1. "強い女"は本当に強いのか?

斎藤薫の美容自身2

2015.04.23

"強い女"は本当に強いのか?

人気連載「斎藤薫の美容自身 STAGE2」。 毎月第2水曜日更新。

強さは不器用さ。だから強い女ほど傷つく。"くたくたの女"もじつはインナーデリケート?

まわりが“強い女”ばかりで、もうくたくた・・・・・・仕事場でも、ママ同士のおつき合いでも、またもっと単純な友人同士の集まりでさえ、日頃そう感じている人は、きっと少なくないはずだ。もちろん“強さ”にもいろいろある。人を攻撃する強さもあれば、人をぐいぐい引っぱる強さもある。そして「ワタシが」「ワタシが」と自己主張の激しいタイプもいれば、虎視眈々と成功を狙うタイプもいる。それはもういろいろだが、“強い女”に共通するのは、向上心。とにもかくにも、前に行く、上にあがる、そういうエネルギーがさまざまな形の強さになってくる。

そういう意味でも、バブルの時代に大人になった今の30代は、日本の女の中でいちばん強い。良い意味でも悪い意味でも向上心が強すぎるからだ。今の20代が30代に比べると、おとなしく従順なタイプが多いというのも、バブルがパチンと弾けたあとに大人になって、多くを望むこともなく、また自分を過大評価することもない世代だから。

だからそういう“強い女”が複数いれば、形ある軋轢なんかなくても、向上心がぶつかり合うだけで、人はくたくたになる。自分を磨きたい、自分を高めたい気持ちがせり合うだけで人はくたくたになる。そういう環境で、自分をどう支えていったらいいかわからなくなっている人はきっと多いはず。