
寝付きが悪い、眠りが浅い、寝ても疲れが抜けない……こんな現代人が抱える睡眠問題の原因は枕にあり!? 「寝入りや起き抜けに不調を感じるのは“枕不眠”の可能性があります」と“警鐘”を鳴らす“枕外来”ドクターに、正しい枕について教えてもらいました。
目次
教えてくれたのは…
枕外来ドクター
山田朱織先生
院長をつとめる「16号整形外科」に枕外来を設立。医師活動のほか、首を休められる適切な枕を普及させるために設立した「山田朱織枕研究所」の代表もつとめる。多くのメディアにも出演し、枕の重要性を伝えている。
あなたはちゃんと眠れてる?
「現代人の5人に1人は不眠に悩んでいる」というデータも

現代人の5人に1人は、不眠に悩んでいるというデータがあり、当院にも不眠を訴える患者さんがとても多くいらっしゃいます。不眠の自覚がない人においても、寝付きが悪い、夜中に目が覚める、朝起きたときに調子が悪い、寝ている間に枕がどこかにいっている……。こんな状態は、質の良い睡眠を得られていないサインかもしれません。
眠たいのに寝られない。起きると不快感。「不眠」の原因とは?
【不眠の主な原因3つ】
1.ストレス
2.生活習慣
3.体の状態
ストレスフルな生活を送る現代人はメンタルの問題が不眠につながるケースも。カフェインを摂り過ぎる、深酒、携帯を寝る直前まで見ているなど、生活習慣も影響します。寝ているときに体がリラックスできていないという可能性も。思い当たる原因を解決するよう対処しながら、まずは、今すぐに着手できる体の状態の改善から取り組みましょう。
ちゃんと自分に合った枕を選んでいますか? VOCE読者にアンケート!

VOCEのTwitterおよびInstagramのアカウントで、不眠の自覚がある20〜50代の男女50名を対象に「枕」に関するアンケートを1ヵ月間実施したところ、ずっと同じ枕を使っている人が約半数という結果に! 買い替えるほど枕の質を追求していないとも受け取れる。あくまでも枕は寝るときの道具であり、「ありさえすればいい」という感覚が多そうだ。
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不眠の原因になりうる! NG枕とは?