1. 夫の権力は、女をキレイにするのか? ファーストレディに学ぶ"許される女"の条件

斎藤薫の美容自身2

2015.04.23

夫の権力は、女をキレイにするのか? ファーストレディに学ぶ"許される女"の条件

人気連載「斎藤薫の美容自身 STAGE2」。 毎月第2水曜日更新。

夫の権力は、女をキレイにするのか? ファーストレディに学ぶ

“傾国の美女”という言葉がある。これは、王様が惑わされて、国を滅ぼしてしまうほどの美女という意味。楊貴妃などはその典型、別の意味で、フランス革命を引き起こしたマリー・アントワネットやマルコス政権を潰したイメルダも傾国美女のひとりに数えられるのだろう。そういう教訓があるからか、現代における権力者の妻は、とても慎重になっている。女に反発をくらったら終わり、と。だから“傾国”の資格充分のカーラ・ブルーニさえ、日に日に着る服が大人しくなる。

じゃあ日本の権力者妻たちはどうかと言えば、小泉さんは“妻”をもたなかったし、安倍さん以降はあまりに短くて批判している時間もなく、大変にカゲが薄い。もちろん男の権力が昔のように絶対のものじゃなくなり、とても中途半端だからこそ、権力妻もカリスマになれないし、うかうか目立つこともできない時代になったのだ。

そんな中で、久しぶりに絶大な注目を浴びているのが、ミシェル・オバマ。もちろんこの先評価がどう変わるかわからないが、“奇跡的”な黒人大統領の誕生も、この人が“権力者妻”の正解を見事に体現したことが案外大きかったとされる。権力者の妻の条件……それは、その権力者よりも、さらに賢くなければいけないということ。それでこそ、権力者の権力はとりあえず揺るぎないものになるのだと、この人を見て思った。また、基本的に美しくなくてはいけないが、度を越して美しすぎてはいけない。何というか、自分ばっかりキレイを追求しているタイプのキレイはダメで、周囲を心地よく幸せにするためにこそキレイになっているような印象を与えるキレイじゃないと。

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