1. なぜ今榎本加奈子な女の時代?~コミック的"バカ女"が受ける、本当の理由~

斎藤薫の美容自身2

2015.04.23

なぜ今榎本加奈子な女の時代?~コミック的"バカ女"が受ける、本当の理由~

人気連載「斎藤薫の美容自身 STAGE2」。 毎月第2水曜日更新。

なぜ今榎本加奈子な女の時代?~コミック的

この人のファンにだけはなるまいと思いながらも、どうしても気になってしまう存在って、あるものだ。少し前なら華原朋美で、今ならば榎本加奈子。

女が女に心惹かれる時、その形は2タイプあって、ひとつは“あんなふうになりたい”。もうひとつは“引っくり返ってもああはなれない。なっちゃいけない”。学校一のワルに憧れたり、意地悪な女王様を崇拝したりする、あれである。否定材料はいくらでもあるが、その程度じゃ戦えない“コワいものなしの反体制的強さ”には、もうひれ伏す以外ないのである。『いけいけ! バカオンナ』というタイトルのコミックが存在すること自体に、私はまずひれ伏したし、その内容は“女がキレイになるためのハウツー”など吹き飛んでしまう、“開き直り的美容法”がいっぱいつまっていて恐れ入った。そして、テレビ化された“バカ女”を演じる榎本加奈子には、まさしくその“不道徳な憧れ”みたいなものを感じてしまったのである。