで、『明日海りおの美しさ』をメインに、仕事に対する思いなど、たっぷりとお話を伺いました。

透き通るような美肌と圧倒的な美貌。そんな明日海りおの美しさの秘密は?

明日海りお

ふわりと柔らかな空気を纏いながら、スタジオに入ってきた明日海さん。すっかり“女優さん”というフェミニンな雰囲気を醸し出しながらも、スッと背筋を伸ばした瞬間に見せるキリリとした視線は、男役の印象を残しているようでもある。いずれにしても、見ているこちら側を虜にして、ドキドキさせてしまうパワーは健在。

「まだまだマインドは男役のまま、という気もします(笑)。もちろん抑え込めるものですから出てくるわけではないですが、とっさに“あっ!”というときはありますね。これからしっかり年月をかけて女優になっていく、という感じでしょうか」

VOCE

宝塚歌劇団現役時代から“フェアリー”と呼ばれる、中性的な魅力をたたえていた明日海さんは、その美しさゆえ男役ながらも華麗であり儚げであり耽美であり――と、一瞬にして絡めとられてしまう魔力のようなパワーを持っていた。その美しさのカギはどこに潜んでいるのだろうか。まず目に飛び込んでくるのが、透き通るような彼女の美肌。

「在団中、10代20代のころは結構ほったらかしにしていたんですよ……(苦笑)。肌はわりと強いほうで、舞台化粧のように厚塗りをしても肌が荒れることもなくて。むしろかなりしっかり覆われているせいか、肌調子は公演中のほうが良かったりするんですよ。化粧変えをするような公演でもつるんとしていたり、さほど運動量が多くない公演では化粧変えをしないこともあるのですが、昼公演よりも夜公演のほうが肌にピタッと化粧がなじむんです。だから、長年舞台の方が使っていらっしゃる専用の化粧品たちはやはり高機能だったんだなって思います。ピンスポットが強いので舞台化粧のベースにUVカット効果のある日焼け止めを塗るというスターさんも多かったですが、私は塗ってなかったですね。肌が持つチカラに完全に頼っていた、というところはありました。でもお化粧をしたまま寝ちゃうとかは絶対にしなかったですけど」

美容に対しては30歳を過ぎてから開眼。撮影前は代謝を上げることで美肌に。

明日海りお

「美容に気を使うようになったのは、トップになってからです。寝る時間がそんなになかったので、せめてお手入れはきちんとしようかなって……。でも、いま振り返るとそこまで行き届いていなかったかも(笑)。でも運動量がすごかったので、代謝はかなり良かったと思います。公演中はお水を大量に飲んで、しっかり汗をかくので公演前に受けた取材よりも、公演後に受けた取材のときの写真のほうが肌がキリッとしているんです。そのときの後遺症というか(笑)、写真を撮る前は代謝を上げるほうがいいというのが染みついているので、今でも撮影前はひと汗かきたい気分になります

退団後も身体を動かすことはもちろん継続中。

明日海りお

「自粛が始まる前まではジムに行ったり、いろんなレッスンを受けたり。あとはひたすら歩いていました。せっかくレッスンスタジオに行くなら、歩いていこうと。自粛が始まったあとは自宅でピラティスをしつつ、可能な範囲で少し散歩に行き体力が落ちないようにと思っていました。一日頑張って10000歩が目標ですが、歩けない日もあるので平均すると7000~8000歩くらいですね。スマホに万歩計をダウンロードしているんですけど、そのアプリが勝手に表グラフを作ってくれるんです。だから、グラフを下げてはならない!という必死になっちゃって(笑)。毎月更新するように頑張ってますね」

一見、退団前よりも痩せたように見えるが「むしろ、体重は少し増えているんですよ」と明日海さん。

自粛期間中に自炊にハマっちゃいまして……。基本的に食べることが大好きなので、いくらでも食べられちゃうタイプなんです。とにかく野菜をたくさん食べたくて中華や和食、暑くなってきたらそうめんや冷麺、パスタ、おうどん……とたっぷり作っていたら、お……太ったな、と(笑)。5月下旬くらいからは体型を絞り始めました。現役時代は忙しくて自炊はなかなかできなかったのですが、小さい頃は母の手伝いをするのが大好きで、よく一緒に台所に立っていました。出来立てのものが一番美味しいですし、できることなら自分、もしくは誰かが自分のために作ってくれたご飯が食べたいですよね

食べることが大好き。でも食べたら食べた分だけが素直に体型に出てしまうからこそ、“歩くこと”以外のトレーニングにも熱心だ。

「舞台中はどうしてもプレッシャーやストレスを感じることがあります。それで食事量が増えると、それで体型に影響が出ることがストレスになる……。悪循環ですよね。そんな時期もあったので、我慢はせずに食べて、食べた分だけしっかり動く。自宅ではピラティスのほかにはゴムバンドを使った筋トレやストレッチ、お風呂上りにセルフマッサージをしたりとか。バーレッスンくらいなら自宅でもできますから、それもやっています

食材選びを栄養素で考えてしまうなど、セルフケアには徹底したこだわりが。

明日海りお

自粛中にハマった美容法やスキンケア方法について伺ったところ、「私、本当にそういうのに疎いんです……。外側よりも内側に目が向いてしまいがち」と明日海さん。

食事を作るときも素材より“栄養素”で考えるタイプ。肉じゃがを作ってもジャガイモに人参……というよりは、あ、カロチンとカリウムが足りないなって思っちゃうんです。トップでいるときからそうでしたけど、とにかく体調を崩してはいけない、コンディションは常に整えておかないと……と思うと、ちょっとした豆知識が増えていくんですよね。これは同期や先輩方も同じようで、お会いするとすぐに“こういう症状だったらこれイイよ”“いま、これにハマってるの”という情報交換会に。皆さん“自分で何とかする術”を知っているんです。食事、ドリンク、マッサージ方法、例えば腕や脚の痛みもどの筋が硬くなっているから起こるのか、とか……。私だけでなく、諸先輩方皆さんが自分の身体に思いを馳せて、向き合う方法を知っているという感じですね」

さらに「身体のコンディションは心と結びついているから重要なんです」と明日海さんは続けた。

明日海りお

上手に心をコントロールして身体の不調を収めることもあれば、身体の不調が心に響いてしまうことも。身体とも心ともしっかり向き合ってきましたね。女性は7の倍数のときの年齢で体調が変化するといわれていますが、7年どころか1年ごとに変わっている気がしていて。だからこそ、色々試しながら、その変化を楽しみたいなって思うんです。肌にできものができてナーバスになったりとか、キレイじゃないといけないとか、それであまり自分を責めすぎずにいたい。今は化粧品もインナーケアも、本当にいいアイテムがどんどん発売されるので、セルフケアはもちろんしっかり行いつつ、同時に素敵な製品が開発されるのを楽しみに待つ!という手もありかなって(笑)」

そこで、とっておきの元トップスター直伝セルフケアを教えてもらうことに!

「男役はわりと高めのヒールで、立ちっぱなし、踊りっぱなしなので、とにかく足に気を遣います。読者の方はピンヒールを履く機会も多いと思うので、“足の裏”のケアをおすすめします。足の指を縦に横に開いて柔らかくしたり、足首をしっかり回して血流をアップさせたり。“地に足をつける”というのは何事においても大切だと思うので、そこに意識を向けて労わるだけで、かなり変化が出てくると思います。あとは、耳! 気が付かないようで実はすごく凝りやすいパーツなんです。発声練習をするときは必ず耳をほぐしますし、頭皮もしっかり揉む。頭から足まできちんと“巡らせる”とすごくラクになると思います

意外とオタク気質。宝塚に愛の不時着、女子バレーにハマったことも!

明日海りお

セルフケアのテクニックを丁寧に実演しながら教えてくださった明日海さんに、『美容以外にハマっていること』を伺った。

『愛の不時着』にはどっぷりハマりって全編をイッキ見しました! きっと観ている方は多いと思うのですが、主役のヒョンビンの役が少し宝塚っぽい包容力があるんですよね。余計なことは言わない、でも絶対に守ってくれる安心感と、ちょっとキュンとさせちゃうところなんて、宝塚そのものですよね。相手役の女の子もしっかりしているけれどピュアで、いちいち可愛いくて♡ 次は何観ようかなって思案しているところです

自分のことを「オタク気質なんですよ」と笑いながら明日海さんは語る。

一番オタなのはやっぱり“宝塚”。やっぱり永遠に大好きだと思います。私、わりとハマったら深いタイプでして、昔韓流のアイドルにハマったときは、そのアイドルがデビューする前のDVDまで購入したことがあります。あとは女子バレーにハマったこともありますね。私、“人と人との繋がり”みたいなことに弱いらしく(笑)、アイドルも宝塚もひとつの組の中で愛が渦巻いていると思いますし、女子バレーもみんなが役割分担をして絆が強い! 見ていて、熱くなっちゃいます

好きが高じて「会ってみたい!と思う方もたくさんいますね」と続けた。

『愛の不時着』の主演女優のソン・イェジンさんにはいつかお会いしたいと思います。あとはニック・ピテラさん。ディズニー映画やミュージカルが大好きなYouTuberの方なんですが、ひとりで男性パートも女性パートも全部歌っちゃうんです。ディズニー繋がりで言うと、SixTONESのジェシーさんがモノマネされていたドナルドたけしさん!あれはツボに入りました(笑)。私もいつもミッキーやグーフィーのモノマネをやって遊んでいたんですよ。ドナルドもやるんですが、ジェシーさんのパフォーマンスを観たら、すごく面白くてちょっと対抗心が生まれちゃいました(笑)

ニューノーマルの中で、いろんな色に染まる新たな“冒険”を開始!

明日海りお

コロナ禍が続く中、長い長い自粛期間を経てエンターテインメント業界も動き始めている。少しずつ観客を入れながらのステージパフォーマンスを行う劇場が戻ってきたこともあり、舞台で研鑽を積んだ明日海さんが、これから目指すところはどこなのかを、聞いてみた。

「こんな時代なので、求めてくださるならいろんなことにチャレンジしたいというのが本音ですが、やっぱり舞台が大好きなんですよね。でも今は状況的になかなか舞台に立てないことで、すごく身近な存在でいてくださったファンの方々と距離が生まれてしまっているという感じもあって……。改めて舞台に立てることがどんなに貴重なことだったかと、それを実感しているところです。これからもチャンスがあればコンサートでもステージでもいいので、作品に出て役を演じて、というのはやっていきたいと思っています。トップでいるときは自分の中のこだわりをきちんと示すことで組のみんなが迷わずについてきてくれる、という感じがありましたが、女優として歩き始めた今は“私はこうなんです”というのを出し過ぎることなく、いろんな色に染まる“冒険”をやっていくのもいいなって思っています。演じるのが難しい役をやってみたいかなぁ(笑)。難しい役ほどやりがいがあるから」

女優として初めて吹き替えに挑戦したディズニー映画『ムーラン』も、新型コロナウイルスの感染拡大防止のために延期が決まっていたが、ようやく9月4日に日本公開が決定した。

吹き替えはもちろん初めてのお仕事で、最初は本当に苦労しました。ずっと男性の声で長年やっていたので女性の声を出すこと自体が恥ずかしいという戸惑いがあったのですが、収録中は久しぶりに台本を貰ったこと、監督から指示を貰いながら役をつくっていくこと、演じることがとにかく嬉しくて! しかも、拍手もなければライトも当たらないし、観ている人もいないという、今までとはまったく違う状況と表現方法だったのでとにかくすべてが手探りだったんです。でも、自分を男性と偽って戦地へ赴くムーランと、男性の生活から女性に戻ったばかりの自分がリンクすることが多かったのがとても印象的で。ムーランが一生懸命男性を演じているときはむしろ私はラクで安心して声を出せるのに、ムーランが女性に戻っているときは私の方がどぎまぎするという……(笑)。数日間の収録の間にどっぷり自分の状況とも向き合えて、とても濃い時間だったなと思います

「公開時期に現状がどう変化しているかはまだまだ不明ですが」と前置きしながら、明日海さんは最後にこんなメッセージをくれた。

「劇場で観てくださるとしたら、きっと、久しぶりに映画館で観た!という感じになると思うんです。この作品には家族愛や絆、生きていくための自分自身の価値観といったものがとても素敵に描かれていて、懸命に生きるムーランの姿に励まされると思うので、ぜひともそれを感じていただければ。私の吹き替えがそのお手伝いになれば嬉しいですね。ファンの方々もきっとずっと待っていてくださったと思いますが、私自身も今まで毎日“行ってらっしゃい”“お帰りなさい”とお手紙をもらって皆さんに会えていたのに、急に会えなくなくなったのが本当に寂しいと思っていたので、一日も早く劇場でお会いできるのを楽しみにしています!

ムーラン

映画『ムーラン』公式サイト
Disney.jp/Mulan

公開日未定

明日海りお

明日海りお

[プロフィール]
1985年6月26日生まれ、静岡県出身。2003年、宝塚歌劇団に89期生として入団。月組公演『花の宝塚風土記ー春の踊りー/シニョールドン・ファン』で初舞台を踏み、2012年に劇団史上初となる月組準トップスターに就任。2013年の組替えを経て、2014年に花組トップスターに。『エリザベート-愛と死の輪舞-』『ベルサイユのばら-フェルゼンとマリー・アントワネット編』『新源氏物語』『ME AND MY GIRL』『ポーの一族』など、数々の話題作で主演を務める。5年半のトップ在任期間を経て、2019年11月に惜しまれながら退団。2020年、第41回『松尾芸能賞』優秀賞を受賞。退団後はディズニー映画『ムーラン』の主演の吹き替えを務める。9月4日公開予定。

公式サイト:https://www.ken-on.co.jp/asumi/
公式ファンクラブ:https://rio-fc.com/

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9月4日(金)公開

取材・文/前田美保

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