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【漫画】仕事なんてデキないもの勝ち!?自分に自信がなくなった日にこそ読んでほしい『無能の鷹』

公開日:2022.09.17

無能の鷹

仕事でミスしたり、結果を出せず落ち込んだり……。そんなときに読むとエネルギーをもらえるお仕事漫画はたくさんあるもの。どれも主人公がエネルギッシュだったり、困難に負けないキャラだったり。そうして読んでいるうちに「私も頑張ろう!」という気にさせてくれるものです。でも、主人公が無能すぎて自分が凹んでいることがアホらしくなる。そんな荒手のリフレッシュを授けてくれるマンガをご紹介します!

無能の鷹

仕事でミスしたり、結果を出せず落ち込んだり……。そんなときに読むとエネルギーをもらえるお仕事漫画はたくさんあるもの。どれも主人公がエネルギッシュだったり、困難に負けないキャラだったり。そうして読んでいるうちに「私も頑張ろう!」という気にさせてくれるものです。でも、主人公が無能すぎて自分が凹んでいることがアホらしくなる。そんな荒手のリフレッシュを授けてくれるマンガをご紹介します!

『無能の鷹』
著:はんざき朝未

無能の鷹

最強のお仕事ヒーロー(?)・鷹野

物語のスタートは、あるITコンサルタント会社の入社試験会場。圧倒的な“デキる”オーラであっさり内定を勝ち取った鷹野ツメ子と、その鷹野に勇気をもらい何とか合格した鶸田。そして一年半が経ち……、判明したのは実は鷹野はとんでもない見かけ倒しで、超絶無能だったということ!

無能の鷹

鷹野はパソコンがまったくといっていいほど使えず、まともな算数もできなければ「外車」を外出用の車だと思っているほど一般常識もない。しかもデキない自分を情けなく思うでもなく、真顔で「実を言うと私、難しいことを考えると頭が痛くなるんです」と言ってのけ、まわりを絶句させる堂々ぶりなんです。

無能の鷹

そのコミュニケーション能力の高さ(?)に目をつけた同期の鶸田。彼は反対に、能力はあるのに自信がなさげな挙動から、なかなか契約がとれずに悩んでいたのでした。そこで営業の場に鷹野を連れて行くことに。すると、周囲が勝手に鷹野の能力を過大評価し、々といろいろなことが上手くいき始める……。

無能の鷹

些細なことで凹んでいる自分がアホらしくなる

これまで、仕事がデキないキャラクターが主人公となるお仕事漫画はたくさんありました。でも皆、それを補って余りある元気やガッツがあったり、あるいは奇想天外なアイディアで一発逆転したり、何らかの特別な能力を持っていたもの。……が、鷹野は違います。正真正銘の無能!

無能の鷹

「燃費」を「もえひ」と読むし、上司に「なんで電卓で計算を間違えるんだ?」と言われると「さあ、私にもさっぱり。故障でしょうか?」と本気で不思議がる。

無能の鷹

また、「バグって分かる?」と聞かれれば犬のパグかと思い、ちょっと頑張ると熱を出して10分で使いものにならなくなる始末……。ちょっと上司に注意されたり、上手く振る舞えなかったりして凹んでいる自分が、きっとバカバカしくなります!

無能の鷹

鷹野がえぐり出す“誰もが実は自信がない”という真実

しかしこの漫画、鷹野の無能っぷりをただクスリと笑って楽しむものでは決してありません。そこには、とてつもないリアルと皮肉が込められているのです。というのも、鷹野は単に無能なだけなのですが、あまりに堂々と無能なのでまわりは勝手に勘繰って鷹野を恐れ、完敗を認めていくのです。

無能の鷹

たとえば鷹野が会話の内容が理解できないため黙っていると、「能ある人間はやたらペラペラ喋らない」と一目置いたり、場違いな発言も「場を和ますためにわざと言ったんですね」などとポジティブに受け止めたり。鷹野が純粋にビジネス用語の英語が分からず聞き返すと、なぜか鷹野は帰国子女だから和製英語が分からないんだとビビられる始末。

無能の鷹

面白いのは、どれも意外と現実に“あるある”というシーンばかりなのです。それだけに読んでいると、皆、実はハッタリをかましているだけで内心は自信がないのかも、ということが見えてきます。そして、ちょっぴり肩の力が抜けてくる……。といっても、これも私たちが勝手に鷹野の能力を過大評価しているだけかもしれないんですけどね!(笑)

無能の鷹

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取材・文/山本奈緒子

Edited by 金森 紗瑛

公開日:2022.09.17