連載 伊藤千晃のフェムテック通信

【伊藤千晃対談】「理想のライフプランを立てるのと同じ熱量で、自分の健康と向き合って」

公開日:2022.09.23

ダンス&ボーカルグループAAAの元メンバーであり、現在はモデルやソロアーティストとして活躍する伊藤千晃さん。妊娠・出産を経て、自身の体のケアにより興味を持ったという伊藤さんと、”フェムテック”について勉強していく連載企画。クリニックコンサルティングに携わる、株式会社ファムメディコ取締役CVO・佐々木彩華さんを迎えた今回。後編では、女性がキャリアと出産を両立できる社会の実現について考えます。

ダンス&ボーカルグループAAAの元メンバーであり、現在はモデルやソロアーティストとして活躍する伊藤千晃さん。妊娠・出産を経て、自身の体のケアにより興味を持ったという伊藤さんと、”フェムテック”について勉強していく連載企画。クリニックコンサルティングに携わる、株式会社ファムメディコ取締役CVO・佐々木彩華さんを迎えた今回。後編では、女性がキャリアと出産を両立できる社会の実現について考えます。

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通いたくなるクリニックにするための環境作り

──クレアージュ東京 レディースドッククリニックには、何をきっかけに来られる方が多いですか?

佐々木「企業の補助を利用して来られる方が7割、口コミやPRの記事などを見て自己負担で来てくれる方が3割です。年齢層で言うと30代がメインで来てくださっていますが、20歳から健診に来ていただくのが理想。特に子宮頸がんは、20代後半から罹患率が上昇するので、母親の命を奪う”マザーキラー癌”とも言われています。そうした情報をもっと届けていきたいですね。

 病院に対して“行きたくない場所”というイメージを持っている人は多いです。医療と快適さは相反する部分があるため、その両立を実現させるのは開院時のハードルでした。従来の健診施設は、無機質な白い壁でエタノールや医薬品の匂いに緊張を感じるような場所。それを少しでも和らげられるようなクリニックを目指しました」

伊藤「身体と気持ちは繋がっていて、嫌な場所に行くときは体がガチガチに固まってしまうこともあるので、快適な空間づくりは大切だと思います。クレアージュ東京 レディースドッククリニックは“病院”というより“サロン”のようです」

佐々木「実際に来ていただいた方からは、『施設環境も対応も良かった』、『ここだったら通おうと思います』など感動のお声をいただくことが多いです。女性の皆さんがエステに行くのを楽しみにする感覚で、クリニックにも来て欲しいと思っています」

伊藤「話を聞く中で、私もすごく行きたくなりました。日本女性の健康のために、課題に思うことはありますか」

佐々木「女性特有の疾患に対して間違った認識をしている方は多くいて、特に生理に関する知識が少ないのが課題です。例えば『生理痛はみんな我慢するもの、生理痛くらいで病院に行ったら怒られる』と思っている人は多いですが、生理痛が重い人の2人に1人は子宮筋腫や子宮内膜症などの基礎疾患があると言われています。生理痛や経血量、生理周期は体のバロメーター。異常を放置せず、気軽に婦人科へ行くことを意識づけて欲しいです」

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