1. 泣きたくなる旅の日は、世界が美しい

2016.04.29

泣きたくなる旅の日は、世界が美しい

仕事を辞めて日本を飛び出し5年、世界50か国を旅し、数々の人間ドラマを目のあたりにしてきた旅作家の小林希さん。その中から、ささやかだけど少し切なく、心に沁みるお話を集めたのが、この『泣きたくなる旅の日は、世界が美しい』(¥1200/幻冬舎)。小林さんと一緒に笑ったり泣いたりしながら、世界に想いを馳せて各国の街や人々の気持ちに浸れる優しく切ない旅エッセイをご紹介。

泣きたくなる旅の日は、世界が美しい

「この世界もなかなか捨てたもんじゃない」

女性一人でキューバやメキシコ、ボスニア・ヘルツェゴビナに南インドなど、決して安全とは言えない場所へも自由に旅する小林さん。彼女が出会った人々の思いがけない優しさや温かさ、そして、思わぬ人と町と国や歴史のドラマにハッとするエピソードが、印象的な写真とともに語られる。

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「ふとした瞬間に遭遇する一場面が無性に心に残る」

旅はまっさらなスケッチブックを抱え、様々な色彩の絵の具を旅の途中で拾い集め、美しい絵を描いていく作業に似ている、と小林さんは語る。その言葉のとおり、汚い色もキレいな色も混じった旅先の取るに足らないような、だけど何か心に引っ掛かる小さなストーリーが積み重なっていく――。

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「旅は人生そのものだと思うから」

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不運なことに見舞われても、孤独を心底感じても、だれかに何かに励まされ、気付かされ、そして考えさせられる。それは、次の旅へのまた新たな一歩となり、終わりない幸福な時間で、そして日常なのだと、小林さんはいう――。

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『泣きたくなる旅の日は、世界が美しい』(¥1200/幻冬舎)

著者:小林希

1982年生まれ。『恋する旅女、世界をゆく――29歳、会社を辞めて旅に出た』でデビュー。現在も世界50か国を旅しながら執筆活動をする。

今作品は旅先の風景や街や人々の写真でつづられるが、著者の小林さんの美貌にも要注目です。

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