
たかが枕、されど枕。合わない枕を使うことのリスクは実はとても大きいというから気になる! なんでも、睡眠の質を下げ、さらには、さまざまな不調を招く原因にも。“あるある”な枕選びの思い込みについて“枕外来”のドクターにうかがいました。
目次
教えてくれたのは…
枕外来ドクター
山田朱織先生
院長をつとめる「16号整形外科」に枕外来を設立。医師活動のほか、首を休められる適切な枕を普及させるために設立した「山田朱織枕研究所」の代表もつとめる。多くのメディアにも出演し、枕の重要性を伝えている。
あなたの枕、今のままで大丈夫? NG枕チェックリスト
□朝、起きたときに枕がドーナツ型にへこんでいる
□朝、起きたときに枕がずれている
□気づいたら枕から頭が落ちている
□寝ている間、枕の低いところもしくは高いところを求めている
□寝ている間、枕を肩下に引き込んでいる
□寝ている間、枕の下に手を入れている
□敷物を手で押して、寝返りを打っている
NG枕チェックにひとつでも該当するなら要注意。寝心地がよいと感じるものでも時間が経って沈むのはNG。

枕がドーナツ型にへこんでいるなら不自然に反り返る首に大きな負担が! コロコロと体を横向きにできるフラットな形状が理想的です。目を覚ますと枕から頭が落ちているのもダメ。枕が適した高さではなく、不快に感じている証拠です。
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良質な睡眠から遠ざける! 枕の3大思い込み