1. テレビに拘束されるのはイヤ?齋藤薫さんがひもとく!イマドキテレビ考

2016.04.05

テレビに拘束されるのはイヤ?齋藤薫さんがひもとく!イマドキテレビ考

24時間視聴可能、多チャンネルな昨今のテレビ環境。見る、見ないは自由だけど、 テレビ離れしちゃうのは現代人としてもったいない? あらためてテレビのある暮らしを考察。あらためてテレビのある暮らしを、齋藤薫さんが、アンケート結果にもとづき考察!

テレビに拘束されるのはイヤ?齋藤薫さんがひもとく!イマドキテレビ考

まさしく、事実は小説より奇なりの時代!テレビの見方が決定的に変わる

20代はもうあまりテレビを見ないと言われる。本当だろうか?と思ってアンケートしてみたら、全体として9割近くは一応「見る」という答え。けれど、1日に見る時間は随分短くなって、平日は平均1、2時間以内の人が圧倒的に多く、ほとんど見ない人も2割近くいる。テレビに依存する時間がどんどん減っていく傾向にあるのは確かなのだ。でも逆に、一人暮らしの女性が増えている分だけ、あんまり見ちゃいないけれど、音がないと寒々しいから、なんとなくテレビをつけておく……という人の割合は増えているのかもしれない。

一方で、ニュースさえ録画した上で早送りで見る、みたいに、なるべくテレビに時間を割かない“テレビと一緒に生きない生活”が新しいこだわりになっているのは確か。注目すべきは、“よく見る番組”の1位に肉薄する2位が、ニュース番組だったこと。そして、今ひとつのトレンドである、軽ーい教養番組、それこそ林センセーや池上彰がいろんなことを教える番組、マツコがいろんなことを教わる番組が、じわじわと新しいテレビの定番になってきているのだ。 

昔から「テレビのない家が芸術家を育てる」という説があって、なるほどと思う。テレビを消すと、その分だけそっくり別のものが見えてくるのは、本当なのだと思う。でも、今、軽い教養番組が増えたのも、「テレビを見るとバカになる」という説を覆すための策なのかもしれないし、テレビを消して一日中ゲームをやっているより、いわゆるニュースワイドが、ゲス不倫議員の“どうしたこうした”や、狩野英孝の濃ゆい元彼女の“濃ゆーい言動”を劇場的に眺めているほうがはるかに有益、立派な社会勉強になるってこと?事実は小説より奇なりの時代、テレビの見方が変わる!

アンケート結果詳細はコチラ!→http://i-voce.jp/feed/2625/

文:齋藤薫
構成:Nana Araki