グロリアス星子のタロットカード占い説話

【第10回】THE HERMIT(隠者)自分の内面を見つめる 「孤独」の時間が必要なとき

更新日:2021.01.18

VOCEの新占いサイト「グロリアス星子のラッキータロット占い」ほか、女性誌で大人気の占い師・グロリアス星子さんのタロット講座連載がはじまりました。隔週金曜日、22枚のタロットカードが示す意味を解説してもらいます。第10回は「THE HERMIT」(隠者)のカードです。

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No.9 THE HERMIT(隠者)のカード
ひとりで自分の心の内を見つめる、「孤独」の時間が内面を豊かにする

「隠者」というタイトルがつけられたタロットの9番目のカード。その絵柄には、手にランプをもち、黒いマントに身を包んでたたずむ人の姿が描かれています。「隠者」というのは、俗世との関わりを絶ち、人里離れた場所でひっそりと暮らす人のこと。原題の「Hermit」は、他に「仙人」「世捨て人」と訳されることもあります。このカードにはいくつかの重要な意味があるのですが、基本的な解釈として最も大切なのは、「孤独」です

人は他者を求める生き物です。けれど同時に孤独の時間も必要とします。他者と関わると少なからずストレスが生じますよね。それをいやすためにも、孤独な時間をもちたいというのは、人間の本能として誰もがもっていることでしょう。

隠者が手に持つランプは、自らの内面を照らす光でもあります。「ひとりになって自分の心の内を探ってみなさい」と、そう隠者は伝えています。このカードが出たときには、そうした「孤独」の時間が今のあなたに必要だということ。

ひとりになって静かに考えることで、自分の本当の気持ちに気づいたり、物事の問題点が浮き彫りになったり、進む方向が見えてきたりすることを、このカードは教えているのです。

たとえば、恋愛について占っているときにこのカードが出たら、「今は恋愛よりひとりで勉強したり自分のやりたいことに集中したりするほうがいい」というサインかもしれません。あるいは、「恋人とは少し距離をとってひとりになって考えなさい」と解釈することもできます。人間関係の悩みを占っているなら、「人の意見に左右されないように」「世間体を気にしないこと」「その人から離れなさい」といったメッセージが読み取れるでしょう。

一方、このカードが示すマイナスの解釈は「逃避」です。世捨て人である隠者は、見方を変えれば現実から逃避しているとも取れます。仕事や実際の生活について占ったときにこのカードが出たら、「現実から目をそむけてはいないか」「言い訳ばかりしていないか」といった解釈も考えられます。いずれにしてもこのカードが出たら、動いていくときではなく、ひとり立ち止まって自分の内面としっかりと向き合って考えるときなのです。

そうした「孤独」の時間が内面を豊かにし、次へのアクションの充電期間にもなると、隠者は教えてくれています。

グロリアス星子

文/グロリアス星子 イラスト/サクマラン

Edited by VOCE編集部

公開日:2020.12.11

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