連載 齋藤薫の美容自身stage2

“婚活時代”のキレイの用途 そういう場面ほど男は遺伝子に従う?

更新日:2020.12.09

人気連載「斎藤薫の美容自身 STAGE2」。 毎月第2水曜日更新。

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その昔、“お見合い”なのに相手の姿を見られず、顔も知らない男と結婚を決めた時代があったなど、もうどうしたって信じがたいが、それも男が女を選び“めとる”という関係式があったから。そして今、男と女の力関係は一見逆転したかにも見えるが、長年の慣習がつくったDNAは、今も何となく残っていて、男はやっぱり選ぶ性。女はやっぱり選ばれる性という大昔のスタンスをどっかで引っ張っている。

ひとつの名残は、連日ビーチバレーの勝敗がニュースになること。失礼ながら、メジャーではないスポーツにこれだけスポットが当たるのは、言うまでもなく“浅尾美和”見たさ。男はあの“健康美”を見るとホッと安心できるのだ。それはひとえに子孫繁栄を考える遺伝子のなせる業らしい。そういう意味での引力は、何も水着を着てバレーをしていなくても、生命感をキラめかせばそれでOK。女のメイクで男がいちばん好きなのが“グロスのツヤ”なのも、”濡れた唇”の性的魅力のみならず、キラキラした唇はそのまま生命力の輝きだから。疲れてない女の目印みたいなものだから。男が女に求めているものは、つまりとても単純 。女が男に求めるものよりも、はるかに……。未だ“若さ”にこだわる男は、そういう遺伝子を色濃く残していると言っていいのである。で、今の“婚活”では、そういう古いDNAをモロに出してくる男がむしろ増えているのだ。

今どきの婚活事情は、経済力もあるアッパーな女たちが“高い望み”を掲げている一方、その高さに見合う男が極端に少ないという構造的な問題を孕んでいる。ただ婚活は、恋愛をとばして結婚相手を求めるという、ある種古典的な手法だからこそ、宿命として古典的な選択基準が再び力をもってくる。だからともかくここは健康的な生命力をキラキラさせる、これが何より重要だってあらためて思い知りたい。

そういう意味で深く納得がいったのは、“お天気キャスター”人気。結婚しない大物のひとり、松本人志があっけなく結婚を決めた相手は、26歳の元お天気お姉さん。そんなわかりやすい選択を……と何か拍子抜けした人もいたはずだが、紆余曲折を経て、めぐりめぐって男の本能にもっとも忠実な選択をしたことになる。生気が感じられない暗い女は、どうひっくり返ってもお天気お姉さんにはなれないわけで、そもそもなぜお天気お姉さんに男が一目置くか、わかったはずである。

男が好みの女性を聞かれた時、「明るい女性」と思わず答えてしまう理由も同じ。女はどんなうっかりでも「明るい男性が好み」とは言わないが、男は心底明るい女性が大好き。でもあんまり単純だから、ふだんは隠してるだけ。そこは、自分の未来にどっぷり関わってくるから、もうカッコつけてはいられない。男は最後に“明るさ”と”健康”というとても単純な要素を取るのである。

「男は何だかんだ言っても、最後は遺伝的に”お天気お姉さん”を選ぶのだ」

Edited by 齋藤 薫

公開日:2015.04.23

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