1. 無性に甘いものが食べたくなるのを防ぐことはできる?【ビューティQ&A】

2016.04.01

無性に甘いものが食べたくなるのを防ぐことはできる?【ビューティQ&A】

金曜日の【ビューティQ&A】は、食!今回は、予防医療チーム「ラブテリ」を主宰し、食に関する調査・研究・啓蒙活動を続けている、予防医療コンサルタントの細川モモさんが回答してくれました♪

無性に甘いものが食べたくなるのを防ぐことはできる?【ビューティQ&A】

Q:無性に甘いものが食べたくなるのを防ぐことはできる?

A:イライラする時や気分が沈みがちな時、ストレスを感じた時など、無性に甘いものが食べたくなる経験がある人は少なくないでしょう。気分に任せて頻繁に食べてしまうと肌が荒れたり体脂肪増加が気になりますよね。止められない食欲は何が原因で起こるのでしょう? キーワードは“セロトニン”と“睡眠不足”です。

朝日を浴びて食欲をコントロール!?

細川モモ、ダイエット

冬になると多くの人が日照時間の短さから気持ちがうつうつとする日が増え、中には“冬季うつ”という季節性のうつに悩まされることもあります。一般的にうつは食欲不振に陥りがちですが、冬季うつは過食になる傾向にあり、“ハッピーホルモン”と呼ばれるセロトニン不足による影響と考えられています。セロトニンは日照時間(主に朝日)と比例するため、晴れが少ない地域や南国でも天候不順が多い地域に住んでいる人は不足しがちです。

過食気味なときや気分が落ち込んでいるとき、最近朝日を浴びているかを振り返ってみてください。浴びている人はたんぱく質が足りてるかを同じく振り返りましょう。なぜなら、セロトニンの材料は肉・魚・大豆・卵といったたんぱく質であり、たんぱく質が不足している人は光を浴びても改善しにくいことがわかっています。麺類やパンばかりではホルモンが十分に作られません。

睡眠不足で食欲が変化!

無性に甘いものが食べたくなるとき、振り返ってみると睡眠不足になっていませんか? 人は睡眠不足が続くと脳が変化し、食欲増進ホルモン(グレリン)が増え、食欲抑制ホルモン(レプチン)が減ってしまいます。

細川モモ,ラブデリ

それだけでなく、食欲の中身も変化をし、無性に甘いものや脂っこいもの、しょっぱいものが食べたくなることが確認されています。スイーツビュッフェに行きたくなったり、ジャンクフードやポテトチップスが食べたくなったり… アメリカで行われた研究では、多い人で1日1,000kcalも余分なカロリーを摂取していたのだそうです。食欲増進ホルモンの分泌量が少ないのは7時間睡眠。“甘いものが無性に食べたくなる”背景には睡眠不足が潜んでいる可能性があります。

貧血女子は甘いものが好き?

細川モモ、ダイエット

働く女性1,000名の実態を調査した「働き女子1,000名白書」では、疲れている人と冷え性の人は甘いものを明らかに多く摂取していました。疲労と冷え性の共通点は、鉄分不足です。「私は健康診断で一度も引っかかったことがないから大丈夫」という人も“隠れ貧血”を疑いましょう。体内の鉄は70〜80%がヘモグロビンに存在していますが、のこり20〜30%は貯蔵鉄(フェリチン)という形で肝臓や脾臓に貯蔵されています。月経や怪我で出血をしてもヘモグロビンが薄まらないよう、貯蔵鉄(フェリチン)から補われる仕組みになっています。ただし、健康診断の検査項目には含まれていません。

男性の平均値は139.6ng/mLと高いのに対し、20〜40代の女性の平均値は22.5〜25.7ng/mLとかなりの差があります。これだけでも私たち女性は毎月の月経でいかに多くの栄養素を失っているかがお分かり頂けると思います。ただ、もっと深刻なのは、日本女性において割合がもっとも高いのは鉄欠乏性貧血に該当する10ng/mL未満なのです。甘いものを無性に欲する背景に貧血がないか、めまいや立ちくらみだけでなく、顔色や顔のクスミ、目の下のクマ、疲れやすさ、爪の脆さ、PMS(月経前症候群)からも疑ってみましょう。

出典・「Will Conscious Marunouchi「まるのうち保健室」調査」Copyright© 2015 三菱地所株式会社・一般社団法人ラブテリ
・平成21年国民健康・栄養調査

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