
今っぽさが加わった“和”の雰囲気なら、部屋にも、ライフスタイルにもスッと溶け込む。美のプロが厳選する“和コスメ”をご紹介。
すっかり洋のテイストに慣れ親しんだ私たちの生活だけれど、ルーツはやはりお箸の国の人だもの! “和”なコスメに触れれば血が騒ぎ、肌も気持ちも上がるのは当然。
もちろん、見た目にも質にもこだわって選びたい。そんな気持ちをくんでくれる素敵な特集が組まれているのが、ビューティ誌『VOCE』7月号。
センスの良さが美容業界イチといわれるビューティエディター入江信子さんが、今の暮らしにフィットする最高の“和コスメ”をセレクトしている。
伝統美容法で小町な気分
日本人ゴコロをくすぐる和紙に包まれたスポンジ。原料はこんにゃくで、ぬるま湯で湿らせ、肌を磨くと、角質や産毛がとれてすべやかに。
まかないこすめ 凍りこんにゃくスポンジ(洗顔用) ¥700/ディーフィット
卵? 大福? いえいえ、石鹸です!
愛らしいまんまる型のソープを転がすたびにふわりとした泡が。昔ながらの製造技術と“今”が出会ったソープは、顔にも体にも。ラベンダー、オレンジ、ムスクの香り。
タマノハダソープギフト アソート vol.1 125×3 ¥2400/玉の肌石鹸
旅のおともに、小さな石鹸を
ポンッとカバンに入れて旅の空へ。2~3回で使い切れるよう考えられた石鹸は、キャラメルを連想させる可愛さ。保湿成分には、はちみつが使われ、ほのかに甘い香りがする。
旅する石鹸 はちみつ 3g×16粒 ¥1000/丸菱石鹸
(右)愛らしき渦巻きの香
鮮やかな色が麗しい香は、柔らかなラベンダーや桜の香り。古き良き和をモダンに昇華したお香は、美しいときを過ごす名脇役に。
薄紫香 スパイラル、 桜華香 スパイラル 各 5枚 ¥1500/J-PERIOD
(中)京とフランスのコラボ。緑茶で白魚の手に
シンプルなシルバーのパッケージに込められたのは、宇治のオーガニック緑茶を使ったハンドケア。フランスの会社と組み、日本の良さを世界に発信する京都人の心意気に触れられるコスメ。
KOTOSHINA ハンドクリーム ¥2800/バル
(左)麻の実でうるおす、温故知新シャンプー
麻の実の油を含むシャンプーは、江戸時代から麻の繊維を扱ってきた店の作。しっとり潤う黒髪に。
中川政七商店 麻之実油のシャンプー 250ml ¥2300
おもわず見せ置きしたくなるようなおしゃれさがにくい“和コスメ”。贈り物にも重宝するからおぼえておきたい。
Photographs:Kazuhiro Shiraishi、Yasuhiro Ito、styling:Motoho Joh、text:Nobuko Irie、compilation:Ayako Serikawa、Web writing:Yuko Kaneko
Edited by 金子 優子
公開日:2015.05.30